見出し画像

インスタントカメラを買う

先の2つにくらべたら、可愛らしいもんですが、インスタントカメラを買うのにアワアワしたので書いとこうと思って。

長女の小学校の修学旅行に、昔懐かしいインスタントカメラを持っていっていいことになっていた。

スマホを持っていくのはダメで、コンパクトデジタルカメラとインスタントカメラは持っていっていいとのこと。もうスマホに頼りきりで、デジカメは持ってない!

インスタントカメラかー!懐かしい。
自分が学生のときは、デジカメがまだ出始めの頃で、遊びに行くときはインスタントカメラを持ち歩いていた。

500円~800円ぐらいで買えるインスタントカメラで写真を撮り、現像も安いお店に出してたなぁ。

なんかカメラ屋さんで現像に出すと、質もいいけどお値段もそこそこ高かったりして。ホームセンターとかスーパーで、安いところを見つけてたな。

ポストみたいな箱があって、申込用紙になってる紙の袋にインスタントカメラを入れて。袋に何番を何枚プリントしたいか書いてたんだっけかな。

現像代+プリント代を払ってた。いったん現像して、ネガを確認してから欲しい写真を印刷するもよし。私は手間を少なくするのに、とにかく全コマ1枚ずつ印刷するようにしてたな。

4月に修学旅行の説明会があって、インスタントカメラのことも聞いた。準備期間が1ヶ月あったはずなのにな。。。

インスタントカメラとか懐かしい!と思って調べると、「写ルンです」が27枚撮りで2,000円前後。思ってたより高い!

なにぶん、自分の記憶をもとに1,000円程度を想定していた。

そらそうですよね。今どき、スマホで気軽に撮れるのに、昔みたいにインスタントカメラが売れてるはずがない。そら、値段も高くなりますよね。

調べた勢いで買っといたらよかったのに。なんか、購入をためらってしまった。

駅前に証明写真とか写真のプリントができるお店がある。その店先にも、写ルンですが置いてあるのを確認していた。それにしても2000円か~という、謎のためらいが続く。

ちょっとでも安く買いたいという欲なのか。

インスタントカメラ買わないとなぁ…と思いつつ、わかってるのに買わない日々。やっとこさ重い腰を上げたのが、修学旅行に行く週になってしまって。

長女には、インスタントカメラ欲しいやんなぁ?と確認してた。やっぱり要るよね。

一応、言い訳しておくと、修学旅行の前の週に、頭痛とめまいから解放されたのです。

そして、修学旅行は木曜に出発で、その月曜に次女を警察署に迎えに行く事件が発生。火曜は、なんか落ち着かず、とにかく急いで家に帰って、仕事帰りに買い物に行けなかった。

さて、水曜日。修学旅行はもう明日。

コンビニにもインスタントカメラ売ってないかしら~と2軒覗いてみたけど、売ってない。ま、しょうがない。やっぱりそこまで需要はないのか。

駅前の写真プリントのお店に買いに行った。なんと、水曜定休日!おー、まじかー、、と立ち尽くす。

家電屋さんに行ってみた。ない。デジカメ関連のものしかない。

家に近いショッピングセンターに行く。チェーンの写真スタジオがあるし、写真プリントもできるから、売ってるかもと思った。そしたら、スタジオだけに縮小されていて、かろうじて写真プリントはできるけど、思ってたようなカメラ関連の品物はまったく置いてない。

生活雑貨の売場で聞いてみる。在庫を調べてもらったら、売り切れてしまって、今後の入荷予定もわからないとのこと。ここにはあったんだね!でも修学旅行の時期は、周辺の小学校は似たり寄ったりだからだね!

この時点でわりと絶望で。なんでネットで買っとかなかったんだ、とか、昨日だったら駅前で買えたのに、とか、いろいろ頭をよぎる。

なんとか一緒に連れてまわってた末っ子も、もう飽きてしまってて、通りかかったゲームセンターに引き寄せられる。ちょっと休憩して、気を取り直す。

だいぶ離れてるけど、イオンモールなら売ってるかもしれない。気力をふりしぼって自転車に乗る前に、そうだ、電話で確認すればいい、と気がついた。

イオンモールのカメラ屋さんを調べて電話。インスタントカメラ売ってますか?売ってますかー!!ありがとうございます!!今から買いに行きます!!!

そうして無事に買うことができたインスタントカメラ。お店の人もすごく慣れていて。

修学旅行ですか?いろいろ先に教えてあげてください~。

グリグリしっかり回さないと、シャッターおりません。
ファインダーを覗いて、その四角の中に映るものが撮れます。
モニターですぐ確認できません。
レンズに指がかからないように注意!
室内はフラッシュたかないと写りません。電車の中で撮るときもフラッシュ要ります。プリントしたら全部暗かった、とかになります。
フラッシュは電池を消費するので、使うときだけスライドしてオンにしてください。

懐かしいというか、自分には当たり前のようなことばかり。でも子どもたちにはわからない。初めての経験ですもんね。

家でさっそくインスタントカメラの練習。

え、どんな写真が撮れたか、すぐわからんの!
グリグリ回しきれてなくて、シャッターおりない。1枚目は特にグリグリ回すのが長い。
ファインダー覗くの楽しい!
え、これ、撮り終わったらサヨナラなん!ずっと持ってたい!

試しに1枚撮ったけど、フラッシュが眩しすぎて目がチカチカ。スマホの便利さが身に染みる。

はい、チーズ!でポーズしてても、シャッターおりずに仕切り直し。たぶん目をつぶっちゃったけど、気軽に撮り直せない。これも懐かしい感覚でした。

長女は、インスタントカメラ買ってきて欲しいけど、もしかしたら無理かもしれない、と、ちょっと覚悟していた様子。探しまわってる間も、ちょこちょこ連絡はしてて。ここにもない、あそこにもない。

無事に手に入れて、楽しそうにファインダーを覗いてる長女を見れてほっとした。

心身ともに疲れてはいたんだけど、ここは絶対に長女をがっかりさせてはいけないポイントだと思ったので。なんとか手に入って本当によかった。

さっさと行動しとけばよかったな、と思いつつ。でも、ある意味、長女にちゃんと、あなたのためにここまでします、が伝わったのかも?我慢ばかりさせてきたのを、少しでもやわらげられたらいいなと思う。長女が喜んでくれて本当によかった。

いやホンマ。とんだ大騒ぎしてしまいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?