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木材が腐朽する条件について。(2)

書きながら思いつくので、乱文ご容赦下さい。




腐朽に至るのは、4つの条件が全て揃わないとと書かれている


以下4っ

①生育可能な温度

②樹種によるが栄養になる木材がある(補足が必要だが、ある種の抗腐朽菌成分・・代表例では、南米のイペ材の成分ラバコール、人為的に加圧注入で抗菌成分を木材に入れ込む・・場合は別だが一般に腐朽菌の好む成分を持つ

③腐朽菌は生育には当然酸素が必要

④適度な水分が必要

実験室ではなく、屋外の自然の中で使われるウッドエクステリアでは、このうち、温度・空気を制御はできない。

容易に想像できるが、コントロールできるのは、a)水分、b)栄養だけ。

自分が木材の寸法安定用に買った、ポリエチレングリコールに種々の樹種を入れていたら、ウリンの抽出成分のポリフェノールが大量にしみだしてきた。ハードウッドの中でも一段と吸水率が低いことと相まって、耐久性の源泉を見た思いだった、これは上記の②、③を十分に満たさないことでの相対的耐久性ともいえる。

単体の素材として述べてきているが、構築物にも当然当てはまる。

我々の日常で住んでる屋外では、構築物を作るにあたって⓸における、この水分の侵入を防ぐ工夫。

水が長期にわたって滞留しない構造、滞留しやすい水平部に、作り方で防水の工夫が必要だ。

素材や施工方法での水分カットの確率性x素材中の栄養分カットの割合

これが、ウッドエクステリアの腐朽確率に大きく反映されてくるはず。


半永久的に使用可能と言葉を躍らせても、いいが、まだ評価できない年数しかないときだと、概念的に評価しがちだ。



(素材や施工方法での水分カットの確率性x素材中の栄養分カットの割合)と単純に変数を絞っただけだが、紫外線劣化等々、変数が多くなるはず。




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