学生最後の1か月

どうやら、4月から社会人になるらしい。

実感の「じ」の字もないが、時間がたてば勝手に社会人になる。視点を変えると、これまでの人生の大半を占めてきた「学生」という身分からついに卒業するということになる。これは、人生において結構大きな分岐点になるのでは?ということで、人生最後の学生生活の記録を残してみたいと思う。社会人になってこの記録を見返したときに、「自分がこんな甘ったるい考えを持っていたのか」「意外と本質をついているな」など、いろいろな感情が芽生えてきそうで面白い。

ということで一日目。

学生生活最後のバイトのシフトを切った。(笑)非常にぬるっとバイトを卒業してしまった。でも、どうにもバイトが続かず、ころころとバイト先を変えていた自分らしい最後だ、と思うことにした。

では、バイトを切って何をしていたのか。「反省」である。前日に、彼女とデートをしていた。そこでお酒を飲みすぎてしまい、どうやら彼女にすごく強い態度であたってしまい、気づいたときには彼女は泣いていた。最低・最悪である。

私は酒癖の悪い父に似て、あまりに飲みすぎると記憶をなくし、何をするかわからない。しかし、この自分の酔った姿を以前から知っていた。何回か、昨日と同じような失敗をしている。でも、その都度、お酒の飲み方を考え直すことはなく、ずるずると好きなだけお酒を飲む生活を続けてきた。

その報いが昨日の出来事だろう。小さいころから、普段は優しい父が酒を飲むと口が悪くなる姿を見て、嫌悪感を抱いていた。しかし、血は争えない。なぜ、自分が小さいころに嫌悪感を抱いてた姿に自分がなっているのに、行動を改めようとしなかったのか?

しかし、さすがに彼女を泣かせてしまった昨日の出来事はさすがに応えた。そこで、アルコールに依存する前に、自分のペースでお酒を飲むことを心に深く決めた。「酒は飲んでも飲まれるな」当たり前である。しかし、当たり前のことができていなかったのである。この失敗を生かすも殺すも自分次第。だが、今回は少しでも変わりたいという想いがあるので、しっかり行動に移す。

以下が自分の決めた信条である

・彼女の前ではお酒は3杯まで

・家では極力飲まない

・付き合いで飲み会に行かなければいけないときには、自分のペースで飲む

これらの、信条を達成するために体を鍛えることにした。なぜなら、筋トレをすると急にお酒が害なものと考えられるためである。ただマッチョを目指したりすると続かないので、「お腹を引き締め、腹筋を割る」という少し簡単な目標にした。

ただ、自分勝手な考え方だが、社会人になる前に自分のお酒の飲み方を考え直すことができたのは、とてもありがたいことである。そのきっかけをくれた彼女には感謝したい(もちろん猛反省)。これから、上司や取引先とお酒を飲んで、失態を犯してしまったら首である。全く笑えない。

自分の中でお酒をたくさん飲める人はかっこいいという間違った認識を持っていた。全く違う。「自分の適量を、自分のペースで飲める人がかっこいい」のである。当たり前である。

社会人になる前に、最重要なことを学んだとても濃い一日だった。

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