楠栞桜氏のゴースティング疑惑を打牌検討から考える(こーしょーくんとセット仲間編)

前置き

釣りっぽい記事題目であるが、ゴースティングをしていない場合はこういうことになってしまうのだから仕方がない。

楠栞桜さんのゴースティング疑惑を怪しい牌譜から検討する。
今回は読み、もしくは発言の異様さを主に糾弾している形になっている。 

記事の形式は

事例を取り上げる
→分かりやすい疑問点を指摘し結論を述べる
→知りたい人向けに詳しい内容を深掘りする
という形にする


麻雀初心者の方へ

以下萬子はm、筒子はp、索子はsと表現する。(3m、456p、55sなど)
ツモ切りは引いてきた牌を入れ替えずそのまま捨てること、手出しは引いてきた牌といらない牌を入れ替えることである。
ゴースティングは他の対局者の手牌を覗く不正行為である。

今回言及するのは以下の配信の28:54からの一局である。

他のゴースティング疑惑の書き込みや動画から知っている人も多いだろう。
今回は他の書き込みとは別視点から疑問点を挙げていこうと思う。


1:読みの流れ

前半:7p暗刻を当てた部分

スクリーンショット (84)

スクリーンショット (85)

30:54~
七巡目、土田プロは「天開さんにこれ通るって教えてもらった」と言いながら8pを切る。
それに対して天開さんが疑問を口にしたところで楠さんは「つまり7pが暗刻ってことでしょ?」と読みを披露する。

実際に7pは暗刻であった。

楠さんの発言

31:05~「ww天開さんに習ったんだ。天開さんに習ったね(天開司に対して)いや、つまり7pが暗刻もしくは槓子みたいな。はいそういうことです。」


後半:2-5m待ちを当てた部分

スクリーンショット (86)

31:40~
楠さんは「お願い許して」と言いながら2mを切る。
土田プロが「誰に対して危ないのか、当たるわけないだろ」と尋ねると「全員に対して危険だ」と返す。
その後楠さんは「土田プロが当たるはずない、とかドラないとか言っているときにはその牌の待ちが残っている」という。

実際に2-5mは残っていた。

楠さん(と一部土田プロの発言)

31:45~「お願い許して、ったぁ~」
(土田プロ)31:47~「誰に言ってるその2m?当たるわけないじゃない」
31:48「www、全員です。この場の全員に私はお願いしてますよ」
31:58「でもね、あたし知ってるんですよこーしょーくん。こーしょーくんが、当たるはずないじゃん、とかドラないじゃんって言ってるとき、2-5m多分残ってるんすよこーしょーくんに。(ここで天開さんこらえきれずに笑う)だから先に当たるわけないじゃん2mいってんすよね。で黙るじゃないですか。こーしょーくんは。ってことは当たってるってことなんすよ普段は反論するのに」
(土田プロ)32:15~「ん?あれ、どっか、どっかにカメラ置いてるな、どっか、これ。あ、あ、これやらせ番組だったんだな。あら~まずいな。まずいな~これ。」
32:17~「こーしょーくん。そうでしょ。wwww置いてない。おーいーてーなーい。もう、何年こーしょーくんのファンやってると思ってるんですかもう。分かるよ。見てない!もうこーしょーくん。分かる。それくらい」
(土田プロ画面を手で隠すムーブへ......)


今回の局で読者諸賢が不審に思う可能性がある部分を取り上げた。今回はこの7p暗刻が読めた部分と2−5mが残っている部分を読めた部分の2点について解説する。(画面を押さえた事を言い当てた部分に関してはおまけで軽く触れる程度にしておく)



2:7p暗刻は読めるのか?

画像再掲

スクリーンショット (84)

結論からいうと”自然に読める可能性がある”ということになる。
そのためゴースティングの根拠にはならない。

※追記:読むの不可能でした。この章の最後に画像を貼ります。以下追記前の文章。

順を追って説明していくが、一つ前提として知っておくべき知識がある。
それはこの番組の前に天開さんがワンチャンスについての記事を書いているということだ。

今回の主題を理解する限りにおいてはワンチャンスに関する記事を天開さんが書いていたことを押さえておくだけでも十分であるが、ワンチャンスを知らない人のために説明しておこうと思う。が、その前にノーチャンスの説明から入る。

以下ワンチャンスの説明。読み飛ばして結構です

ノーチャンスとは、自分の目からある一種類の牌が四枚全て見えていることを言う。そしてその際には特定の牌の安全度が非常に高くなるのだ。

例えば2pを自分が四枚持っている状態で対面にリーチされた場合を考える。
この時、他の人は2pを一枚も持っていないため、23pと持っており1−4p待ちになっている可能性が0になる。そのためシャンポンなどに当たる可能性はあるものの1pの安全度が高まるのだ。

以上のような事は牌毎に発生し

2(8)が四枚見えたら1(9)が
3(7)が四枚見えたら1と2(8と9)が
4(6)が四枚見えたら2と3(7と8)が
5が四枚見えたら3と7が ノーチャンスでかなり安全度の高い牌になる
(詳しい原理は本を読もう)

以上を踏まえ、ワンチャンスとは自分の目からある一種類の牌が三枚見えていることを言う。その際には特定の牌の安全度がある程度高くなる。

先ほどに近い例で自分が2pを三枚持っている場合を考える。
この時も、1−4pで当たるのは対面が最後の2pを持っている場合のみであるために、1pの安全度はある程度高くなる。
しかしながら、対面が最後の2pを持っていることは往々にしてあるため、結局「ワンチャンある?」という程度の安全度である。

ワンチャンスの説明ここまで

今回の局の話に戻るが、話の起点は土田プロが天開さんに教わったからこれは安全、と言って8pを切った部分にある。

その発言に楠さんが反応し、8pが安全で天開さんに教わったという事は7pが暗刻?という読みを働かせたのだ。
確かに7pが暗刻の時にはワンチャンスで8pが安全になる。しかしこの時点ではこの読みは間違っていると言わざるを得ない。

なぜなら6pが暗刻の場合でもワンチャンスで8pが安全になるからだ。
6か7がワンチャンスで8が通りやすくなるというのはかなり基礎的な部分であり、自然な読みによる推理をしておきながら6p暗刻の可能性を見落としていた可能性は限りなく低い。

つまり6pか7pのどちらかが暗刻。と言わずに(6pを無視して)7pが暗刻か槓子と言ったのは非常におかしいのである。

だが逆に、その2パターンしかないということは土田プロに6p暗刻がないことが読めた場合には、消去法で7p暗刻が読めることになる。
具体的には、楠さんが自分で6pを対子以上で持っていた場合がそうだ。
その場合は土田プロが6pのワンチャンスに頼ることは不可能なため、ワンチャンスが発生するなら7pが暗刻だったのだろうと読めることになる。

つまり楠さんが6pを対子で持っていたなら自然な読みであるため、私はこの部分でゴースティング疑惑の疑義を申し立てる事はない。

(ただ上記の情報をゴースティングから知ったわけでなく、読みから導き出したと仮定した場合、楠さんは異常な速度で読みを行っている。まるで7p暗刻であると最初から分かっていたかのようだ。
気になる方は31:02からの会話の流れを参照推奨。土田プロがワンチャンスについての話をしてから、(自分の手に6p対子があるために)土田プロの手に7p暗刻があると気づくまでが異常に早い。土田プロが直接ワンチャンスと言った訳ではないのにも関わらずである。
しかしながら上記の疑惑については証明が不可能なのでこれ以上は触れない。)

追記:以下の画像参照。ワンチャンスで8pと言われて6p暗刻の可能性に気付けないわけないので非常に怪しい。

スクリーンショット (90)



3:2-5m両面を言及した際の疑問点

前提として、この時点で2−5mの待ちが残っていることは読むことは不可能であろう。(後述)

しかしながら、楠さんのファンの中には人読み()で土田プロの待ちを言い当てたと考えている人もいるだろう。実際、楠さんは土田プロならこの待ちが残っているというような口ぶりであったし、何年もファンであったために当てることが出来たとでも言いたげであった。
今回は、人読みで待ちを言い当てたと仮定した際の疑問点を述べる。


疑問点は二つある

一つ目は、局内で土田プロが喋った程度の内容では、畢竟人読みを用いて待ちあてをする事は不可能ではないか?という事である。
しかしながら、特に麻雀が詳しくないファンはそのような理由では納得しないだろうと思うので、深掘りはやめておく。


二つ目は、楠さんが読みの際に嘘をついているのではないかという事だ。


読みを披露する前にした土田プロと楠さんの会話はこうだ

「お願い許して、ったぁ~」
(土田プロ)「誰に言ってるその2m?当たるわけないじゃない」

そしてその後の楠さんの読みの発言はこう

「でもね、あたし知ってるんですよこーしょーくん。こーしょーくんが、当たるはずないじゃん、とかドラないじゃんって言ってるとき、2-5m多分残ってるんすよ」

しかしこの時の楠さんの発言はおかしいのだ。
冷静にこの発言を読み解いてみると

1.対戦相手が「これ通れ」や「当たるな」と言いながら牌を切る。
2.土田プロが「そんなの当たるわけない」「通るよ」などと返す。
3.流局や和了後、土田プロの手牌において件の牌が必要牌だったことが判明する。

という流れが複数回あり、尚且つ楠さんがその一連の流れを見ることが出来た事を示されている。
が、しかしそんな会話が行われているところを見る事は通常不可能なのだ。

土田プロは非常に有名で多数のタイトルを取得しており、放送対局で見る機会も多い選手である。しかしながら、放送対局などで私語を話している様を見る機会は滅多にない。
土田プロが出演している放送対局で代表的なものはMONDO杯だろう。当然ながら同番組では対局中雀士たちは一言も私語を話す事はない。リーグ戦で土田プロが対局している様を視聴していた可能性もあるが、リーグ戦でも私語を話しているプロ雀士は見た事がない。これは土田プロも同様だろう。

土田プロは過去にわれめDEポンという番組に出演している。そして同番組では選手達が談笑しながら対局している様子を確認することもできる。しかし番組を視聴するとわかるように手牌についての会話は殆どしていない。(手牌について会話をすることは三味線行為に近いため、公的な大会に近づけば近づくほど忌避される行動だろう)そのためこの番組で上記のやりとりが複数回あったというのは考えにくいだろう。

また対局中に土田プロが談笑しているという部分だけに注目した際には下記のリンクに示すマルジャンのユーチューブチャンネルで土田プロが談笑しながらネット麻雀を楽しむ様子を見る事は出来る。(再生リストのマルジャン放送局から確認可能)

しかし、この動画でも一緒にいるプロとの会話はあっても同卓者との会話をする機会はないため、上記のような会話をする機会は訪れないのだ。

つまり「こういう事を言った時2−5mが残っている」という発言は、”こういう事を言う”さまを見る機会が一切ないため、嘘である可能性が極めて高いと言えるのだ。

上記が嘘でない場合に考えられる事として、楠さんが土田プロとセット仲間であり、日常的に仲間内で話すような距離感で会話をしながら麻雀をしていた際には、上記の発言が真実である可能性が発生するだろう。

......つまり嘘なのではないか?と思ってしまうが。

以上より正攻法の読みでは言い当てる事が不可能な待ちあてをしており、その根拠は真っ赤な嘘であるという事になる。

(土田プロが2m当たるわけないって言ってるのは2-5m残ってて去勢を張ったんじゃなく単純に場の状況から2mが当たらないように見えるだけにしか筆者には感じられない。
そもそもこんなあからさまにやられたらそりゃ唖然としてなにも返せなくなるだろ。と感じる。
これで本当にファンなの?本当に?



4:結論

個人的な所感を述べさせてもらうと

筆者は土田プロのファンであるので、土田プロが麻雀仲間とそのように和気藹々と麻雀をしている様を見る事が出来る放送対局があるのならば是非知りたい。

というところである。

楠さんがゴースティングを行ったかについてあえてコメントすると

どうせ毎回同じ結論になるのでもう触れる必要性を感じません。

といったところだろうか。

彼女の行為はあからさますぎるのである。せめて読みを披露しておいてくれれば擁護出来る部分もあるのに待ちを当てた根拠が全部嘘なので擁護のしようがないのである。



おまけ1:2-5mを読みで明らかに出来るか

以下に示す画像は開始時の配牌とかなり遅いが32:00での卓の状態である。32:00の時点で2-5mであることが読めない場合は、人読みあるいはゴースティングで待ち当てを行ったと結論付けるしかないだろう。

スクリーンショット (88)


スクリーンショット (87)

前提として土田プロは初手で字牌は切らない。
またオーラスであるために満貫以上の手を狙うだろうことが分かる。

土田プロの捨て牌は初手で8sだっただけでその後は6巡目まで19字牌しか切っていない。その後は8p手出し、9sツモ切り、北手出し、7m手出し、白ツモ切りと続く。

7p暗刻であることが分かっている。


結論を言うと、待ちがどこかは全然分からないである。

分かる範囲で述べていくと

まず満貫縛りであり、ドラの字牌を切っており、19字牌から切り出していることから、タンヤオを目指していることが分かる。
(リーチタンヤオツモ赤で満貫)

捨て牌的にホンイツと一通はなさそうだが、ドラが使えないことと点棒状況から無理やり三色を狙っているパターンはあるかもしれない。

捨て牌だけを見た時には縦系の手、具体的にはトイトイとチートイはなさそうだが、土田プロなのでもしかしたらチートイはあるかもしれない。
(土田プロのチートイはもっとあからさまになる気がするが、ここでは置いておく。)

という部分までは読めるだろう。
読めるだろうが、じゃあどれが待ちなの?と言われたら全然分からない。ドラの北より更に引っ張っているので7mは関連牌っぽいが、そこが待ちに絡むかも分からないし、土田プロが切った数牌が少なすぎるのだ。副露をしているわけでもないのにこんなんで分かるわけがないのである。

残っている筋を数えてみると
1-4m、2-5m、3-6m、5-8m
1-4p、2-5p、3-6p、4-7p、6-9p
1-4s、2-5s、3-6s、4-7s

の13本も残っているのだ。
序盤、ではないが8pの跨ぎ筋で7pが暗刻であることを考慮し6-9pがあんまりなさそう、と読んだところで残っている筋は

1-4m、2-5m、3-6m、5-8m
1-4p、2-5p、3-6p、4-7p
1-4s、2-5s、3-6s、4-7s

の12個も残っている。18分の12である。満貫必要なので門前縛りだろうからチーラグとか鳴き読みも一切できない。(鳴き無しボタンを押している)

もちろんもっと上手な人ならこれ以上読めるだろうが、不確定情報が多過ぎるのでそれでも2-5mを点で読むのは絶対無理と言い切って差し支えないだろう。

つまり楠さんは人読みで2-5mを当てたかゴースティングをしたかの二択である。




おまけ2:2mよりも危険な牌をラフに切った楠さん

以下の画像を見ていただきたい

スクリーンショット (89)

楠さんはこの巡目に6pを手出ししている

場を見れば分かるが、6pは三者に危ない。
そもそもピンズは全体的に馬鹿高い。
勿論自分の手材料が良ければ押す可能性はあるが、特に楠さんの上家の仕掛けがピンズのホンイツ本線であり、6pで打ったらラス落ちまで見える。
楠さんはここで迷うことなく6pを打ったが、ここで6pを打つほどの手で2mを切る際に怯えるということがありえるだろうか?

そもそも、楠さんはこの場面6pに危険を感じていなかった
中盤で上家と下家がバラ切りしている萬子の端よりの牌と
終盤で誰もほとんど切っていない筒子の真ん中あたりの牌

明らかに危険度の評価基準がおかしい。




おまけ3:直撮りじゃないからそこ隠しても意味ない

とりあえずネットの書き込みを引用をする

麻雀ゴースティング疑惑まとめ
(マルチポスト対策でhttpをsioに変えている)
vs多井
sios//youtu.be/7A0Po7PEAe0?t=4785
1:19:37  多井が手を上げる
1:19:56  それに言及(「自由に手上げちゃってるもんね~」)
配信ラグ10秒ほど?
vs土田
sios://youtu.be/2kDLvE4Lg6o?t=1900
32:34   土田が手牌を隠す
32:39   それに言及(「こーしょーくん、直撮りじゃないんでそこ抑えても関係ないかな」「どこ抑えてんのw」)
配信ラグ5秒?
(※直前の7pアンコ読みは人間レベルの技術で十分可能なので考察範囲外)
※上記二つに対して「オフコラボで動きだけ見てたのでは?」説
多井プロの時:数分後「多井プロの顔が見たいので"配信画面を見ている"けれど、手牌の部分は隠している」と明言
土田プロの時:対面収録なら「どこ抑えてんの?w」が意味不明(配信では手が見切れておりどこを抑えてるか分からないが、オフなら当然分かる)

楠さんの発言

32:38~「多分、こーしょーくんあの、直撮りじゃないんで、そこ押さえても、あの~関係ないかなあ」(ここで天開さんがこらえきれず笑う)
32:43~「どこ押さえてるの?こーしょーくん。何をしているのか全然分からない。なに?ど...何押さえてるの?すごい、もしかしたら放送をみてるみんなはきょどう(?)なこーしょーくんをみてるかもしれない」

以上の発言は連続して言っている。
直撮りじゃないんでそこ押さえても関係ないかなあ

といった直後に

どこ押さえてるの?こーしょーくん何をしているのか全然分からない

と言っている。非常にユーモラスである。


......正直に言うと、これだけで黒である。いい加減にしてほしい。麻雀を馬鹿にするのも大概にしてほしい。以上。



※何か見落としやミスがあればコメントお願いします。