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『平凡パンチの時代』 第六章 堀内誠一と立木義浩、ファッションの確立

わたしは昭和22(1947)年の生まれで、『平凡パンチ』が創刊されたとき、17歳だった。なんどもくり返してきたことをまた書いて恐縮だが、まだ高校2年生である。その前年に、歌謡曲だが舟木一夫という歌手が歌った『高校三年生』という歌が大流行し「フォークダンスをすると君の黒髪が甘く匂ったよ」などという歌詞にうっとりし、吉永小百合という美少女が現れて日活映画のなかでセーラー服を着てみせて、日本中の男の子たちに「がんばって生きていこうね」なんていう声かけをしてくれていた。わたしたちはそういう青春を過ごしていた。

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