まるで白雪姫...。王子様ならなければ!

北海道釧路市の向折戸と申します。
よろしくお願いします。
4日目の記事ですが、最近少し考えていることを書こうかなと思います。

マンドローネに限らずですが、団体が所有しているけど誰も弾いていなかったり演奏者の方が引退してしまったりで、奏者がいないもしくはいなくなってしまった楽器っていったいどうなっているのでしょうか。
ネットオークションに出品されるのか、はたまた家に眠ったままなのか……。

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そんなことを考えていた時にこちらの楽器の話になりました。
こちらの楽器は某北海道の団体が所有しているモンツィーノのフラットマンドローネ。現在この楽器の演奏者はいない状態で、団員の家で眠っているとの事でした。以前は時々その人が弾いていたみたいですが、その人は元々ギターで、団体ではセロを弾いている方なので、現在は全く誰も弾いていないみたいです。

楽器の状態は、長年調整を行っていないため、一部剥がれているところがあったりしますが、十分演奏できる状態だそうです。

私の家には今ローネがなくローネを欲していたので、この楽器を貸して欲しいと頼んだところ、誰も弾かないから貸してくれるとの事でした。
次回その人に会った時に借りる予定なので、借りたら状態や音等をお知らせしたいと思います。

そんなこんなで、ちょっと話がそれたので本題に戻ります。
このような演奏者がいない状態で長い間眠ったままの楽器ってたくさんあるのではないでしょうか。
ローネは特に他のマンドリン属の楽器に比べると個体数が圧倒的に少ないので、演奏したくてもできない人やローネパートが欲しいけど楽器がないなんて団体もあると思います。だからこそ、こような楽器があるのに眠ったままにしておくのはとても勿体ないと思います。

毒りんごを食べた白雪姫は王子様のキスがあったからこそ目覚めたように、眠ったままの楽器も積極的に借りたり譲り受けたりして、その楽器を演奏することで目覚めさせるべきだと思います。
なのでこれから私は王子様となって、毒りんごを食べた白雪姫(弾かれていない眠ったままのローネ)を見つけたら、キスをして目覚めさせたい(積極的に借りたり譲り受けたりして演奏していきたい)と思います。

ちなみに北海道には先程の楽器以外にも眠りにつきそうなローネが1台あります。この楽器の王子様にもなろうと思います。

ということで皆さんも王子様になって白雪姫を見つけたら、ぜひキスをしてあげてください。

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