学生最後の1か月

六日目。あと一日で一週間達成である。自分の中では結構な偉業な気がする。

朝起きると筋肉痛もよくなっていたので、ランニング・HIITへ。今は一日で筋肉痛が回復することが当たり前と思っているが、親を見ていると2,3日筋肉痛を引きずっているので、いずれ自分もこうなるのかと思うと、少し年を取ることが怖くなったりもする。

やはり朝ご飯を食べていないので、運動後はとてつもない吐き気。だが、この吐き気すら気持ちいい。少し、腹回りの脂肪が落ちてきて腹筋が見えてきた。こういう目にみえる変化があると、やはりモチベーションを保つことができる。

そして午後はダンヒルのアウトレットセールに行った。入社前にかっこいいネクタイとベルトが欲しかったので、友人と行ってみることにした。しかし、さすがダンヒル。アウトレット価格とはいえ高い。結局予算オーバーになりベルトは買わずにネクタイだけを買ってきた。でもいい買い物ができた。

私は、社会人になったら小物にお金をかけらる人になりたいと思っている。やはり、良いものは値段が高くても、持ちがいいし、なによりその小物を使っている自分に少しテンションが上がる。女性がネイルサロンに行き、爪をかわいくすることと似ている。別に誰かに見せたいわけではなく、良いものを使っている自分、爪がかわいい自分にすることで、自分の機嫌を取っている。

これは「セルフモチベーション」というらしい。自分の機嫌を自分で取ることができれば、とてもコスパがいい。早起きした自分、朝から激しい運動をしている自分、毎日さぼらずに出勤している自分、すべての自分を肯定してあげることで、他人から褒めらるよりも早く、そして確実に、自分の機嫌を取ることができる。そして、そういった自分に、ちょっとしたご褒美を与えてあげる。これでセルフモチベーションは完璧である。

そして夜は久しぶりに友人とお酒を飲んだ。なんと串カツ田中で学生限定で500円で飲み放題ができるという情報を手に入れたのである。学生のうちに、学割系は全て使い切らなければいけないなと感じた。

この飲み会で自分の成長を感じた。お酒を自分のペースで適量を飲むことができたのである。(当たり前)正確に言うと、お酒があまりおいしく感じなかったのでそこまで飲めなかった。以前の自分だったら、せっかくの飲み放題だから元を取ろうとして、自分のキャパを超えた量を飲んでいただろう。しかし、適量で飲み会を終わらせることで、しっかりと家に帰ることができたし、次の日の体調も悪く済まず、良いことだらけであった。

お酒も適量を飲むことができ、ダンヒルのネクタイも買うことができた。大人の階段の一歩目を上ることができた良い日だった。


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