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木材が腐朽する条件について。(3)


栄養=木材。木材は腐朽菌が程度の差こそあれ好む。そして腐朽していくのだ。

木材の栄養に対して

①木材を改質して栄養を軽減


いわゆる、国内産の針葉樹に保存剤加圧注入

木材内部の抗腐朽菌 抽出物質で腐朽しずらく


先に述べたように、ポリフェノールの抗菌成分が抗腐朽菌を担保。



人工木は、木粉50%内(それ以上だと腐朽速度が急激に高まる)で木粉はプラスティックのカプセル効果で守られている・・ということだが、現在この木粉も保存剤を入れた方が良いという話も出てきている。




耐久化をじっと考えて見ると、水分を可能な限り切って、可能な限り栄養分を被覆・あるいは改質してしまうということが大事とわかる。



栄養を除外するなんてことになると、極端に言えばコンクリートの擬木なんかはお奨めになる。

もはや、プラスティック擬木、コンクリート擬木となると、耐久性条件は、紫外線でプラスティックが割れたり、コンクリートが劣化して少しづつ壊れてくるという劣化の仕方が変わるだけ。

木材は、素材感が命なんだけど。

徹底的に、腐朽という意味、腐朽の原因を考えると、対応は複合的であれば、あるほど腐朽確率を低減できることは明白だ。

さらに、10年ほどの周期でのメンテナンスというセーフティ・ネットを取り入れれば、理論と技術から耐久性は確保されたも同然。


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