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【デュエプレ】トリーヴァグライフ【ND最終9位】【デッキの生い立ちから完成まで】

みなさんこんにちは、はじめましての人ははじめまして。ロンリーです。

この記事では私がデビルディアボロス杯のNDにおいてレート1688で最終9位を達成したトリーヴァグライフについてデッキの生い立ちから最終に残った構築にたどり着くまでの経緯、およびデッキの構築について解説したいと思います。

デッキ成立まで

最初の基盤完成までの経歴

まず最初に私は大神砕グレイトフル・ライフというカードがデュエルマスターズのカードの中で最も好きです。紙でもグレイトフル・ライフのデッキを使い続けており、Twitterでも度々触れてきましたがこのカードがデュエプレに実装されるのをずっと前からから楽しみにしていました。大神砕グレイトフル・ライフの実装が決まった時点でこのカードを使って自分の納得のいくデッキを絶対に組むつもりでした。

当初私はADでグレイトフル・ライフのデッキを考えており、またこの半年間私の相棒として活躍し支えてくれた神羅トルネード・ムーンも一緒に使いたいと考えていました。15弾実装後の7月下旬に私が最初に使っていた構築が次のものになります。

グレイトフルライフはとりあえず3枚

この構築は私が2022年の1月から7月まで愛用していたジャイアントから派生したものでサルトビバイケンのギミックを採用してカウンター性能を内蔵しつつサイバゴンとドルゲーザの代わりの口寄せの化身でリソースを確保する構成になっています。コマンドがグレイトフル・ライフしかいないためこの時点ではリップルを入れていませんがのちにリップルとグレイトフル・ライフの相性の良さに気付くことになります。紙での経験なども踏まえて私が構築段階で意識したことは以下の点です。

・グレイトフル・ライフを召喚することを最優先のデッキにすること。

・グレイトフル・ライフを召喚する前のターンである6マナ時に進化元を用意しつつリソースを確保するもしくはそれに準ずる動きをすること。

・グレイトフル・ライフを召喚する7マナが溜まるまでに相手の攻撃を耐えるようにすること。

・グレイトフル・ライフを主役のデッキにすること。

1つ目はグレイトフル・ライフを使うからには勝つにしても負けるにしてもグレイトフル・ライフを召喚したいという私の単なるこだわりです(その割にはグレイトフル・ライフが3積みですがこれは後ほど説明します)。
また最初の構築で2つ目を満たすものが口寄せの化身、3つ目を満たすものがサルトビバイケンでした。
4つ目も私のこだわりです。私の考えるグレイトフル・ライフが主役のデッキとはグレイトフル・ライフを繋ぎ役にしたりグレイトフル・ライフ以外のカードでフィニッシュすることを主な勝ち筋するような構築ではなく、グレイトフル・ライフで盤面展開し攻めていくことを主軸にした構築であるので破壊龍神やバルカディアスのようなそれ自体が勝ち筋になるようなカードを入れてそれの着地を目標にするような構築を避けました。私の個人的な感覚ではありますがグレイトフル・ライフの隣に破壊龍神やバルカディアス、デビルディアボロスZがいるとどうしてもそっちが中心に映ってしまうというのも理由です。トルネードムーンとのちに入るバリアントバデス、サイバーJイレブンはフィニッシャーになりますがあくまでもいざというときのサブプランであり毎回目指すものではないので許容範囲というかフィニッシャーはメイン1種類に加えてサブを1~2種類入れたい人間なのでむしろ好きです。トルネードムーンやバリアントバデスはグレイトフル・ライフと同じ自然文明なので並んだ時の画も気に入っています。まぁ要は単にグレイトフル・ライフが入っているだけじゃなくその他の部分も私の好きなカード、戦術を使って納得のいく構築にしようという感じです。

話は戻りますが私は上で挙げた構築を使い7月下旬のGENJI杯においてADレート1580程度までは上げることができましたがやはりブリザード、天門の2強環境となっていた7月下旬のAD環境では勝ち切ることができませんでした。そこでいったんADでデッキを考えることをやめ8月はNDでグレイトフル・ライフのデッキを考えることにします。

NDでも上で示した2点を意識してデッキを組むことにしますが15弾環境NDではサイバゴン、口寄せの化身を使用することができないため代わりのカードを探すところから始まります。幸いにもサイバゴンの代わりは15弾で収録された秋麗妖精リップルがいたためすぐに穴を埋めることができました。問題は口寄せの化身の代わりです。私は最初に使ったデッキで以下の動きが強いと感じていました。

・青銅の鎧→サイバゴン→口寄せの化身→グレイトフル・ライフ

この動きのできる口寄せの化身と同じく「コスト6で」「リソースを獲得しつつ」「進化元を用意できる」カード。これらを満たししかもリップルの探索対象になるのがデストラーデでした。もともと採用候補には挙がっていたカードでしたが、「光と水のカードが少なく召喚するのが困難そう」、「手札が減るから次のターンにハンデスでグレイトフル・ライフ落とされたりしたらきつそう」といった理由から採用を見送っていました。しかし他に適したカードもなかったのでとりあえずデストラーデ含め光が7枚しかないデッキでランクマに潜ってみます。

結果としてはデストラーデとグレイトフル・ライフの相性が想像以上に良かったため粗削りな構築ではありますが高い勝率でマスターに到達することができました。上で挙げた懸念点に関しても前者はデュエプレのマナシステムのおかげもあってかデストラーデを普通に召喚することができ、後者に関してもデストラーデからリップルや進化の化身がめくれればグレイトフル・ライフを補充できるうえリップルのマナ爆誕のおかげでグレイトフル・ライフを引けないといったことはほとんどありませんでした。

これがすべての始まりであり、ここまでが私がトリーヴァグライフの基盤にたどり着いた経緯です。

その後の構築の変化(バトルアリーナまで)

その後デストラーデを入れたことでスパークよりもコルテオのほうが強いこと、デッキスペースの都合で2枚コンボのサルトビバイケンよりも単体のトリガーのほうが良いことなどに気付き少しずつ調整を繰り返したデッキでレジェタッチ、チームでの内戦優勝を達成します。このころからたまにミラーにも遭遇するようになります。
またADでもこのデッキを使いマスターに到達したためADのカードプールでもトリーヴァグライフは私が当初使っていた水自然型のグレイトフルライフより強かったです。
8/7よりデュエプレ環境調査グループである#BEANSさんが毎日サイトに投稿してくださっている環境グラフの集計対象になり使用率を知ることができるようになりました。

内戦優勝をしたリストで人生初のバトルアリーナにも参加しましたがそこでもダブルエリミネーションを突破しAブロックベスト8という結果を残すことができました。

その後の構築の変化(バトルアリーナ後からシーズン終了まで)

バトルアリーナ周辺の時期はランクマで20連勝を達成するなど乗りに乗っていましたがバトルアリーナ後から増え始めたMRCに対してかなり不利だということがわかりはじめ、またミラーも増えたため勝ちきれない時期に突入します。そこでMRCに対抗するためにお清めトラップとドラヴィタホール、ミラー用にサイバーJイレブンを投入します。これで完成したデッキが冒頭で示したデッキです。お清めトラップ、ドラヴィタホール、サイバーJイレブンのいずれも想定した対面以外でも活躍する素晴らしいカードでした。

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私の愛の結晶のようなデッキ

こうして完成したデッキをシーズン終了まで使い続けました。シーズン内最高レートは1688です。


採用カード

光と水のカードがほぼトリガーとデストラーデだけで多色もデストラーデだけのため守りを光水、攻めを自然が担当する結構極端な構築になっています。

フェアリー・ライフ×4、青銅の鎧×2、お清めトラップ×3

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初動です。安定感が欲しいため計9枚採用。
他2種と違い2ターン目に打てる可能性がありトリガーもついているフェアリー・ライフを4枚にしています。
青銅の鎧はグレイトフル・ライフの進化元にもなる優秀な初動ですが盤面を不用意に埋めたりデッキアウトに近づくためデストラーデからめくれてほしくない場面が割と多いことから2枚に抑えています。
お清めトラップは主にMRC対策で投入しましたがラッカ超次元やカスケード相手にも有効に働く場面があります。

進化の化身×2、秋麗妖精リップル×3

パワー3000がえらい
グレイトフル・ライフと相性抜群のデザイナーズカード

状況に応じたカードを持ってこれる優秀なサーチカードです。このカードたちのおかげでグレイトフル・ライフを実質9枚体制にしてゲーム中にほぼ確実に持ってこれる構築にできました。どちらも対象のカードを3枚にしているため探索に失敗することはありません。デストラーデを持ってきたい場面が多いこととマナ爆誕の有無から進化の化身2枚、リップル3枚の構成にしています。

アラゴトムスビ×2

序盤から終盤まで活躍し続けるいぶし銀なカード。序盤は青銅の鎧や進化の化身、リップルの次のターンに手札から召喚してグレイトフル・ライフまでつなげる役割、中盤は盤面のグレイトフル・ライフを回収して使いまわすことで盤面展開する役割を持ち、終盤はグレイトフル・ライフの効果で大量にあるマナを使って羅月トルネードやバリアントバデスを回収してリソースを獲得したりコルテオを使いまわしてフィニッシュにつなげたりします。マナ爆誕を持っているのも非常に優秀でトップで引いたカードが弱くてもグレイトフル・ライフなどを回収することで強い動きができたりハンデス対策でマナに逃がしておいたりできます。グレイトフル・ライフ1枚とアラゴトムスビ2枚でグレイトフル・ライフを延々と出し続けることができるため本当は3枚くらい入れたいカードですがマナ爆誕を持っていることとスペースの都合で2枚にしてます。

超次元ドラヴィタ・ホール×2

もともとはMRC対面でお清めトラップを使いまわすために入れたカード。実際はそれ以外の対面でも相当活躍してくれました。もともとあまり強い動きができなかった5マナのときに手札減らさずにグレイトフル・ライフの進化元や優秀なサイキックを展開できるのが非常に強かったです。貴重な単色光マナでもあります。

龍聖大河・L・デストラーデ×3

やはり14弾屈指のパワーカードは強かった

このカードに気付いたことでデッキが成立しました。ビート対面で早期に出せた時の強さは言わずもがな、デストラーデのホーリー・フィールド発動化でグレイトフル・ライフ召喚して7コストのサイキックを出すと7コスト参照の連鎖が2回発動するのでグレイトフル・ライフとの相性も非常にいいです。コントロール対面で残しておくと相手にデッキアウトを狙われることもあるので場合によってはグレイトフル・ライフの進化元にしたりして盤面から消すことも多いです。ビート対面の要ではありますが2体以上出したい場面があまりないことや稀に多色事故を起こすこと、コントロール対面ではそこまで強くないこと、リップルで持ってこれることなどの理由から3枚の採用となっています。

神羅トルネード・ムーン/羅月トルネード×2

これまた大好きなカード
小さい二角の超人

私が2022年1月から使い続けている大好きなカードです。もとはといえばこのカードとグレイトフル・ライフをデッキに入れるところからすべてが始まりました。過去に単体の解説記事まで書いたことがあるので詳しい使い方はそちらを参照ください。

このデッキ特有の使い方としては羅月トルネードをアラゴトムスビで回収することでマナ回収効果を使いまわしたりバリアントバデスの進化元として使うことで簡単に5ブレイクが達成できたりします。進化の化身で持ってこれるので2枚の採用です。
余談ですが羅月トルネードから大神砕グレイトフル・ライフへの進化は過去の私の切り札から今の切り札への進化、大神砕グレイトフル・ライフから神羅トルネード・ムーンへの進化は今の私の切り札からかつての切り札への進化なのでエモいなとか勝手に思ってます。

大神砕グレイトフル・ライフ×4

我が愛の化身

このデッキの主役にして私の切り札。このカードを使うために今までデュエプレをやってきたといっても過言ではありません。
紙からは進化元の条件が変更され自然のクリーチャーが進化元に追加されたことにより各段に出しやすくなりました。墓地からカードをマナに置く効果がタップインになった点は弱体化ですが相手のターン中に退かされた場合は増えたマナを使えるためそこまで気になりません。
デストラーデの次ターンに出すのが最も強いですが場合によってはグレイトフル・ライフの着地を優先する場合もあります。このデッキでグレイトフル・ライフを5ターン目までに召喚する主なルートは以下のようなものがあります。

羅月トルネードはマナ回収なし

状況に応じて様々なサイキックを出すことができる圧倒的な対応力の高さを誇り、攻守ともに優れたカードです。対面ごとに主に出すサイキックは各サイキックの項目で解説します。
当初は3枚の採用でしたがデュエプレには母なる星域が存在しないため墓地からマナに行ったグレイトフル・ライフを再召喚する手段が少なくマナから出すよりもリップルや進化の化身で山札のグレイトフル・ライフを持ってくるほうが強かったため4枚の採用になりました。

超神龍バリアント・バデス×1

見かけによらずテクニカルなカード。

名誉ジャイアントとも呼ばれる一撃必殺の可能性を秘めたロマンカード。グレイトフル・ライフ2体とパワー2000以上のクリーチャー1体、もしくはトルネードムーン1枚と残りの2枚でパワー2000以上あれば5ブレイクできます。
またこのデッキにおけるバリアントバデスは単なるロマンアタッカーとしての役割だけでなくアラゴトムスビで回収することで自然のクリーチャー限定ですが終盤における究極のマナ回収システムとしての側面も持っています。アラゴトムスビがマナ爆誕をもつ為、手札にバリアントバデスさえあれば使うことができグレイトフル・ライフが墓地のカードをマナゾーンに置くため間接的な墓地回収にもなります。この方法であれば探索に悩まされず同名のカードも回収することが可能です。終盤は20マナ以上あることも多くそのままアラゴトムスビの上にグレイトフル・ライフ重ねたりもできます。

2枚入れてもいいカードですが進化の化身で持ってこれるということもあり1枚の採用。

サイバー・J・イレブン×1

みんなと戦えてよかった。

ミラーを制するための要。ミラーは大抵これで決着がつきます。もともと採用してはいませんでしたがバトルアリーナ前、とある方にミラーで使われた際に初めてその強さを実感します。バトルアリーナ後に増えたミラーでやたら出されて負けたので自分も入れましたが想像以上に決まって楽しいカードでした。このカード見せると相手の展開を抑制できるのも強かったです。リップルで持ってこれるため1枚の採用。

アクア・バースター×2、アクア・サーファー×4、桜丸パグのすけ×1、霊騎コルテオ×4

防御トリガーたちです。相手ターン中にトリガーするとデストラーデの効果で盾が増えるのですべてクリーチャーにしています。
アクア・バースターとアクア・サーファーの比率は人によって違いがみられますが私はサーファーを多くしています。デストラーデからバースターがめくれて強い場面があまりなく手打ちしたい場面もそこまで多くなかっため、それならトリガーしたとき速攻に強くて殲滅の覚醒者ディアボロスZを退かせるサーファーを多く採用したほうがいいと判断したためです。
パグのすけは単純なトリガー性能なら他3枚に劣りますがマナ爆誕をもつ為グレイトフル・ライフの進化元をマナから用意できる点、トリガーでグレイトフル・ライフの進化元になれる点が優秀です。ラッカ超次元に採用されている紫電城バルザークはこのデッキの天敵ですがパグのすけでデストラーデのパワーをバルザークの火力の範囲外にまで上げることで比較的安全にブレイクできます。デッキスペースと相談して1枚の採用。
コルテオはこのデッキにおける最強のトリガーです。時空の支配者ディアボロスZやアンタッチャブルなどこのカードでないと処理できないクリーチャーも多いため4枚採用。コストが高いためジェニーダーツから確率でグレイトフル・ライフを守れます。

時空の役者カンクロウ/大見得の覚醒者ジャングル・カンクロウ×1

グレイトフル・ライフの効果で出すとそのターンの終わりに即覚醒する抜群の相性を誇るカードです。紙のデュエマでも愛用しているコンボで今でもデッキに入れています。パワー+2000が優秀でタイガーグレンオーやアカギガルムスをケアできます。
主にBロマ対面や天門(白騎士ゲート)相手に出すほか、キリコやバルガライゾウ、MRC相手に早期決着狙う場合にも出します。ただバルガライゾウに採用されている本家カンクロウ(剛撃無双カンクロウ)に反応してしまうので相手が本家カンクロウを持ってそうな場合は別のクリーチャーを出しましょう。
このカードの採用理由にも思い出補正などの私情が大いに含まれています。

時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネス・ガンヴィート×1

主に不用意に殴ってきたデビルディアボロスZを破壊した後グレイトフル・ライフの殴り返しで処理したりするのに使います。
特定の対面で使うカードというよりはグレイトフル・ライフを確定除去として使う状況で使うカードです。

時空の不滅ギャラクシー/撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー×2

除去耐性を持つサイキック。コントロール相手は基本これを出してグレイトフル・ライフと一緒に攻めていきますがネクラ超次元などのマナが伸びるコントロールデッキに対しては溜めたほうがいい場面もあります。デビルディアボロスZの効果は強制なので盤面の光のクリーチャーを覚醒前のこのカードだけにすることであえて破壊させてリーサルを回避したりもします。ドラヴィタホールで出せる場持ちのいいグレイトフル・ライフの進化元としても優秀です。アラゴトムスビで指定することで実質的なスピードアタッカーとしても運用できます。
主にコントロール全般に対して出すカードです。また出すサイキックを迷ったらとりあえずこのカードを出しておくのがいいです。コントロール相手に2体出したい場面も多いため2枚採用。

時空の精圧ドラヴィタ/龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィ×1

主にドロマー超次元やラッカ超次元、MRC相手に出すカード。ネクラ超次元相手には基本ギャラクシー優先ですが場合によっては出します。
このデッキにおいてはほぼ覚醒しませんがデストラーデ2体で覚醒するので稀に裏返ります。

時空の探検家ジョン/冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン×1

覚醒前の状態はドラヴィタホールでアンタッチャブルと一緒に出すことがあります。覚醒前であればグレイトフル・ライフの進化元になれるので進化したグレイトフル・ライフからカンクロウを出すことでグレイトフル・ライフ、ジャングル・カンクロウ、アンタッチャブルパワードの盤面をつくりリーサルをかけることができます。
覚醒後は主にカスケード、Bロマ相手に出します。

時空の踊り子マティーニ/舞姫の覚醒者ユリア・マティーニ×1

主に覚醒後を赤白速攻相手に出すカード。デストラーデの前のターンにドラヴィタホールから覚醒後で出して遅延しつつデストラーデにつなぐのが主な仕事です。グレイトフル・ライフから出しても2面止められるブロッカーを用意しつつグレイトフル・ライフで殴り返しができるため強力。トリガーフェアリーライフなどでグレイトフル・ライフの着地が間に合いそうな場合はデストラーデ召喚よりもグレイトフル・ライフからこっちを出すのを優先することもあります。
覚醒前はほとんど使いません。

時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード×1

主にドラヴィタホールでジョンとセットで出します。
覚醒後はグレイトフル・ライフの効果で直接出せるのでコントロール対面の詰めとしてたまに使います。

不採用カード

ADまで含めると膨大な量になるので今回はNDに限定します。

幻緑の双月、鼓動する石板

2ターン目の初動を増やしたいなら。
幻緑の双月は私もバトルアリーナまでは入れていましたがデストラーデで連鎖してほしくない場面で捲れたり手札消費が激しいことから別のカードと交換しました。
このデッキにおける2ターン目の加速はそこまで重要ではなく青銅→リップル→デストラーデといった動きが基本となるため無理して2マナの加速札増やすよりも進化元になれる青銅の鎧やお清めトラップを優先したほうがいいと判断したためです。

未来設計図

序盤から終盤まで活躍するカードだがこのデッキだと持ってこれる初動が青銅の鎧しかなくそれ以外の持ってきたいカードは大抵進化の化身かリップルで持ってこれるため不採用。

天真妖精オチャッピィ

速攻に対してある程度強くなりデストラーデの効果も発動するが3ターン目に確実にマナ加速できる可能性が低いことやデッキ内の光と水のカードが少ない都合上山札の上からマナ加速して光や水のカードをマナに落としたいことが多いため不採用としています。未来設計図とセットなら採用の余地あり。

時空の雷龍チャクラ/雷電の覚醒者グレート・チャクラ

場合によっては採用したい1枚。ギャラクシーかカンクロウとの交換で入ることになると思います。カンクロウと比較して、
・ドラヴィタホールで出せる。
・最低限ブロッカー。
・ドラヴィタの覚醒条件を満たせる。
・覚醒後は解除を持つ。
といった点で優れていすが、
・カンクロウと違い返しのターンのデスドラゲリオンに除去される。
・味方のパンプアップ、条件付きのアンブロッカブル付与がなく自身のパワーもエルドラード、バルカディアスを超えられない。
・Tブレイカーを用意したい場面で覚醒させられないことがあり、不利な状況を挽回しにくい。
といったような点で劣っています。
ここらへんの採用不採用は好みの問題もあると思います。

時空の護りフィオナ/森域の覚醒者グレート・フィオナ

バトルアリーナまで趣味でいれていた1枚。私はかつて護りの角フィオナを使って最終100位に残ったことがありフィオナに対する思い入れも非常に強いためできれば採用したいカードですが、覚醒条件が難しいこと、役割がカンクロウと被ることなどから泣く泣く他のカードと交換することに。
上方修正待ってます…

各体面ごとの立ち回り

下のグラフはBEANSさんが集計してくれている8/31のランクマにおけるデッキの使用率になります。(8/31 ND環境調査レポート | BEANS/デュエプレ環境調査 (beans-duelplays.com))

今回はこのグラフ上のデッキのうちオールイエスまでの使用率上位13デッキとの相性と戦い方を簡単に説明します。相性などは個人的な感覚も大いに含まれますので予めご了承ください。それでは行きましょう。

呪文型ネクラ超次元

相性:五分(やや不利寄り)
この対面で一番いやなことはジェニーダーツで手札のグレイトフル・ライフを落とされ続けてグレイトフル・ライフを召喚できないことなのでコルテオやサイバーJイレブンはグレイトフル・ライフを守るために抱えておくことが多いです。
デストラーデがいる状態でグレイトフル・ライフを召喚できるのが理想ですが現実はそううまくいかないのでグレイトフル・ライフとギャラクシーで攻めることが多いです。相手のマナが少なく時空の支配者ディアボロスZがいないときには果敢に攻めていいですがそうでなければカウンターを食らう可能性が高いので時空の支配者ディアボロスZを処理してから殴るか溜めて殴ります。長期戦になりがちなのでバリアントバデス+アラゴトムスビやコルテオ+バリアントバデスも視野に入れましょう。トリガースパークは割り切ることがほとんどです。相手が痺れを切らしてデビルディアボロスZで盾を殴ってきてくれる分にはトリガーでカウンターして勝てることが多いです。デビルディアボロスZもグレイトフル・ライフとブラックガンヴィートで破壊できます。稀にサイバーJイレブンで勝てます。
グレイトフル・ライフで主に出すサイキックはギャラクシー、ドラヴィタ、ブラックガンヴィートです。

速攻

相性:先攻五分、後攻微不利
ノートリだと流石に勝てないですがドラヴィタホールでユリアマティーニ出して遅延したりすることでデストラーデやグレイトフル・ライフまでつないで耐えきることを目指します。
グレイトフル・ライフで主に出すサイキックはユリアマティーニ、ジョンジョジョンです。

MRCロマノフ

相性:微有利
以前は完全に不利だと思っていましたがお清めトラップを入れプレイングにも慣れてきたことで割と安定して勝てるようになりました。この対面のポイントはお清めトラップをギリギリまで温存することです。たとえ3ターン目に打てるカードがお清めトラップしかなくても我慢し相手のMRCが出てくる直前のターンに使います。こうすることで1-2ターンは稼いでくれるのでその間にグレイトフル・ライフで展開したりして盤面を整えます。殴るタイミングはお清めトラップ打って相手の墓地をカラにしたターンか過剰打点作ってトリガー2枚くらいなら貫通できると判断したタイミングです。たとえMRCを出されてもドラヴィタ出していたりトリガーコルテオすると堪え切れることが多くそこからバリアントバデスやサイバーJイレブンで勝てる可能性もあるため一般的なイメージほど不利ではないと私は考えています。
グレイトフル・ライフで出すサイキックは主にドラヴィタ、カンクロウ、ギャラクシーです。

ラッカ超次元

相性:先攻有利、後攻五分
先攻であれば青銅の鎧→リップル→デストラーデがヤヌスオーフレイムの次のターンにできるためそこから堪え切れることが多いです。ドラヴィタやサイバーJイレブンもよく効くため仮想敵の一つだと考えています。紫電城バルザークが最もきついですがパグのすけやカンクロウでデストラーデのパワーを上げることでデストラーデを紫電城バルザークの効果での破壊から守ったりできます。
グレイトフル・ライフで出す主なサイキックはドラヴィタ、カンクロウ、ギャラクシー、ブラックガンヴィートあたりになります。

スノーフェアリー

相性:微有利
デストラーデまで出せれば堪え切れることが多くジョンジョジョンでカウンターリーサルも防げるためよほど分回られなければしのげます。横並びするデッキのためサイバーJイレブンもよく決まります。
グレイトフル・ライフで出す主なサイキックはジョンジョジョン、ドラヴィタ、カンクロウ、ユリアマティーニです。

トリーヴァグライフ

相性:ー
ミラーです。サイバーJイレブンがカギを握ります。1ターン早くデストラーデを召喚できる先攻が有利だとは思いますがそうなると必要以上に横に並んでしまいサイバーJイレブンで負ける可能性が高くなります。デストラーデが出てくる前のターンに1点殴る必要があることもありその時々で対応を変える必要があります。個人的にはグレイトフル・ライフを早期に召喚して殴っていくプレイングも割と有効だと思っています。
グレイトフル・ライフで出す主なサイキックはカンクロウ、ジョンジョジョン、ギャラクシー、ブラックガンヴィート、アンタッチャブルパワードあたりです。

エンペラーキリコ

相性:不利
不利対面です。速度的にキリコ着地にデストラーデかグレイトフル・ライフの召喚が間に合うかどうかのラインであり仮に召喚できたとしてもすでに手遅れであることが多いです。一応ドラヴィタを出しておけば神域からキリコがでたターンのサファイアは止められます。サファイアよりもきついのがイカヅチでクリーチャーのトリガーしか入っていないためコルテオ以外使うことが負けにつながりしのいだとしてもバリアントバデスのカウンターが決まらないという絶望的な状況になります。
グレイトフル・ライフで出す主なサイキックはドラヴィタ、カンクロウ、ギャラクシーあたりです。

ドロマー超次元

相性:五分
ネクラ超次元よりハンデスが多く入っている場合もありグレイトフル・ライフ着地までの難易度は高いですがマナが伸びにくいため一度グレイトフル・ライフを召喚してしまえばグレイトフル・ライフとギャラクシーで押し切れることが多いです。グレイトフル・ライフが除去されてもハンデスされた分を全部マナにできるので進化の化身やリップルからサーチした追加のグレイトフル・ライフでの進化速攻もよく決まります。
グレイトフル・ライフで出す主なサイキックはギャラクシー、ドラヴィタです。

Bロマノフ

相性:有利
この対面ではデストラーデよりもグレイトフル・ライフを召喚することを優先します。有効なトリガーがダチュラくらいのためグレイトフル・ライフとジャングル・カンクロウが通りやすくそのまま押し切れることもあります。またジョンジョジョンも非常に有効なため確実に勝てる盤面をつくることも可能です。逆にこちらのグレイトフル・ライフ着地前にデスドラゲリオンで盤面を一掃されると苦しいです。
グレイトフル・ライフで出す主なサイキックはカンクロウ、ジョンジョジョン、ギャラクシーになります。

ネクラグレイトフル

相性:有利
呪文型ネクラ超次元と違いハンデスが入っていないことが多いのであちらよりも戦いやすいです。盤面展開して相手のバルカディアスを誘うことが多いですね。バルカディアス出た後は相手の盤面も空になるのでその隙に再展開しましょう。ハンデスないぶんコルテオもキープしやすいので呪文型のネクラ超次元よりも時空の支配者ディアボロスZを処理できます。バリアントバデス、トルネードムーン、アラゴトムスビ、リップルがキーカードです。
グレイトフル・ライフで出す主なサイキックはギャラクシー、ブラックガンヴィート、アンタッチャブルパワード、カンクロウあたりです。
この対面に関してはチームCrescentの静太さんの検証を手伝わせてもらったことがあります。

バルガライゾウ

相性:五分(やや有利寄り)
デストラーデで盾増やせばライゾウ出されても堪え切れることが多く、グレイトフル・ライフ+デストラーデが決まることも割とあります。相手の手札にもよりますがキリコに比べるとだいぶ戦いやすいです。剛撃無双カンクロウには注意しましょう。
グレイトフル・ライフから主に出すサイキックはカンクロウ、ギャラクシー、アンタッチャブルパワードです。

剣誠

相性:不利
このグラフ上だと一番といっていいほどの不利対面です。クロスギアを除去する手段がないうえに速度的にもデストラーデを召喚できるぎりぎりのラインでそのデストラーデも剣誠に破壊されます。バリアントバデスが主な勝ち筋です。
グレイトフル・ライフ出す暇すらありませんがグレイトフル・ライフで出す主なサイキックはカンクロウ、ギャラクシーです。

オールイエス

相性:五分
ドロマー超次元と同じくグレイトフル・ライフを召喚できるかどうかにかかっています。早期にガッツンダ―、ジェットドリル、オールイエスあたりをそろえられるときついですがグレイトフル・ライフを召喚しギャラクシーを出して殴るとそれだけで押し切れることも多いです。
グレイトフル・ライフで出す主なサイキックはギャラクシー、ブラックガンヴィートです。

最後に

拙い部分も多かったとは思いますがここまで読んでくださりありがとうございました。このデッキは今までの私のデュエプレ人生の集大成のようなデッキになっています。大好きな大神砕グレイトフル・ライフのデッキでここまで納得のいくものをつくり結果を残せたことは非常にうれしいです。特に大神砕グレイトフル・ライフが出るまで私の切り札、代名詞となっていたジャイアントの神羅トルネード・ムーンを一緒に使ったデッキを組めたことは本当に幸せです。
15弾環境、最高に楽しかったです。16弾からも大神砕グレイトフル・ライフと一緒に戦えるのを楽しみにしています。

おまけ

15弾発売前の大神砕グレイトフル・ライフについて言及したツイートを抜粋していくつか載せておきます。これに加えて『好きなカード:大神砕グレイトフル・ライフ、カブラ・カターブラ』はずっとTwitterのプロフィール欄に書いてました。本当にこのカードが好きでデュエプレで使える日を心待ちにしていたんですよ…
あとこれ見ると15弾が実装される前にリップルの強さについて気付いてるしデストラーデも採用候補に上がってますね。もう少し早くトリーヴァグライフに辿り着いていてもおかしくなかったかもしれません。


参考

8/7 ND環境調査レポート | BEANS/デュエプレ環境調査 (beans-duelplays.com)、2022/9/10
8/31 ND環境調査レポート | BEANS/デュエプレ環境調査 (beans-duelplays.com)、2022/9/10


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