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序 無数の蛙たちの声のなかに溶けていくような夜が、僕のそばにあります。こんにちは。今は故郷とは違う地で一人で暮らしておるわけですが、ここに来るまでずっと、夜と静寂は一つの概念であると思っていました。こんなにも賑やかに彩られる夜があるとは、やはり、異なる場所で生活するのには興があります。 「実用性」のはなし 窓の外を眺めると、まずは派手な彩色の居酒屋があり、瓦屋根の一軒家の数々、そして緑の山々が広がる。一望に思うことをひろげることにする。 設計され、思うまま作られた、
はじめにことわっておくと、大それた話でなく、一個人のたわごとです。引用も、参考文献もございません… 学校は子供達に可能性を確約する。数量に対しての概念を、この国と世界のこれまで辿ってきた歴史を、言語とそれの持つ力を教える。それは子供達が社会で生きていくための必要不可欠な要素であると言われている。ここまでは、大多数の子供達にとって真であろうとぼくは思う。 しかし、学習することが最善では無い子供たちも確かに存在する。それはLD・ディスレクシアや、学校で習うこと以外の才