三人寄れば文殊の知恵的な話
ただ「俺達の音楽、最高だから聴いてくれよ!」つっても説得力に欠ける。だから、その言葉に説得力を持たせようって今回の狙い。
まずは積み木の土台の部分から話す。
人には限界がある。
例えば、プロ野球選手で医者で国会議員も兼任してるなんて人は、中々いないだろ?身体が1つで1日が24時間である以上、体力的にも物理的にも不可能は出てくる。
今の例は極端にしても、バンドマンにだって限界はある。
楽器を弾きこなせて、作曲センスに優れていて、万人の心を打つ詞を紡ぎだせる。かつ、録音機材等を熟知しておりプロモーションも打ち出すことができる。
そんな奴が居ないとは言わない。だけど、一握りであることは確かだ。少なくとも俺は出来ないしなろうとも思わない。
次に今言った土台の上に骨組みを載せる。
つまり「人間には限界がある。誰しもが全智全能とは限らないし、そうなろうとも思わない」というのであれば、お前は中途半端な物を世に出しているのか?と思う人もいるかもしれない。
話は最後まで聞くもんだぜ。
バンドは複数人でやるもんだ。Sally Fizz Robberはメンバー4人で活動してるようにな。
つまり、少なくとも身体は4つあって時間は1日に96時間あるようなもんだ。
俺1人じゃShocking Pink Bank Robberのギターリフは生まれてないし、Rudy Sville In'45のドラムも考え付いてない。そして、Catcher In The Lieの「なるべく綺麗な物だけ イメージしよう」なんて歌詞やメロディーも紡ぎ出せる訳がない。
逆に俺がいなければ、Twitterのフォロワーは150人のままだったかもしれないし、Youtubeの登録者数も30人弱から変動してなかったかもしれない。
各々が各々の得意なものをそれぞれ詰め込んでバンドを作っている。だから、個人個人が全智全能である必要はないと思ってる。
故に中途半端な物は作ってないって訳だ。各々の能力を合わせて最終的に完全な状態に近づいていればいいんだから。
それが出来てると思うから、俺は俺達の音楽を推してるってこと。
ここまでで土台も骨組みも完成した。後は屋根を付けるだけだ。
俺達は4人だけど実際は4人ではない。
レコーディングで協力してくれるエンジニアの方、楽器を万全な状態にしてくれるリペアマンの方、ライブの場を提供してくれるライブハウスの方々、そしてライブ写真を撮ってくれるカメラマンの方。練習の場のリハーサルスタジオの方々だってそうだしもう羅列できねえや。
そして、俺達の音楽を良いと思って広めてくれるみんな。
1人では到底辿り着け無かった領域や世界に、そうして辿り着ける。
感謝はしてるけどありがとうとは言わない。ありがとうって言われるために俺達に協力したりしてる訳じゃないだろ?
俺達4人は個々を合わせて最高の作品を作り出していくのが責任だ。ありがとうの代わりに、そいつで見たことねえような領域の世界を一緒に見ようぜ。
「俺達の音楽、最高だから聴いてくれよ!」
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