易経と引き寄せの法則

引き寄せの法則、思った事が現実になる。
思考は現実化する。

別にオカルトとかスピリチュアルな話ではない。
空を飛びたいと思ったら空飛べたり、お金が欲しいと思ったらお金が目の前に出てくるわけじゃない。

人は考えた事、思った事に基づいて行動する。
言葉を発する。
雰囲気、態度、表情などに出る。
小さな事。
急にお金が落ちてくるわけじゃない。

不平不満ばかり考えてたら、色んな気に入らないない事が目についてくる。
ますます嫌になる。
どうせあかんねん、と考えてたら途中で諦めたりいい加減に適当にするからうまくいかないし、そんな真剣じゃないことには誰も手を貸してくれないから、ますます上手くいかない。

考える事なんか自分の頭の中だけの事で誰にもバレないわけじゃない。
バレないかもしれないけど、少しづつ、少しづつ影響してくる。

物事が成るのは、お金が落ちてくるみたいに急にバンっとはならない。
時間かけて小さい事が積み上がってきた結果。
1人1人の日々の少しづつの努力とか労力が積み上がってきて物事は成る。

その積み上げていく小さい事。
それが日々思う頭の中の事。
習慣になり物事に向き合う姿勢、生きていく姿になる。

その頭の中で思う事がいきなりバンッとお金が現れるような事を考えてたら、小さな積み重ねを意味ないように感じてしまう。
途中で諦めてしまい、めんどくさくなって、意味ないように感じて、いい加減に、適当に、不真面目にしてしまう。
積み上げていかないので事が成らない。

小さな事の大切さを分かっていれば、何事も真剣に真面目にコツコツ積み上げていける。
小さな事やけど頭の中の考えを細かく調節してより良い考えを身につけていき、それがまた行動に反映されて積み上がっていき、事が成る。

この世の中は物理の法則に基づいてるから、その範囲内じゃないといけないけど。

易経にも引き寄せの法則みたいなとこがあって面白い。
陰陽6本で卦ができてる。
上下3本づつに分けて上の卦と下の卦になる。
下の卦が自分であったり、内面やったりする。
上の卦が周りの人や環境であったり、外面やったりする。

そして、易経は下から変化する。
下の卦を自分、上の卦を周りや周りの人とした場合、自分である下の卦の1番下から変化は起こる。
自分の中から変化は起こり、下から2本目、3本目と上へ変化は続いていく。
自分である下の卦の3本が変化し終わってから、次は周りを現す上の卦の4本目、5本目と変化していく。
まずは自分が変化してから、その影響が周りを変えていく順になってる。

下の卦を自分の内面、上の卦を自分の外面として見た場合も同じ。
1番下から変化していく。
下の卦である自分の内面の1番底から変化して2本目3本目と上にいく。
自分の内面が変化し終わったら外面である上の卦の下から変化していく。
周りを変えるには自分から、自分を変えるには自分の心の中のから、っていう順序になる。
いっぺんに変わらない。
順を追って内側から、下から、底から、徐々に変化は起こる。

急に変わったように見える事でも、コップに徐々に水が溜まっていってて、コップが一杯になるまでは溢れない。
一杯になれば溢れる。
急に溢れたように見えるけど、水を注いでたから徐々に溜まってきて溢れた。
溜まってる間は変化ないから意味ないわけじゃない。
変化は起こってる。
水面下で。

お酒ガブガブ飲んでても急に肝臓とか悪くならない。
お酒強ければ余計に分からない。
でも、毎日飲むクセがつき、飲まないとやってられなくなる。
そして体を壊した時にはお酒をやめないといけなくなる。
でも、飲まないとやっていけないぐらい強固な習慣になっていると辞めれなくなる。
中毒症状とか出てきて止める事もまた大変。
体も壊しててしんどくて辛いし、その上にお酒を止めるための中毒症状とも戦うみたいな。
体が壊れるまではなんともない様に感じる。
問題ないと。
でも、コップに水が溜まるように水面下で少しづつ変化して、飲む習慣とか飲まないとやってられなくなる、とか身についてしまい、体を壊すという変化が現れた時には、コップの水が溢れたみたいに問題が起こるけど、それまでに水を溜めてきたからで、変えるのが大変になってしまう。
毎日の事やけど積み重ねてきたものを変えるのは大変になる。

そんなところから、易経と引き寄せの法則は似てるなと思った。
小さな変化が自分の心の中から起こる。
コップにチョロチョロ水を入れるような、意味のない事に、そんな大した事ないように思える小さな事。
目に見える変化もないし。
そんな事の積み重ね。
良い事も悪い事もそんな小さな事の積み重ね。
まずは自分の心の中から。
目に見える大きな変化は自分の心の中の小さな意味ないような変化から
。

易経が教えてくれる引き寄せの法則。