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大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(天皇賞・秋)

日曜(10月31日)の東京11Rで行われる天皇賞・秋は、「三強」です。
この「三強」は実際に三頭が抜けて強いというのではなく、単勝オッズが4番目以降の馬と比べて、著しく3頭に集中するときに使われる競馬用語です。だいたいですが、3頭がいずれも単勝支持率15%、できれば20%以上、かつ3頭合計の単勝支持率が70%を超えていれば「三強」と呼びたいところです。今回はおそらくそうなると思います。
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さて「三強」が馬券圏外から全部飛ぶ可能性は、著しく低いです。競馬ですから絶対ないとは言いませんし、障害G1の「三強オッズ」は総崩れの時もあったのですが、「三強」定義にかなう平地G1において、3頭全部馬券圏外に飛んだ例を筆者は知りません(あったらごめん)。つまり今回の「三強」①コントレイル、⑤エフフォーリア、⑨グランアレグリアの買い方は――
A)「三強」の3頭を買う。①⑤⑨3連単ボックス6点で、これだけ買えば利ざやが出ます。
B)「三強」のうち2頭買う。言い換えれば1頭切る。3連複2頭軸で①⑤⑨のうち2頭、相手13頭がシンプルです。1頭馬券圏外から外れる馬を当てれば「高め来い!」と直線でシャウトできます。
C)「三強」のうち1頭買う。これは相手をどう絞るか難易度が高いのですが、高配ならこのカテゴリーが手っ取り早い。

このA・B・Cは、過去の平地「三強」G1で、ざっくり「4対3対3」ぐらい。筆者はBCの複合で攻めます。

◎⑭カレンブーケドール
G1未勝利、でも2着3回。善戦ガールとしてすっかり定着している馬です。ただG1の2着は3歳時に集中(いま5歳)、そしてこのコースで不利な外枠と嫌う理由は結構あるのですが、今回が過去最高の出来じゃないでしょうか。休み明けでG1に出るのは初めて。ほぼお釣りなしの仕上げで、勝負に来ていると思いますので◎を進呈します。

○▲☆⑨⑤①「三強」のみなさん。
コントレイルは昨年の勢いを欠き、エフフォーリアは初の古馬対戦、グランアレグリアは距離。それぞれ気になる点があるので、傑出した1番人気にはならず、かといって他の馬よりは実績も上で、人気が三つどもえ状態。筆者の序列は○グランアレグリア、▲エフフォーリア、☆コントレイルの印通りで、コントレイルは「三強」では負担重量が唯一58キロなのがネック。グランアレグリアとエフフォーリアはこれまでのパフォーマンス比較で前者に分とみます。グランアレグリアの牝系は、ベッラレイアやゴールデンフェザントといった府中実績馬も出て、コース相性も上々です。

ポイントは馬券の買い方です。

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馬券は3連単フォーメーション
<1着>⑭→<2着>①⑤⑨→<3着>①④⑤⑦⑧⑨⑮(18点)
<1着>①⑤⑨→<2着>⑭→<3着>①④⑤⑦⑧⑨⑮(18点)
<1着>①⑤⑨→<2着>④⑦⑧⑮→<3着>⑭(12点)

以上48点。三列目の買い目は「三強」のワンツーを忌避したものです。

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC