旅を綴じるように
大学時代の友人達と1年3ヶ月ぶりに集まった。
多分、4年間でいちばん時間や思い出を共有した4人だと思う。
ドライブをしながら当時の懐かしい音楽を口ずさみ、講義のこと、街並み、昔行った旅行先での思い出‥など、貴重で懐かしい思い出を共有して、あれから何年?歳取ったね、なんて言い合って。
みんな社会人になって、日々悩み迷いながら、それでもこうしてまた同じ時間を過ごせることを、嬉しくそして、頼もしく思った。
そうだ、私には貴方達がいたんだった。
それを思い出して、少しだけ強くなった気がした。それを文字にしたら、泣けてきた。
久しぶりの関西弁が愛しいです。
また会いに行くね、そう言って別れたあと、乗り換え駅で。
心地いい夕日と金木犀がうっすらと香る風に吹かれ、アイスコーヒーの最後の一口を、
この幸せな旅をを閉じるように、
思い出を大切に綴じるように、
一気に吸い上げた。
また会う日まで。
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