Windows Server 2019 講座②

前回の「仮想環境とクラウドサービス」に引き続きまして、執筆させて頂きます「Windows Server 2019講座」ですが、サーバに対して初心者の方でも参考になる様に先ずはWindows Server 2019の『基礎知識』を中心に何回かに分けて行きたいと思います。

今回の第1回は「Windows Server 2019の基礎知識」より、「Windows Server 2019の概要」について解説します。

■Windows Server 2019の概要

Windowsと言うと、身近にあると思われます家庭用PCで利用されている「Windows8.1」もしくは、「Windows10」を思い浮かべる方が多いと思いますが、それらは『クライアントOS』と呼ばれ、Windowsには今回お話しする「Windows Server 2016」や「Windows Server 2019」と言う『サーバーOS』と呼ばれるものが存在します。先ずはWindowsには大きく分けて、「クライアントOS」と「サーバーOS」に分類されるという事をご認識下さい。

せっかくなので、この2つのOSについても簡単に説明しておきたいと思います。
「クライアントOS」とは、主にExcelやWordの様な表計算やワープロソフトなどを利用してデータを作ったり、文章を作成したり、またIEやCromeなどのブラウザソフトを使ってWebサイトを閲覧したりする。そういった事務的な作業を行うことに適したOSとなります。
「サーバーOS」はユーザーが直接操作を行う訳ではなく、ネットワーク上に接続された別のコンピューターに対し、その役割によってデータであったり、印刷であったりといった必要な機能を提供します。(この辺りの説明は今後の回にて詳細を説明させて頂きます)

では、話を「Windows Server 2019」に戻したいと思いますが、「Windows Server 2019」はWindowsサーバーOSと言うシリーズでは、「Windows Server 2012 R2」や「Windows Server 2016」と言うサーバーOSの後継OSとなり、微妙に年数との差異はありますが、「Windows Server 2003」の登場から、ほぼ4年置きにバージョンアップされてリリースされております。

 【各OSのリリース日】

  ・Windos Server 2003 <2003年>
  ・Windos Server 2008 <2008年>
  ・Windos Server 2008 R2 <2009年>
  ・Windos Server 2012 <2012年>
  ・Windos Server 2012 R2 <2013年>
  ・Windos Server 2016 <2016年>

余談ですが、「Windows Sever 2019」のリリースは2018年1月です。そう考えると、Windos Server 2008」や「Windos Server 2012」の様に、機能強化と言う意味合いでは「Windos Server 2016」の『R2』に相当するイメージではありますが、その辺りの細かい話は今後追って説明して行きたいと思います。

という事で、次回は「Windows Server 2016」との違いと言う意味合いも含め、「Windows Sever 2019の特徴」についてご説明したいと思いますので、宜しくお願い致します。



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