6月、透けたパンツ、低気圧

君が低血圧気味の私より先に今日のリズムを手に入れてしまうその前に出会いたかった。
私に興味無いこと気づいてたよ、初めから。私を本気で愛してくれてたこと気づいたよ、あれから。今世紀最大級の負の感情を私はあなたにぶつけてぶつけてぶつけて君が血まみれになっていくのをみてた。大切の仕方がわからないと泣く君の涙を共感できない人間なんて幸せなだけだ。幸せなだけになりたかった。普通になりたかった。平凡でいたかった。それに少し可愛く痛かった。ありふれた傷にありふれた消毒液。染みて染みてそうしてるうちに治癒する傷口。羨ましいなぁって舐めてたら化膿しちゃった。私とおそろい❤︎だね傷ついたふりが上手い女にはならねーぞって君の前で過呼吸起こして耳元で囁かれて眠ったあの日傷ついたふりが上手い可愛いだけの女に成り下がってしまいました。君とお揃いの傷が欲しい。二度と消えないくらい膿んで膿んでぐっじゅぐじゅになった傷口。新しい傷ができても、この傷が1番深いかなって君が見せびらかすのは私の呪いがかかった直径5センチのあの傷。あなたの1番お気に入りのストール。盗んじゃいました❤︎君の青春が詰まったタバコ臭い部屋、大きなキーボード。流行りの服、昔着てたダサい服、私とお揃いの香水、キャラじゃない小説。あの日殺しておけば私は完全な愛に死ねたのに。君と私世界に2人だけ、どれだけ喧嘩しても眠る時に手を繋ぐ君が愛おしかったなぁ。引き裂かれたふたりはやっぱり世界に2人だけじゃなかった。傍観者の山、死体の山、君の山があれば登り続けたいよー、つまんなこと言っちゃってごめんね。つまんない女でごめんね。なーんてね。君が大袈裟だという過呼吸を電車の中で起こして起こして君の名前を心で呼んで心を読んでまたあの目で見透かして

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