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【英国大学院】エージェントと契約するか問題

写真はエストニアの森にて。
普通の木々かもしれないけどなんか外国!って感じがして撮ったもの(ボキャ貧)。
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SOASの寮の費用が公開されて昨年より£1,300(20万くらい)上がっていて涙目のmです。
奨学金があるとはいえ、イギリスは1年だけとはいえ、住居費(水道・光熱費含む)で200万ってしんどい・・・
イギリス留学、もう決して安いとは言えないです。

さて、今回は大学院留学の際に誰もが悩むエージェント問題について、私の経験を綴ります。
私もいろいろと悩んだ結果、SI-UKにご支援をお願いしました。

大学院留学のエージェントとして私が知っているのはbeoとSI-UKです。
他にも調べてみると高額ですが奨学金のサポートまでしてくれるところなど、いくつかありますね。
beoは以前、海外の教授を呼んだレクチャーに参加したことがありますが、今回はたいして調べもせずとりあえずエージェントに頼むならSI-UKかなと思っていました。
理由は、留学先はイギリス以外考えていなかったこと、自宅から近かったこと、以上です(笑)
(後に書きますがほとんどメールでのやり取りしかないので、実際はアクセスを考慮する必要は皆無です。)

エージェントを選ぶ際には、まずは国を大方決める必要があります。
beoはアメリカやオーストラリアへの留学も支援しているようですが、SI-UKはイギリスとアイルランド専門です。
私の場合、パリやスイスの大学院もちらっと見ましたが、年齢を考えてもキャリアチェンジをするなら早く実務経験を積みたいという思いがあり、1年間で卒業できるイギリスにしました。
開発学発祥の地でランキング上位の大学院がたくさんありますし、個人的にはパリやアメリカは合わないと思っているので、イギリス一択でした。

無料面談でSI-UKに初めて行ったときに私が想定していた専攻は開発学、第一志望はLSEでした。
この無料面談で担当になった人が基本的にずっとサポートしてくれることになるので、ここで合わないなと思ったらたぶん契約しない方がいいです。
私の担当者はわりと否定的に言う人で、私の勉強したい内容は広すぎるとか、LSEは推薦状が教授×2でないと合格が厳しいとか、、、
保守的に言いたい気持ちはわかるので気になりつつ真に受けないようにしていました。

SI-UKには無料のベーシック、スタンダード、オクスブリッジと3つのコース分けられており、スタンダードは10万、オクスブリッジは30万の費用がかかります(2022年当時)。
私はベーシックとスタンダードでめちゃくちゃ迷っていたのですが、仕事が忙しくてアウトソースしないと無理だったこと、また、同じく留学する友人に「留学費用で何百万とかかるなかで10万ってそんなに高くないよね」という発言に妙に納得して、スタンダードコースで契約をしました。

以下は契約してよかったことと、そうでないことをまとめますが、結論として私は契約してよかったです。

エージェントと契約するメリット

相談相手ができる

個人的にエージェントにお願いする一番のメリットはこれです。
自己紹介でも書きましたが、社会人になってからはみんなそれぞれのペースでキャリアを歩むので、同じタイミングで海外大学院への進学を考える友人がいることの方が珍しいと思います。
そんな中で、仕事をしながら、大学院を調べて、奨学金も調べて、これでいいのか確信がないまま出願書類を作って、、というのは大変です。
全部自分でやろうと思えばできなくもなかったなと思いますが、いつでも疑問をぶつけられる人がいてくれたというだけで心強かったです。

過去の豊富な経験・データを共有してもらえる

SI-UKだけでなく他のエージェントにもあると思いますが、過去の受験者のCVやPersonal Statement、referenceを閲覧することができます。
ネット上に転がっているものもあると思いますが自分の職歴や専攻に近いものを探せるのでこれはとても助かりました。
また、長年多くの受験生を支援してきているので、一人で進める中では絶対に得られない情報をエージェントは持っているので、情報へのアクセスはよくなると思います。
官公庁勤務者の留学でエージェントを使う人も多いようです。

大学院とのコネクション

エージェントは定期的に大学院の担当者とコンタクトをとっていて、留学フェアも半期に1回くらいやっています。
留学フェアでの各大学院との面談は契約していなくても誰でも参加できますが、私はオファーの受諾の際に2つの大学院で迷っていたのでSI-UK経由で大学院側に現役の日本人学生を紹介してもらってお話を聞かせてもらったなど、エージェント経由だから話が早く進んだことがありました。
また、大学院担当者が来日するときは声をかけてくれたりもしました。

エージェントと契約するデメリット

十分なサポートを受けるには費用が高い?

私自身はベーシックコースを受けてないのでわかりませんが、ベーシックとスタンダードの違いは英文添削の文字数くらいなのでしょうか?
よくわからないまま契約している自分も自分ですが笑、やっぱり無料のベーシック(デポジットで1万は払いますが)とスタンダードではサポートの密度が違うのではないかと想像します。
そうしないとコースを分ける意味がないですしね。

そして、OxfordやCambridge、UCL、LSEを志望する場合はオクスブリッジコースでないと出願サポートをしてもらえませんが、なんと30万もします!
正直、個人的には30万も払ってまでLSEに合格したいとは全く思わず、、、ネームバリューがほしくて絶対合格しないといけない事情がある人以外は必要ない気がします。
加えて、HPを見ていただければわかりますが、LSEはエージェントを拒絶していて、いかに無駄なものかを力説しています。笑
留学フェアにも絶対来ません。
こういう点も踏まえて検討すると良いと思います。

めちゃくちゃ親身なサポートではないかも?

これは担当カウンセラーにもよると思いますが、私の担当者は結構ドライな感じでした。
無料面談をしてからは、対面では一回も会っていませんし、オンライン上でもIELTSの模擬テストの際についでにちょっと喋ったくらいです。
こちらから頼めば面談してもらえたとは思いますが、そのような一言もなかったですし、大学院担当者との面談にオフィスに行った時に担当者が出てくるということもなかったです。

メールの返信は出願が重なる時期以外はわりと早いものの、オフィスが週末も営業していることから担当者の休日が土日ではないため、土日に作業したい私とあまりスケジュールが合わず、返信を待って次の週末に作業を持ち越しということも多々ありました。
あとは結構テンプレート的なメールが多く、大学院受験なのに大学受験用の情報も書いてあったり、unconditional offerをもらっているのにconditional offer holder向けの注意書きが含まれていたり。

まあ、一人当たり何人担当しているのか分かりませんが、効率を考えるとこういう対応になるのでしょうね。

契約したからといって全ての手続きを代行してもらえるかというとそうではなく(私はこの点勘違いしてました)、オファー受諾以降は結局自分で大学院とやりとりすることがほとんどですので、その点も考慮した方がよさそうです。

以上です!

オファーをもらって振り返っても、冒頭に書いた通り、私は上記のメリデメを踏まえても契約してよかったと思っています。
それはやっぱり相談にのってくれる、話を聞いてくれる人ができたということが一番心強かったからです。
そして、元々ずっと真剣に大学院進学を目指していたわけでもない私が、仕事の超繁忙期に全て一人で準備することはできなかったと思います。
大学院からの合格自体は、自分だけでやってもできたかなとも思いますので、エージェントについて悩んでいる方は自分がエージェントにどのような役割を期待しているのか、考えてみると良いと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
少しでもどなたかの参考になれば嬉しいです。

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出願先の選定と出願書類の準備

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