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【#82】ほぼ日刊オススメV音楽

まぼろし -エルセとさめのぽき-

 エルセさめのぽき『まぼろし』を公開。「if」をテーマに展開されるエルぽき2020夏の3曲はじめの曲。
 非常に色の濃い夏の曲でサビ含めずーっと夏っぽいけれど寂しげなのがすごく引っかかりますね。少し前の時系列を歌ってるので少し後ろ向きな歌詞になっていて、最後にはそれすら波にさらわれて曖昧になっていくというラインがたまらないですね。ギターとベースがどえらいかっこいいのでそこにも注目です。

夜に駆ける (Cover by あかつき るき)

 あかつき るきさんがYOASOBIの『夜に駆ける』をカバー。
 「いやナガイさん夜に駆ける何回紹介するの」って思われるかもしれませんけど何十回聴いた夜に駆けるのカバーの中でもオススメしたくなるんですからそれだけ良いってことですよ。歌声がたまらないのでこれから歌われる曲に注目ですね。

【オリジナル曲】Ambivalence/小鈴【VTuber】

 小鈴(しゃおりん)さんが『Ambivalence』を公開。作詞作曲は悠稀(manika)さんが担当されています。
 小鈴さんの歌声と曲の仄暗い雰囲気がばっちりハマっていて世界観に素直に入り込めます。ひたすら過去を後悔しつつも、おそらく同じ間違いを繰り返すABメロからの自由や新しい展開への強い欲求が溢れるサビのギャップが良いですね。両価性との絡め方を考えてみたんですけど感情というよりも過去の自分と今の自分との連続性が曖昧っていう解釈でしょうか。時間遡行物として読んでも良いんでしょうけどイラストが二人共小鈴さんっていう点が抜けそうなので難しいところです。何回も聴きたくなりますね。

未完のぼくらに花束を/浮遊信号

 浮遊信号が『未完の僕らに花束を』を公開。作詞作曲編曲をesora umaさん、動画をあとり依和さん、歌唱はお二人で担当されています。また、mixで虎落ブエさんが参加されています。
 モラトリアムに全力な2人が宣誓する青い絵の続き。umaさんの歌声って爽やかなんですけど、歌詞と併せるとそれこそ号哭のように胸を打つんですよね。あとりさん、ポエムの時もそうなんですけど方向性と鋭さを併せ持ちながらも、しっかりと捉えようとすると途端に境界線が曖昧になる掴めなさがイラストでも表れていて何回も見てしまいます。Cメロからは『魔法なんかじゃない』のサンプリングや浮遊信号の由来が散りばめられていますので要チェックです。浮遊信号放送#1にユニット名の話がありますのでそちらを参照してください。


おわりに

 いやぁ月初めが週末だとすごいことになりますね。正直、イベントまで手が回らないので18-20時は目と耳が足りてませんね。今日はスパチャDJで盛り上がってましたし、ここ三日間は盛夏音祭りも眺めていました。AMOKAさんが最高でしたね……。

 長い梅雨が開けてTHE 夏みたいな楽曲が公開され始めています。もちろん少女レイや夜に駆けるなんかも変わらず人気ですね。夏のボカロ曲も名曲がたくさんあるのでぜひディグってカバーしてほしいなんて思います。私は個人的に*Lunaさんの『夏の魔法』が聴きたいですね。

 The 夏といえば今回紹介した『まぼろし』ですがこれ、素直にではないにしろ三部作でつながる予感がしますね。夏のカタルシスをどう料理するのか楽しみですね。

 浮遊信号がやぁぁぁぁぁっときてくれて大変に嬉しい。正直MVがまだ掘りきれてないです。というかぎょっとするカットが沢山あってね……。みた人と一緒にお話したいですね……。浮遊信号識者の方誰かいませんかね……。次回のラジオとかで聴いてみますかね。

 とまぁなにやら長くなりましたが今回はここまで。また次回!!



 

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