#44 明滅する連続の中で
あけまして、おめでとうございます。国道沿いの僕の部屋に、つかの間の静寂をくれた元日に感謝しながら、書いています。僕のアパートの前には居酒屋があって、平生は200人くらいの若者が騒いでいる気がするほどの騒音と熱気、国道の往来もひっきりなし、「喧噪を愛せ」という声を自分の中に立ちあがらせる日々でした。けれども、嗚呼、愛しき静寂=元日も、もう終わろうとしています。
僕はこれまで、何かにつけて新年を迎えるたび、心持を新たにしようと心掛けてきました。清新なリセットとして、除夜の