「蓄電池のサカイ」宅を突撃、太陽光&蓄電池の魅力を聞いてみた(後編)
こんにちは、Looop(るーぷ)です。
蓄電池について取り上げる企画の第3弾。今回は、前回に引き続き、蓄電池開発担当社員・坂井の自宅で蓄電池開発の裏側に迫りたいと思います。
Looopは、「Looopでんち」をはじめ住宅用蓄電池の開発に取り組んできましたが、この度新型蓄電池の開発にも取り組んでいます。
蓄電池ってそもそも何?をイチから解説した第1弾はこちらから!
開発担当社員に聞く、蓄電池導入の実際に迫る第2弾はこちらから!
坂井亮平プロフィール
大学院卒業後、電池メーカーで太陽電池の開発に従事。太陽光の次に来るのは絶対蓄電池!の信念のもと、住宅向け再エネサービス開発にも取り組んでいたLooopに2015年入社。蓄電池開発や初期費用0円で導入できる住宅向け太陽光のリースサービスの開発に取り組む。スマートシティ向けエネルギーマネジメントシステム「エネプラザ」の開発や、Looopでんきの新プラン「スマートタイムONE」の拡販プロジェクトにも参画するなど、電池に対する知識を武器に多方面で活躍している。
開発中の蓄電池のデザイン画を見せてくれる坂井・・・
坂井:ロゴを真ん中に置くだけで、視覚効果でキュッとコンパクトに見えるんです。製品の一部の色を濃くするとコンパクトに見えるっていうのも、一緒に考えてくれているデザイナーさんが提案してくれました。
蓄電池は住宅向け設備なので機器のビジュアルは大きなポイントです。私も新しい機器を自宅に導入する際は家族とかなり協議を重ねます。それから、子どもがむやみに触ったりしないようになど、安全面も気を遣います。
屋内設置の蓄電池を開発、しかし…
坂井:屋内に設置できる小型の蓄電池「エネブロック」も、この家でいろいろと検証して2020年の夏に世の中に送り出しました。
屋内に置くことができれば海沿いなど塩害のおそれのあるエリアや、豪雪地帯で想定どおりに電池が作動しないエリアなどでも設置ができます。充電効率から考えても蓄電池は屋内に置くのがベストだと考えました。
また置き場所を選ばないコンパクトさ(ビデオデッキ大)もポイントで、うちの家にはエネブロックが8台もあるんですよ。(!)
坂井:お風呂上には必ず換気扇のためのスペースがあるというのを施工業者さんから耳にして、そこにも蓄電池を置きたい!とひらめきました。
しかし、現状の補助金の制度では屋内の色々な場所に分散して蓄電池を設置するシステムが想定されておらず、屋内設置のエネブロックの良さが十分に発揮できない場面もあります。屋内設置ができれば技術的にはそれがいいんですけど、諸々考えて現在は屋外設置用の新型蓄電池に最新機能を詰め込む開発に取り組んでいます。
部屋中が大量の段ボールで埋まる。「でも、捨てないで!」
坂井:蓄電池の大きさを実際に家屋の中で実感するため、実物大のモック(模型)を段ボールで作っています。どの大きさ、容量なら住宅向け製品として使いやすいだろうか、見た目はどうしたらもっとすっきり見えるのかなど、自分で体感するようにしています。
もうこの部屋も段ボールで埋め尽くされているので、いい加減片付けようかとも思うのですけど。
充放電機能の検証は大量のアレで
坂井:太陽光パネルと蓄電池をつないでどのくらい出力するのか、どのくらいの電力消費に耐えられるのかなどもチェックします。
坂井:1個1kWとして計算しやすいんです。
電気代がお悩みの種となっている今、太陽光と蓄電池に注目されている方も多くいらっしゃることと思います。
Looopは太陽光と蓄電池を初期費用0円で導入できるサービス「とくするソーラー 蓄電池付きプラン」をご提供しています。
より皆さまに再エネを身近に感じていただけるようLooopは今後も努力を続けてまいります。