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生地蘇生

loopが動き始めると生地探しにも熱が入り繊維問屋街にも通います。

行くと必ず子どもたちの通学バック用の紺色のスーツ地を物色します。
今どき紺のスーツ地ばかりを買って
妙な紺オンナと思われているんだろうよ。

そのうち私が店頭に現れると、そのまま倉庫へ行ってくださいなとなり広い倉庫で埋没している紺のスーツ地を発掘します。

その間お店の方はさすが繊維関係者
紺のシェイドや織の違いを指摘してくれながら飽きずに捜索に手を貸してくださいます。

捜索していると下の方から残念に化石化している生地が目に付くことがあります。手触りとか色とか空気感とかすごく良いのに大方が日焼けして色が飛んで売り物にならない反物です。

一度どーーしても気になる生地があって
本当にこれを買うのと心配されながらカーキのwoolを買いました。 派手に"焼け“が入っていて反物としての今世は絶望的でした

刺繍を入れてみたら
どうにもこうにも愛さずにはいられない雰囲気が漂って
現在
第二の人生を送っています。

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