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チョコバナナを下品に仕上げてしまう才能開花

妹がバレンタイン用に溶かしたチョコが余ってて、それを活用するためにチョコバナナを作ろうと試みたんだけど、だいぶ見てられない見た目になってしまった。

ヴィレッジヴァンガードの隅の方にしかあっちゃダメなやつでしょ。

半分に切ったのが失敗だったな。まるごとバナナだったならまだしも。


千鳥のノブみたいな口調でしゃべる若人(わこうど)、最近見かけなくなったな。代わりに、はじめまして松尾です特有の口調でツッコむ人が台頭してきてる。

台頭してきてるんよ。

共通するのは、口調やトーンが攻撃的じゃなくてトゲがないところ。それでいて勢いがある。すごくいいあんばいだと思う。

すでに「その人の口調」として確立されている節があるので、他の人では真似っ子になってしまう。おもしろの影響を受けた人間がマネしてるな、となってしまってはやはり二番煎じ感があるのは否めない。

たしかに、ふなっしーやさかなクンなどのキャラ付けがなされた口調なら他の人が使えばモノマネになるわけだが。こういった普通に使えちゃう話し方や口ぶりに「元ネタ」といった感覚や「誰かのもの」といった認識が私の中にあるのは不思議なことだ。

ちなみに誰が使ってもトゲがなくておもしろいのは渡部陽一の口調。「ゆっくり話す」という点をテキストでどう再現するか、日夜研究が進められている。


インターネットで怒っている人、先月より減ってきた気がする。政治・社会・芸能のニュースをSNSやニュースサイトで頻繁に見るようになって怒れる人間の多さにちょっと引いた。

どこにでも常に何かに怒ったりイライラしている人がいる……のはわかる。わかるが、それを外に向けて発信する人があまりにも多いことを知った。


人の見た夢の話が一番つまらない、と私は底意地が悪いので思ってしまうのだけど、要は伝え方次第なんだと考えをあらためた。つまるもつまらないも伝える表現次第。反省してます。

夢の話も怒った話もおもしろい人はたしかに周りにいる。そういう人は表現の調子に鋭さや勢いといったキレがあって、ちゃんと一歩引いた視点を携帯している。

話の内容は素材で、素材本来の味で楽しませられるぐらい上等な素材(エピソード)を見つけるプロもいるが、そんな人は非常に稀で、おもしろい話をする人の大半は素材を料理する技術が長けている。

人の見た夢の話がつまらない、と思ってしまうのは「夢の内容はマジでなんでもありだからそもそも料理のしようがない」ので、ほとんど素材勝負になってしまい、結果つまらないといった惨状を招きがちなのだ。

「だから何?」と言われるようなことを気軽に自由にひと目にさらせるのがインターネットであり、SNSでありツイッターなのだから、こういう持論を展開している時点でおこがましい厄介者じゃん。

だけど今回はさらに厄介に厄介の上塗りをするとする。


家の玄関に貼り出しても問題ないツイートを心がけよう、みたいな訓話があるけど、それは想像力の足りない人向けの教え。

「毎日本当にイライラしてる」

みたいなことをコミュニティにそのまま流して、それを見た人と翌日に顔を合わせるとしたら、見た側の内心を想像することは磐田市ホームページのおまけクイズより簡単なことだ。

だから、今自分が「頑張るためのモチベーションが一旦尽き果ててしまった」とか「左脇腹お腹寄りの、肋骨の裏側あたりが3日前くらいからずーっと痛む。重大な病気だったらどうしよう」とか悩んでても、そんなこと流しても仕方ないよな……となってしまう。

私だって人の子なので心配されて人の温かみを感じたいが、愚痴っぽくこぼした言葉で厚かましく同情を寄せてもらおうとするのはたどるルートとして間違っている気がする。

なんなら心配してもらい待ちの人間は人間界で一番しょうもない。


自分の感情ばかりに関心があって、意味不明な繊細さを醸し出しては取るに足らない心の揺れ動きを隕石衝突前のような危機感で対処する過敏さ。

人は誰しもそういう面を持ってる。

優しさを感じたいがため、心配してくれる存在を確認するため、接するきっかけを得るため、意識を自分に向けてもらうため、周囲の人間から寄せられる温度を感じるために弱る。弱りをあえて披露する。

そうして自分から放出されるマイナス性に鈍くなっていき、周りの善良な人の温かみをむさぼり食い、妖怪こじらせ恩知らずへと変貌するのだ。

かまってほしい気持ちが見え透いた"弱りの露出"を目にするのは、2ちゃんねるで拾ってきたおもしろエピソードを自身の体験談として相手が話してることに気づいてしまった時と同じような気分だ。

自分の中だけで完結しているマイナスな感情は苦い薬だけど、自分以外の人間から受信してしまったマイナス感情は毒でしかない。相手との関係が深まるほど害毒。負の感情を目のつくところでいいだけ撒き散らされるのは迷惑だ、と言ってやれないなら無条件で親切にするのはどっちにとっても良くない。

……と、妖怪こじらせ恩知らずに憑かれた経験者はそう語った。


そういうことなので今考えて発信すべきは、

「ルマンド、ホワイトロリータ、チョコリエール、ルーベラ、バームロールの中で付き合いたいのはチョコリエールかもしれない。今は全然だけど今後好きになっていくためのポテンシャルが高い」

「少し高飛車でツンデレキャラっぽい。知り合って間もないうちはガードが堅そう」

「風邪引き回では、学校に来てないことを誰よりも心配して、何も言わずに家までお見舞いにきて、渡すプリントがあったから…などと言い訳しながら、勝手におかゆ作って看病してくれそう」

などといった本当にどうでもいいことなのである。







大きなピザを食べました。

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