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【デュエプレ】神羅トルネード・ムーン3枚入りジャイアント【AD最終19位】【神羅トルネード・ムーン解説】

こんにちは、はじめましての人ははじめまして。ロンリーです。

この記事では私がボルシャックメビウスカップのADにおいてレート1670で最終19位を達成したジャイアントの構築を紹介し、このデッキにおける神羅トルネード・ムーンの強さについて解説したいと思います。また最終的なレートは1670でしたが4月はこのデッキでレートを最高1697まで上げ、ほぼ同じ構築で瞬間1位をとることもできました。


デッキリスト

最終的に使ったリストは以下のようなものになります。デッキコード発行用にリストへのリンクも貼っておきます。

画像1
切り札は3投が最も美しいと思ってます

このデッキの基本的な部分は標準的なジャイアントと同じです。この記事ではこのデッキ最大の特徴(だと個人的に思っている)神羅トルネード・ムーン3枚の理由及び神羅トルネード・ムーンの使い方について解説したいと思います。

トルネード・ムーン3投までの経緯及び構築の変遷


もともと私は1月と2月にもジャイアントデッキで最終100位に残ることができました。

その時利用したリストが以下の2つです。

1月に使用
今見ると色々と荒が目立つ
2月に使用
コルテオをケアするためにギガボルバを投入

これらのデッキも非常に強力でしたがやや気になる点として、
・多色事故を頻繁に起こす事
・2枚目以降のドルゲユキムラが手札で腐る事が多いこと
・序盤で引いたドルゲユキムラの弱さ
などがあげられました。

その後13弾環境になり剛撃妖精ユキハナや大神秘アスラといった優秀な単色ジャイアントが追加されます。
13弾環境の最初に使っていたのはこれです。

とりあえずアスラとユキハナ入れただけ

スパーク入りの構築が減ったのとアスラでスパークを埋める事ができれば相手のスパークをケアする事ができるようになったため12弾環境の頃に使っていた構築からギガボルバをはじめとした闇文明のカードを全て抜き、代わりにアスラとユキハナを投入しました。しかしデッキ内の多色カードの枚数は変わっていないため多色事故は相変わらず起こします。多色比率を下げるには12弾環境においてほぼ必須であった多色ジャイアント達を削るしかありません。

さてここで上であげたジャイアントデッキの気になる点を振り返ってみましょう。
・多色事故を頻繁に起こす事
・2枚目以降のドルゲユキムラが手札で腐る事が多いこと
・序盤で引いたドルゲユキムラの弱さ
実はこれら全てドルゲユキムラを減らせば解決するのです。しかしドルゲユキムラは引きすぎたり引くのが早いと弱いが1枚も引けないと困るカードでもあります。ドルゲーザの大量ドローで山札ほぼ引けるとはいえ2枚は不安です。中盤以降に引いたドルゲユキムラはキープできますが序盤に引くとマナ埋めするしかありません。フェアリーライフなどで意図せずマナに埋まることもあります。

欲しいのは序盤にマナに置いたドルゲユキムラを回収できる単色のジャイアント、
そう羅月トルネードでした。(一応二角の超人もいます)

とりあえずドルゲユキムラ1枚とユキハナの加入で1枚削っても4コストのジャイアントの枚数は変わらないサイバゴン1枚、あと理由は割愛しますがバイケンとエマタイをそれぞれ1枚ずつ抜き代わりにトルネードムーンを3枚にして単色かつトリガーのアクア・サーファーを3枚投入しました。
トルネード・ムーン3投を使った感想としては
・目に見えて多色事故が減った。
・ドルゲユキムラは2枚でも十分回る。具体的には予想通りマナからトルネードで回収することでドルゲユキムラ本体の枚数を抑える事ができた。
・トルネード・ムーンがかなり器用に動いてくれる。個別に解説しますがこのカードはもう自分の中では3投以外考えられないくらいデッキの潤滑油として優秀でした。
・バトルゾーンに出す機会が増えたことでトルネード・ムーンの効果がかなり優秀だと気づくことができた。
・何気にアスラの上にトルネード・ムーンが乗るのが強い。
といったような点です。

そこからさらにデッキを調整します。そしてそのデッキでなんと私は月の半ばに黒型のジャイアントで瞬間一位を取る事が出来ました!

この時は環境に速攻が多くスパークよりもハンドの方が強いと判断したため黒型のジャイアントを使用しましたがその後月末にかけてメカオーやツヴァイといったスパークを打ちたいデッキが増えてきたため白型に戻します。そのデッキが冒頭で紹介したデッキです。
この黒型と白型の違いはそれぞれ4枚の光文明と闇文明のカードだけのためデッキ内の多色比率、ジャイアントの構成要素は全く同じです。自分の中でのジャイアントの構成はこれが一番しっくりきました。

またTwitterで見ることのできるジャイアント使いの方々のリストだとトルネード・ムーン2枚、バリアント・バデス1枚のような構築もよく見られます。それぞれ異なる強みがありますので以下にトルネード・ムーンとバリアント・バデスそれぞれの強みをあげます。

神羅トルネード・ムーンの強み
・ジャイアントであること。種族デッキなのでジャイアントであることは大きなメリットです。西南の軽減対象になったりサルトビやドルゲユキムラの条件満たすのに貢献してくれます。
・羅月トルネードでも使用することができ小回りが効くこと。ドルゲユキムラやバリアント・バデスは序中盤にトップで引いても使えずマないか埋めかキープすることがほとんどですが神羅トルネード・ムーンは羅月トルネードとして使用するできるためハンデス後のトップで引いた時に強いです。
・ブロックされても盾を割ることができるのでブロッカーに強いこと。バリアント・バデスはブロッカーに弱いです。

超神龍バリアント・バデスの強み
・1枚で完結した強さを持つこと。バトルゾーンにクリーチャー1体でもいれば常にリーサルの恐怖を与えられるのが強みです。デスドラで盤面一掃されてもスパーク+トリガー獣からのリーサルとかできます。
・単体でHDMを突破できる可能性があること。トルネード・ムーンだと鼓動する石版などを使わないと突破不可能です。しかも進化元を必要とするので素のHDMはどうしようもありません。(フュージョンならワンチャンあり)

HDMを単体で突破できるのは魅力的ですが速攻相手に単色のジャイアントをマナ置きしたい場面も多かったため個人的にはトルネード・ムーンを採用しました。

あとここまで散々理論的な採用理由書いてきましたが神羅トルネード・ムーン3投の理由の5割くらいは愛です。切り札は2枚では少なく4枚では過剰というめんどくさい考えを持ち3枚が一番好きなため3投しました。

最後に反省点をあげておきます。反省点はこのトルネード・ムーン3枚、ドルゲユキムラ2枚の構築を12弾の頃に試さなかったことですね。当時トルネード・ムーンはしっかり4枚持ってましたし試すことはできたのですが私の思考が至りませんでした。実際に12弾環境でトルネード・ムーン3枚が強かったかはともかく試す価値はあったと思います。何事も挑戦ですね。肝に銘じておきます。

神羅トルネード・ムーン解説


神羅トルネード・ムーンはルナティック進化を持つカードであるため羅月トルネードと神羅トルネード・ムーンを選択して召喚することができ、さらにバトルゾーンの羅月トルネードは神羅トルネード・ムーンに進化させることができます。
この器用さこそがトルネード・ムーン最大の特徴であり強みでもあります。
次に各形態ごとの特徴や使い方を解説します。

羅月トルネード


小さい二角

神羅トルネード・ムーンの羅月状態、羅月トルネードです。進化条件が自然のクリーチャーと緩く私のデッキではジャイアントからしか進化しませんが構築次第ではシビレアシダケや青銅の鎧からも進化することができます。

このカードはなんと言ってもマナブーストしながらマナゾーンからクリーチャーを回収できる能力が強力です。1弾から5弾くらいの頃に二角の超人を使っていた方ならこの能力の強さがわかるのではないでしょうか。序盤にやむなく埋めた大型獣やキーカードを後半になって回収できるのは非常に便利です。ジャイアントデッキではギガボルバやドルゲユキムラなどを主に回収します。サルトビと合わせると擬似的な墓地回収にもなりますね。二角の超人と違いマナブーストも回収も1枚ですが序盤に埋めたドルゲユキムラを回収しG・ゼロで召喚すると追加で3枚回収する事ができます。
5コストというコストも魅力的で西南の超人が2体いると1コスト、効果で単色のカードが落ちれば実質ノーコストで召喚することが可能です。素のコストでもライフ→サイバゴンの次のターンに出せるほか、西南の超人を出した次のターンに[サイバゴン+羅月トルネード]or[サルトビ+羅月トルネード]なんてこともできます。サイバゴンの探索を外したとしても羅月トルネードで更なる手札補充を行うことができ、2ターン目に打ったフェアリーライフでマナゾーンに落ちたドルゲーザを回収することもあります。またこのマナ回収の効果は任意効果なのであえて回収せずに次のターン7マナに到達するプレイもよく行います。7マナというのはバトルゾーンにジャイアントが1体いればシンパシー込みでドルゲーザを出せるコストかつトルネード・ムーンにルナティック進化できるマナなので覚えておいて損はないテクニックです。
他にはドルゲユキムラと違い2枚目が手札で腐る事が少なく余ったマナで追加の打点として出したりもします。アスラは山札を強制で3枚削るので追加の打点として出さないこともありますが羅月トルネードなら山札1枚だけなので追加の打点として出しやすいです。また直接神羅トルネード・ムーンに進化すると山札削らずに済みます。

あとはよく忘れられがちなブロックされた時にシールドを1枚ブレイクする能力。12弾環境の頃はほとんど使う事がなかったこの効果ですが実は白騎士対面で輝きます。
例えば白騎士を相手にすると序盤にこのような盤面になることが多いかと思います。

ランクマで殴ると結構ブロックされる

普通であればここで白騎士城を割る事が出来ずにゆっくりジャイアントを並べてるうちに早期にHEAVENを出されて盤面一掃されて負けてしまいます。
しかしここで羅月トルネードが1点殴るとブロックされようとされまいと効果で白騎士城が要塞化されたシールドをブレイクする事ができその後の展開が一気に楽になるのです。さらにたとえ羅月トルネードを破壊しようとブロックされたとしてもバトルよりも先に効果でのブレイクが起こるので白騎士城のパンプアップがなくなり元々のパワーが5000未満のクリーチャーには殴り勝つ事ができます。
さらにここで羅月トルネードの効果でマナ回収を行わず次のターンルナティック進化して殴るとブロックされればブロッカー1体+シールド2枚ブレイク、ブロックされなければシールド4枚ブレイクの強制2択を突きつける事ができます。さらにトルネード・ムーンの頁でも解説しますが白騎士はこっちの盾が少ないうちはHEAVENの召喚時効果でないとトルネード・ムーンを除去できません。本来はジャイアントが並んだタイミングで使いたい HEAVENをトルネード・ムーン単騎に使わせる事ができればそれだけで大きな仕事です。
一般的にはジャイアント対白騎士はジャイアント不利とされておりそれは私も同意します。しかし私はこのプレイングをすることで白騎士に対してそれなりに勝てています。ジャイアントで白騎士を相手するときは是非早期トルネード・ムーンを狙ってみてください。

神羅トルネード・ムーン


殴る時のボイスが面白い

ジャイアント最強のフィニッシャーです。個人的な話になりますがこの4ヶ月使い続けて大好きなカードになりました。トルネード・ムーン召喚した回数なら日本でもトップクラスなんじゃないでしょうか。

まず進化条件ですが神羅ライジングNEXを除く他の神羅と同じくどの進化クリーチャーからも進化できます。私のデッキですと大神秘アスラとドルゲユキムラから進化できますね。ドルゲユキムラを進化元にするとバトルゾーンからドルゲユキムラがいなくなるので手札のドルゲユキムラのG・0が復活して追加で召喚する事ができるようになります。
次にコストを見ていきましょう。7コストと一見重いですがジャイアントデッキはマナが伸びるので出すのは比較的簡単です。羅月トルネードの効果でマナ回収を行わないことで羅月トルネードから綺麗に繋がるコストなのも素晴らしいです。また西南の超人がいるとコストは軽減され3体の西南の超人が並ぶと1コストで出すことができます。羅月トルネードを実質0コストで出せると西南の超人が2体いるだけで3マナで羅月トルネードから神羅トルネード・ムーンまで出す事ができます。
次はパワーです。素で22000という数値はデュエプレでは超神星アポロヌス・ドラゲリオン、破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル、緑神龍ディルガ・ベジーダに続く第4位の値でありバトルで負けることはそうそうありません。鼓動する石版でパワーを2000上げると破壊龍神ヘヴィ・デス・メタルと相打ちする事ができます。私のデッキで破壊龍神ヘヴィ・デス・メタルを突破する唯一の手段です。
最後に効果ですがこれはツヴァイやBロマといったブロッカー1〜2体だけ並ぶようなデッキにたいして特に有効です。ドルゲユキムラとトルネード・ムーン含むジャイアントを過剰に並べた後に神羅トルネード・ムーンから殴ります。そしてブロックされると相手の盾は3枚になりブロッカーも1体減ります。相手のブロッカーが1体なら残りのシールドをドルゲユキムラで全て割ることができますね。ブロッカーが1体残ってもドルゲユキムラの攻撃がブロックされれば盾を2枚割ることができます。ブロックされなければ盾を4枚割ることができるためこの攻撃は天門やスパークがないと止めることができません。特にBロマにスパーク系のカードが入っていることはほとんどないのでトルネードムーン含む過剰打点を形成できればトリガー3枚程度なら貫通できます。

総評


羅月トルネードが序中盤の潤滑油になりながら神羅トルネード・ムーンでフィニッシャーにもなれる。この二面性こそがこのカード最大の強みです。ドルゲユキムラやバリアント・バデスはフィニッシャーを務めることはできますが引くタイミング次第では完全に腐ることもしばしばです。逆にアスラはデッキを回すことはできますが殴り手としてはやや不安なカードです。それに対して神羅トルネード・ムーンは基本いつ引いても強く仕事をしてくれる上に選択肢が豊富なカードなので3投した価値は十二分にあったと思います。

終わりに

この記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事から神羅トルネード・ムーンの強さが少しでも伝われば幸いです。
神羅はどれも魅力的ですよね。みなさんも是非、好きな神羅を見つけて使い込んでみてください。
神羅に限らず特定のカードを使い込むのは色々発見があって愛着も湧くので楽しいですよ。


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