行進という名の突撃
『十二賢者の行進』という平和パレード的な名前とは裏腹に、敵の各拠点を攻めまくる作戦が開始され、とりあえずあちこち移動してイベントバトルじゃなくてCFであることに驚愕しつつ、参戦。
リットアティンとリウィアを撃破したので、ちょっとその思い出を書く。
リットアティン戦はパーティー会場だった
拠点の手前に待機していた仲間に話しかけ、奥まで進むことに。戦闘が面倒だったのでばーっと進んで。門っぽいところでCF開放。
偶然だが、そこで同じく竜騎士のララフェルさんに遭遇。動きからして進行度も同じ(この後ブルーフォグのメインクエストでも遭遇したので、間違いない)。
ちょっと気まずい思いをしつつうろうろしてたら、なんと挨拶してくれた。すぐに返せなくて、というかエモートの設定まったくしてなくて、とりあえずジャンプして応じた。つもりになった。でも、挨拶してくれてありがとう。
さて、CF申請して十五分くらいして、ようやくマッチング。進められるのは嬉しいが、こっちは初見でムービーがあるので申し訳ない。ムービーではリットアティンが部下を押し留め「俺が一人で相手する」って感じだったが、こっちは仕様上8人パーティーである。なんか申し訳ないな……。
ところで、ムービーが終わった瞬間、目に入ったのはJKのルガディン♂が踊る姿であった。ちょっとフラダンスっぽいふわふわした踊りだった。よく見ると周囲の皆さん(ルガディンではない)も踊っておられる。俺は強襲戦に参加申請したつもりで、ダンスパーティーに来てしまったのか……?
CFの緊張とともに戦意も削がれながら、戦闘開始。
リットアティンけっこうよくしゃべる。が、まったく動かない。
いや、動けないというのが正しい。なぜならこちらの8人が完全包囲し、動いたり攻撃する余地が生じないほどの攻撃を浴びせていたからである。
というわけで、私は彼がいったいどんな攻撃をするのか、どんなモーションを知らないまま、この戦闘を終えたのだった。
彼を知る手がかりと言えば、戦闘中、HPの減り具合によって発せられる台詞や、ムービー中の台詞くらいである。
どうもリットアティンはガイウスに心酔しているが、その理由は「属州出身の自分ごときの功績を認め、重用してくれたから」らしい。逆に言えば、帝国では属州出身であれば功績関係なく下働き扱いされるのが一般的なのだろう。
なのでリットアティンは冒険者に「ガイウスが統治すればすべての壁が取り除かれる」と訴えかけてくるわけだが、まあ、それはいい。どっちにしろ倒す以外の選択肢はこちらにはないのである。仕様上、プレイヤーはリットアティンに同意を示せない。
とはいえ、「属州出身でも才能があれば取り立ててもらえる」ことが「弱い為政者も蛮神もいない、真の平和が実現」にはつながらないと思うのだが……。いや物理的にはつながるって話なのか?
「そのための力であり、そのための支配である」と言っているわけだから、「才能があれば取り立て、軍事力を強められれば、弱い為政者や蛮神に翻弄されることのない平和が実現できる」ということなのか。
一瞬ならできそうな気もするけど、もし万が一ガレマールがハイデリンを完全統一したら、今度はその強すぎる軍事力が行き場をなくして内側に向かうだろうから、儚い夢に終わるだろうな……そもそもガイウスは一軍人であって、皇帝でもないわけだし。無理でもやらなきゃと思うほど、帝国の外の者に対する扱いが酷いということなのか。
リットアティンを含め、現時点で帝国側の事情は、実はよくわからない。これも改修の影響でいろいろ省略されているからだろうか。私は彼らのことを、なんか侵略しに来てる、ということしか知らない。
だからこそ敵キャラの台詞からいろいろ知りたいんだけど、リットアティンの台詞からは「どうもガイウスは全国統一して争いをなくしたいらしいぞ」という理想が拾えた。だったらガルーダ戦で本人出てきたときにも言えばいいのに……などと思った。
リウィアさんは興味深い
次のカストルム・メリディアヌムはいろいろあってマッチングしづらいという事前情報を得ていたので、土日の夜にやることに。意外にも1回目でマッチングでき、攻略開始。
ちなみにリットアティン戦と同様、コンテンツそのものの予習はしていない。ということで、めちゃくちゃビビッてやった。
なにが怖いって、先頭を行くタンクさんが、行き止まり(イベントが起きたりすることろ)までまったく足を止めずに突っ切って行ったことである。それまでのIDでは、ひとつ進むごとにそこの雑魚を片づけ、また進んで雑魚を片づけ、と丁寧な攻略が多かったので、これは本当に驚いた。
が、進むにつれてなんとなく理解した。進んだ先で何か操作したり、特定の敵を倒したり、そもそも時間も手間もかかるダンジョンなのだ。とにかく効率的に進めたかったのだろう。
途中でシドが出てきて、何かを破壊するとか説明してくれたが、よくわからなかった。そんなことより、とにかくパーティーに置いて行かれないように走った。
そして迎えたリウィア戦。ムービーで「冒険者によって奪われたもの」の中に、リットアティンと部下を挙げていたのが意外だった。それまで同僚を気にかける様子はなかったが……。
この人もよくわからないんだよな。砂の家の襲撃で、パフォーマンス的に暴力を振るうタイプなんだな、とは思っていたが、あとは初登場時に「恋する乙女」と揶揄されていたことくらいか。
ここのバトルでようやく、リットアティンとは別の方向でガイウスに心酔していることが判明。とはいえただの独占欲ではない。それは「何も持たない抜け殻の自分には二度と戻らない」という台詞からもわかる。
もう一つ気になるのが、倒した直後の台詞。「ミンフィリアもこんな感覚を感じていたのか」みたいなことを言っている。
これが具体的に何を示しているのかはわからない。だが、自分と同じように冒険者にやられたリットアティンや、心酔するガイウスではなく、敵のミンフィリアに言及しているのがめちゃくちゃ興味深かった。
死ぬ間際に、仲間たちでも恋人でもなく、敵対しているミンフィリアの抱いた感情に思いを馳せている。彼女がミンフィリアにシンパシーを覚えることになった、その原因となった感覚は、何だったのだろう。ここにリウィアの人格を知る手がかりがあるのは間違いない。
が、わからん。ここで倒した以上、今後はもう登場しないわけで、もうリウィアが自分を語る機会はない。
だからもっと早くから出て、喋ってくれてたらよかったのになあ。
これもメインクエスト改修の影響なのかもしれないけど、敵である帝国のキャラについて、ほとんど知る手がかりがない。主人公たちが蛮神問題にかかずらっているあいだ、陰に隠れていろいろやっていた、というのは示されていた。しかしそれは、軍の任務の表面的な部分ばかりで、彼ら自身を知る機会がほとんどない。
これがものすごく勿体ない。どうせ戦うなら、もっといろいろ知った上で倒したかった。その方がバトルにも思い入れが強くなるし、敵方の事情を知ることで物語の深みが増す。ストーリー重視の自分にとっては欠かすことのできないパーツなのだが。
まあ、どうにもならないことなので、ここらへんでやめておく。
次はとうとうアルテマウェポンが出て来るらしいのだが、あれか、ここでようやくガイウスとバトルになるのかな。
よかったらいっぱい喋って欲しいなー。
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