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アゲゲの磯辺アゲ!!!サクッ!!!!!アツゥ!!!!!!!!

 ふざけたタイトルだ。いや、でも不用意に口に入れると火傷するという磯辺アゲの危険性を表現するにはこうする他なかったのだ(なかったのか?)
 磯辺アゲの(動画時)テンションになって記事を書いている。でもやっぱり本家本元を味わって口の皮をズタボロに火傷して、一週間ぐらい磯辺アゲの事しか考えられなくなってしまえ!!!!!!!!!!!!!

 そういうことでアゲ磯辺のチャンネルに投稿されているナンバリング動画について言及しながら磯辺アゲワールドを言語化していきたい。

【01自己紹介】Vtuber磯辺アゲ、誕生。

 磯辺アゲの誕生経緯。この動画だけみたら最後にちくわさんが述べられているような『あたまおかしい』に着地しそうだ。しかし、得てしてVというものは頭がおかしい。というか、血迷わなければ己が健康であると思えない状況であったというのは動画で本人が述べているとおりだ。しかし、同時に動画の中で自分に対して冷静につっこんでいる。ここが一見して統一性のない磯辺アゲの共通項であると思う。ここでの自己紹介での発言は後の動画で回収される。
 個人的にフォントのチョイスがスバラ。   ISOBE AGE

【02】おつとめ品!超お得!磯辺アゲ詰め合わせ

 かの有名なねこカリカリの歌を収録した回である。その他、カートゥーン磯辺、ゴールデンオイナリ、とかく『磯辺アゲというのはこういうものだ』というものが分からないように、視聴者にピントを合わせることをさせない動画群。生っぽい話題からトリップしたような現実感の希薄なムービーの組み合わせにより02にして『磯辺アゲ……一体何者なのだ……』という気持ちでいっぱいになる。

【03】磯辺アゲ、3D肉体を作る

 もはや磯辺アゲが何者なのか分からないというより、磯辺アゲが何をしたいのかわからなくなる3本目。声のピッチいじってる意図とか適当にみえてフォントのチョイスは相変わらず凝ってるところとか、ねこかりかり踊ってみたとか分からん……磯辺アゲ分からん……となって視聴者はもれなく高熱を出す。初の一つの題材で動画が終わるのだが、ここでみられる一人芝居のシーンに磯辺アゲ動画のテンションの由来が見られる。「これでいいのか」という自己問答が如実に作品に現れるのだ。このポイントは後の動画でも散見される。覚えておこう。

【04】磯辺の楽しいクソコラ日和

 正直、すこ山すこちゃんファミリーのクセが強くて開幕から持っていかれているため、磯辺アゲの味は薄いのかな? 磯辺アゲでもコラボでは薄まっちまうのかな? なんて思いましたね。まぁとんでもない勘違いなんですけど。火だるまにして、まだ足りないってなんだ?????と思ってたらここまでの動画で一番の狂気を孕んでいました。私の知ってるクソコラとは隔絶した作品が出来上がっている。
 そして、終わらない。くしゃみRTA。なぜ。なぜなんだ磯辺アゲ。なぜこの本編にくしゃみRTAなんだ。しっかりとくしゃみRTAの需要を満たすような感じのくしゃみなのはなぜなんだ。なぜなんだ、なんなんだ、磯辺アゲ。

【05】へどがでるほどあまいあげもの【磯辺アゲ】

 タイトル通り。いや、反吐は出ないけれど今までの狂気は身を潜……ひそんでるか? 京極夏彦? 焦げた? やっぱり磯辺アゲ、ただのまともな甘々ボイスで終わるわけないよねwwwと油断をしたところにストレートをカマしてくる狡猾さ。磯辺アゲ狡猾。細かいポイントとしては学生磯辺ではちくわの位置が異なる。かわいい。幸せにしたい。そして、相変わらずフォントチョイスが秀逸。

【06】汚れた油に浸った脳みそ【磯辺アゲ】

 毒。どころではない。劇物。脳みそに手を突っ込まれてグラグラと揺さぶられたかと思ったら、目の前で苦しむ創作者が現れて自己問答を始めたかと思ったら、しっかり天丼ネタを噛ましながら、自殺する磯辺アゲ。躁鬱を動画にしたらこんな感じ。日曜を寝て過ごしてしまった時の深夜の思考がそのまま映像化されたようなこの動画をエンタメとして見れるほど、私は出来た人間じゃない。これを外に出せる磯辺アゲの強さ。というか怖さ。ブーメランはこの動画の感想を述べるすべての人に帰ってくる。

【07】イソベとアゲ【磯辺アゲ】

 創作者は自分を救えるのかという、あまりに赤裸々な問いに挑戦している。答えはなにがなんだかわからないが。磯辺アゲがナンバリングのついた動画をアゲている意味があるならば、磯辺アゲの生きた時間に意味を与えたかったからなのではないかと。この時間にこそ意味があったのではないかと個人的に思った。

 あらすじとある通り、これまでの活動が全て答えを求めてのもがきで、それでも分からない。うさぎは新しいものを探すと言っているがそれについてベットのうさぎは答えない。けれど、イソベとアゲのパートになった時にはイソベはすんなりとアゲちゃんと会話をしている。

 しかし、恐怖である。イソベとアゲのパートは一見してハッピーエンドのシーンなのだが、次は「実写を入れたい」と言っているのである。しかし実際に実写が使われているのは、この前のうさぎのパートなのだ。私達視聴者は動画というタイムラインと物事の時系列が一致していると思いがちだが、実際は全て磯辺アゲの思うがままなのである。この動画だからこそ表現しうるタイムパラドクス的な、ウロボロス的な構造の妙には感動系として飲み込むにはあまりにも違和感を感じざるを得ないのだ。そして、その違和感を体現するかのような謎の女。

I'm here. 磯辺アゲはまだそこにいて、この物語もつづく。

振り返ってみて結局のところ、磯辺アゲとは

 一応、ナンバリングを振り返ってみたけれど正直なところ、本人もわかってないのに磯辺アゲは〇〇であると他人が納得できる定義することは不可能であろう。無理。でも、磯辺アゲの暗中模索っぷりを眺めるのは楽しいし、いつのまにか自分まで暗闇の中に引きずり込まれてるような感覚は磯辺アゲ独特の世界観で文字通りハマってしまう。幸いなことに、磯辺アゲさんは現在も活動中で呼吸をしているので、暗闇の中から出られる希望は残されている。新作に期待しよう。



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