助けを求めること #ポエムで繋ぐバトン
この記事は"#ポエムで繋ぐバトン"という企画に参加する詩です。
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頼ること
それは甘え
助けを求めること
それは自身の弱み
そうして私はそのどちらも選ぶ事なく
たったひとり立ちつくす
ひとりで耐えることの美学
ひとりで生きていくことは強さの証
辛さの海に溺れかけている事に気づかぬまま
水面より上、僅かに残ったのは
何かをつかもうともがき
誰かを探し求める私の右手
大海でその手に気づくものはもういない
すぐそこに船が見えているうちに
せめて声をあげてさえいれば
波の遥か遠くに揺れる太陽
これで終わる、そう思った時
私のつま先に砂が触れた
遠く沖合から目を離し、振り返れば
砂浜はすぐそこに
ひとり遠くへ進んでいたはずの私は
幻影だったのだろうか
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フォローさせていただいている”さち”さんを通して”#ポエムで繋ぐバトン”という企画を知りました
さちさんの詩にある「助けを 求める こと」というフレーズを手掛かりに、柄にもなく私も参加させていただきました。
これは百瀬七海さんという方の企画です。
参加のルールは下記をご覧くださいませ。
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