見出し画像

【JCS使用候補】インテレオンのすゝめ

こんにちは。Lon(@Lon50_poke)と申します。

緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ自粛期間は続きそうですね。
さて今回は、もしもJCSが開催されていたら使用していた「インテレオンVmax」デッキの解説記事になります。

途中から有料となりますが、無料部分では「インテレオンVmaxの単体考察」「ムゲンゾーン環境考察」「なぜインテレオンを選んだのか」について書いています。もし気になってくれた方がいれば、ぜひ最後まで目を通していただけると幸いです。


■自己紹介

チーム成川に所属しています。タッグボルトからポケカを始め、ずるずるとポケカの沼にハマっていきました。
2020シーズンの戦績は、以下の通りです。

CL東京 Top4 250pt
CL愛知 7-3(Top128) 60pt
シティS1 Top128... 0pt
シティS2 Top1 100pt
計410pt WCS2021Day1の権利獲得


■インテレオンVmax単体考察

まずは、インテレオンVmaxのテキストを確認してみましょう。

画像1

⑴耐久
HPは320と、標準的なVmaxポケモンの耐久を持っています。
基本的に相手の攻撃を1発耐えることができるため、2回以上行動することが可能です。

⑵ハイドロスナイプ 60
相手のバトルポケモンのエネルギーを1枚、相手の手札に戻すことができます。これは、三神やドラパルトなどの手張りでポケモンを育てる(溶接工などのエネ加速を持たない)デッキに対してかなり有効な技です。これらのデッキが猛威を振るっている環境では、クラッシュハンマーやエール団のしたっぱなどのカードと組み合わせてエネ割りに寄せたデッキも強力です。
また、純粋に1エネで60ダメージ出せる点が優秀です。

⑶ダイバレット 160-60
この技の強みは、「サイドの複数取りによるまくり性能の高さ」です。
本構築では、この技に焦点を当て、「終盤にダイバレットを2回打って、サイドを取りきる」ことを大きな勝ち筋としています。
詳しいことは後で説明しますが、例として、vsザシアンデッキを想定してみましょう。

vsザシアン

このとき、インテレオン側はダイバレットで前のザシアンに160ダメージ、後ろのザシアンに60ダメージ。次のターンにブレイブキャリバーを耐え、ボス→ダイバレットでザシアンを2匹倒すことで(160+60=220)、サイドを4枚取りきって勝つことができます。

たしかに、インテレオンでなくても2ターンでザシアンを2匹倒すことはできるでしょう。しかし、ここで重要なのは、最後のターンにサイドを四枚まとめて取っているいうことです。
つまり、「スタンプでボスが触れなくて負けた。。。」というリスクを最小限に抑えていると言えます。

この「ダイバレットによる終盤のまくり性能の高さ」こそがインテレオンの最大の武器だと考えています。また、本構築はその武器を最大限に活かせるデッキだと自負しています。


■ムゲンゾーン環境考察

残念ながら直近で公式大会が開催されておらず、データ不足ではありますが、ざっくりと以下のようなTier表を考えています。

●Tier1
ムゲンダイナ、マルヤクデ
●Tier2
三神ザシアン、火の玉サーカス
●Tier3
それ以外
●未知数だが、構築単位で対策必須
ジュナイパー、タチフサグマ

それぞれ軽く解説します。

⑴ムゲンダイナ
ムゲンゾーンの表紙のVmaxであり、エクストラのレックウザEXを彷彿とさせます。わずか2エネで270出せる火力はもちろん、ガラルジグザグマによる火力補助、イベルタルGXによる高HPの処理能力、クロバットVによる安定性など、「強い要素詰め込みました」と言わんばかりの高性能デッキです。
文句なしのTier1。

⑵マルヤクデ
爆炎ウォーカー環境で公式大会がなかったからか少し影が薄いですが、かなりポテンシャルが高いカードです。青天井の技による火力の高さももちろん魅力的ですが、大きなお守りやヒートエネルギーによる場持ちの良さ、炎タイプ特有の補助カードの豊富さ、小回りが利く点など多くの強みを持っています。
気付いたら取り返しのつかないことになっているカードNo.1。

⑶三神ザシアン
Tier1の2つのデッキに対して少し不利を取ります。しかし、オルタージェネシスGXによって半端な初見殺しデッキに対して耐性を持っている点や、勝ち筋が太くプレミを最小限に抑えられる点から、三神というカードはCLやJCSなどの長期戦において評価が高いのでこの位置にしました。
ターボパッチの登場によって、後手1オルターを積極的に狙う構築も出てくるかもしれませんね。

⑷火の玉サーカス
相手は死ぬ。
上振れたら最強のデッキです。しかし、試合ごとのブレが大きく、安定性と爆発力のバランスを取るのが難しい印象です。決して「運だけ」のデッキではないのでキレることで対策とするのは避けたほうが良いでしょう。

⑸ジュナイパー
特性「みつりんめいさい」によって、GX,V(TagTeamやVmaxも含む)からのダメージをシャットアウトすることができます。SMレギュにおける「ラフレシア」や「フーパブラッキー」のようなデッキになると考えられます。
非GX,Vポケモン(フーパやボルケニオン、ジュラルドンや小ズガなど)に対する回答次第では、十分に勝ち上がってくるデッキタイプだと思います。

⑹タチフサグマ
個人的にずっと良い位置にいると思っているデッキです。
種ポケモンに対してはタチフサグマで詰ませにいき、Vmaxに対してはヤミラミVとイベルタルGXでサイドを取りきることで、理論上はかなり広い範囲のデッキを見ることができます。
メインのポケモンが2進化である点と、ボスによってエネが付いたジグザグマが倒されやすくなった点が向かい風であると言えます。


■なぜインテレオンを選んだのか

主に、以下の3つの理由でインテレオンを選択しました。

⑴環境トップのデッキたちに対して有利を取れる。

・ムゲンダイナ…デッキの性質上、ベンチバリアのミュウを採用できない上に、ベンチにクロバットVやジグザグマが並ぶため、ダイバレットによるサイド複数取りの勝ち筋が狙いやすいです。また、ムゲンダイナ側からインテレオンを一撃で倒すことができない点もポイントです。

・マルヤクデタイプ相性を押し付けて殴り勝ちできます。エネがたまったマルヤクデをしっかり処理していけばまず負けることはないでしょう。

・三神ザシアン…ハイドロスナイプによって三神のエネを剥がすことで、アルティメットレイで展開されることを防げます。また、三神を60+60+160=280、ザシアンを60+160=220で倒すことができるため、ダイバレットで三神とザシアンを複数取りするプランが取りやすいです。インテレオンVmaxが育ちきるまで、ターンをもらいやすいイメージです。

・火の玉サーカス…非GX,Vポケモンを採用しているため、サイドレースで負けることもありません。基本的に1-1交換を続け、終盤にダイバレットで複数取りを狙いに行きます。小ズガに当たってもイライラしないのはとても良いです◎

⑵メタデッキ(ジュナイパーやタチフサグマ)に詰まない。
インテレオンがVmaxであるためタチフサグマで詰まないことは明白です。また、本構築では非GX,Vポケモンを採用しているため、ジュナイパーに詰むこともありません。こういったメタデッキに対して詰むことがないというのは精神衛生上とても大事だと思います。

⑶ピカゼクの減少が見込まれる。
インテレオンの天敵であるピカゼクですが、ムゲンダイナやマルヤクデに対して大きく不利を取る事から、今までと比べて数を減らすと考えられます。
有利な相手が増え、苦手な相手が減ったことは、インテレオンを使う上でかなり追い風になっていると思います。

(⑷かっこいい)
ポケモン剣盾でメッソンを選んで旅をした私にとって、インテレオンは最高にかっこいい相棒です。ちなみにニックネームは「おめそ」でした。
好きなポケモンが強い環境で大会が開催されないのは少し残念。。。


※無料部分は以上になります。
▼ここから先は有料となっており、内容は以下の通りです。
■デッキリスト
■デッキのコンセプト&回し方
■採用・不採用カードの解説
■おまけ1:Limitless使用デッキとの比較
■おまけ2:ボツになったインテレオンデッキ2種の紹介
■最後に

インテレオンはかなり好きなポケモンで、今まで色々なインテレオンデッキを作ってきました。(そしてたくさんボツになりました)
本構築は、その集大成ともいえるデッキで、インテレオンを使うならこれだ!という自負があります。ムゲンゾーン環境にマッチした良いデッキだと思うので、是非ご覧ください。


ここから先は

6,226字 / 6画像

¥ 400

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?