学生最後の1ヶ月

十日目。今日は仙台へ。
特に何の予定も決めずふらっと仙台を訪れてみた。

贅沢に昼からビールと牛タンを頂いた。久しぶりの酒なので、体に染み渡る感じがした。

ただ、彼女の前なのでしっかり三杯までに抑える。というより、それ以上飲みたくない。以前からお酒を飲むと顔が赤くなっていたが、やはり体質的にアルコールがあまり飲めなかったのかもしれない。

逆に気合だけで今までの飲酒量を乗り越えていたのかと考えると、私という人間の精神力の強さもすごいなと考えてみる(何でも良いから褒める)。

仙台に住む友人に紹介してもらった美味しい居酒屋さんを夜は訪れた。彼女が頼んだビネガーサワーというものが、あまりに酢が強い味で二人で笑ってしまった。まあ、そりゃビネガーサワーだからね。

その店でブリしゃぶを頼んでみた。ブリをしゃぶしゃぶで食べるとまるでフグだったことにも驚いた。二人でしゃぶしゃぶ加減をあーだこーだ言ってみたりして笑った。

私は人を笑わせることが好きである。相手を笑わせたいから何かを話そうとする時は、面白いかどうかを少し考えてから話す。

自分が言ったことで笑ってくれて1番嬉しい人は、彼女だろう。付き合う前、彼女はおしとやかで可愛らしい人物かと思っていたが、話してみると冗談が好きで良く笑う人だった。

頼んだビネガーサワーが酸っぱすぎて笑ったり、フグのしゃぶしゃぶ加減で笑ったりと、しょうもないことを通じて二人で笑い合ってる時間がとてつもなく幸せだと感じる。

「お金では買えない幸せ」というものだろうか。
なかなか人生というものは深い(この文が世界一浅い)。

そんな彼女をこれから先も大事にしていきたいし、1番側で彼女の笑顔を眺めていたい。

こんな気持ち悪い惚気が込み上げてきた十日目であった。

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