4月4日

 4月は最も残酷な月、とあることが身に沁みてわかる。俺は、他人の悪意、気まぐれ、不機嫌に付き合わされるいい人間だ。決して逆のことを意図的にしたりしない。
 仕事で老人に絡まれる。上層が発達していない死にかけの子ども、この世で最も同情しなければいけない可哀想なひとである。というかむしろ、老いというのはそういうものなのだろうか。あまりに悲しくなる。

 日記を書く習慣ができ、あまり細かくは日々のあれこれを綴ることはできていないが、確実に書く頻度は上がった。これからは逆に頻度を維持したまま、時たま別立ての記事を書いて、密度と精度を上げていこうと思う。それは月報のような形になるかもしれないし、読書録をまとめたメモの集成という形をとるかもしれない。