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運命的な出会いも、全力の“りーもこ”も!|『奥森皐月の公私混同<収録後記>』第2回

テレ朝動画のオリジナル番組定額見放題サービス「logirl(ロガール)」で毎週配信中の『奥森皐月の公私混同』。そのスピンオフのテキスト版として、MCの奥森皐月が番組収録のウラ話や感想、各回のオススメポイントなどを自ら執筆する連載コラムです。番組で発表した「ゲストを表す四字熟語」も改めて紹介します。

予想される展開をいかに裏切るか選手権

最近大喜利にハマりすぎて、ついに大喜利のメール投稿を始めてしまいました。奥森皐月と申します。
ほかの人よりほんの少しだけお笑いを見る時間が長いだけの17歳、高校2年生です。

logirlにて毎週木曜18時から『奥森皐月の公私混同』が配信されています。
一部の層で話題だと言われていたり、いなかったりする番組。

「ライトな層を完全置いていく宇宙一マニアックなトーク番組」をテーマに、毎週ゲストの方々とディープなお話を繰り広げています。
マニアックすぎるトークにも果敢についてきてくれる視聴者の皆さんには感謝しかありません。いつもありがとうございます。

お呼びするゲストさんは、私と番組プロデューサーのTP(高橋プロデューサー)による話し合いによって決めているのですが、回を増すごとに「攻めた人選」になってきている気がします。
「予想される展開をいかに裏切るか選手権」のような会議、これがとても楽しいです。
「あの人は今こそ呼びたいね」とか「このゲストの流れはオシャレだねぇ」とか、感覚を麻痺させながら毎週考えています。

さて、このnoteは番組収録のウラ話や収録を通して感じたことをMCの私目線で書く放送後記。
今回は第6回から第9回までを順に振り返っていきます。
logirlの本編とnoteの記事、ともに観ていただけるとより楽しめるのではないかと思います……。

#6 みほとけ:普段から交流のある頼れるお姉さん

これまでの公私混同の放送の中で、最も「私」の成分が多かった回。
プライベートでお友達として仲よくしていただいているみほとけさんをお招きしました。

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(写真:『奥森皐月の公私混同 #6 みほとけ』

毎週欠かさずゲストの方をプレゼンするコーナーを設けていますが、みほとけさんとの回だけはそのコーナーもカット。
ただただ「お友達」として1時間楽しくゆるくおしゃべりする。はずでしたが。
みほとけさん持ち前のまじめさが炸裂し、しっかりエピソードトークを何本も用意してきてくださりました。
頼れるお姉さんです、私はほぼ何も考えないで収録に臨んでいたのに。

収録日は私の誕生日が近かったため、サプライズでお祝いもしていただきました。
プレゼントでいただいた単眼鏡がとてもお気に入り。
次にみほとけさんとお寺に行くときは、この単眼鏡を片手に隈なく見て回りたいです。

いつの間にか普段喫茶店で話しているときと同じテンションになり、私はかなり素の状態でトークしていました。放送を観て「こんなに思ったことをそのまま言ってしまっていたのか」と驚いたくらいです。それだけ、みほとけさんといると安心してしまうのでしょうね。

収録後帰宅すると、みほとけさんから超長文のラインが届いていました。
その日の収録についてひとり反省会をした上で、信じられないくらいまじめに感想を綴った文章。
お友達として、いつも他愛ない話を送り合っていたLINEに突如現れた「芸人・みほとけ」のストイックさに感銘を受けました。
そして、この素敵な人が仲よくしてくださっていて幸せだなと感じて。
謎のスイッチが入ってしまい、しばらくアツい会話が続いたので全身に熱気を帯びた状態で果てるように眠りにつきました。
ふたりで出した結論は「ウチら最高の仲間だね」です。
文化祭終わりの学生も同じことを言うと思いますが、私たちの想いは比べ物にならないくらい強いです。
みほさん、今後ともよろしくお願いします。

<みほとけさんを表す四字熟語> 知己朋友
よく自分のことを知ってくれている友人のこと。また、よく待遇してくれる人。(新明解四字熟語辞典より)

#7 ムラムラタムラ:随所に表れるりーもこ愛

破壊力抜群の回になることは容易に予想できたので、楽しみな気持ち半分、恐怖心も大きかったです。
「もっこりからのりーもこちゃん」を女子高生にやらせていいのか、とTPも悩んだそう。
ちなみにマネージャーさんからは何も言われませんでした。スターダストプロモーションはりーもこOKの事務所のようです。

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(写真:『奥森皐月の公私混同 #7 ムラムラタムラ』

前半は完全にムラムラタムラさんに主導権を握られてしまい、ただただ、りーもこを全力でやる時間でした。厳しい指導でしたが、随所に表れるりーもこへの愛が素敵だと思いました。なぜ厳しいりーもこの指導を受けなくてはならないのか?という疑問はとっくのとうに捨てています。

番組後半では、ムラムラタムラさんのプライベートの面や“普通”な部分を知ることができてよかったと思います。
カメラが止まると、さらに好青年な部分が出てくるムラムラタムラさん。
「フリーだと大変ですよね」と何気なく言っただけなのに、これまでの芸人生活の変遷やフリーになった経緯、今後どうしていきたいかまで丁寧に教えてくださりました。
この女子高生に、将来のことまで詳しく教えてくれる優しい人です。聞いてもいないのに。
帰り際の「またお願いします」という深いお辞儀が脳裏に焼きついています。

普段の姿を知ってしまうと、ますます舞台で観るムラムラタムラさんがおもしろいです。
このエピソードを踏まえた上で、みなさんにも第7回を観返していただきたい。
新たな発見があるかもしれません。

そして、奥森がノリノリでりーもこをしていることに疑問を抱くはずです。
私も自分で放送を観たときに「なんでこんなに向上心を持ってもっこりからのりーもこちゃんをしているのだろう」と怖くなりました。

ネットラジオアプリGERAで放送中のムラムラタムラさんの番組でも、その人柄が垣間見えるのでぜひ聴いていただきたいです。#6の恋愛について話す回が私のお気に入り。

<ムラムラタムラさんを表す四字熟語> 気骨稜稜
自分の信念を守って、貫き通そうとするさま。(デジタル大辞泉より)

#8 エアコンぶんぶんお姉さん:「エアコンぶんぶんお姉さん」を知りたければこれを観るべき!

芸歴2カ月という、今までお呼びした方々の中でも圧倒的にフレッシュなゲスト。
4月に『全力!脱力タイムズ』に出演されたことをきっかけに脚光を浴び始めた、今一番注目度の高い芸人さんのひとりです。
番組内で「こんね」と呼ばせていただくことになったので、ここからは「こんねさん」と書きます。

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(写真:『奥森皐月の公私混同 #8 エアコンぶんぶんお姉さん』

印象的な名前と、かわいらしい見た目で見る人の心を惹きつけるこんねさん。
しかしながら、調べても調べても素性はわからないし、どんな人なのか想像もつかない謎多き存在でした。
そのようななかで、『奥森皐月の公私混同』がいち早くこんねさんの実態に迫れたのはとてもうれしかったです。

お笑いを始めるまでの人生や普段の様子を知れた上に、想像の何倍も上手だった歌の披露まで。「エアコンぶんぶんお姉さん」を知りたければこれを観るべき!という1時間になっています。
こんねさんの空気感が徐々にスタジオを覆っていくのが見どころ。
ひとつひとつの言葉のチョイスに、鋭さと強い魅力を感じました。

年齢が近いことからシール帳のトークが盛り上がったり、意外な共通点が見つかったり。
近しいものを感じるな、という直感が確信に変わりました。
今後、プライベートでもお話ししてみたい存在です。また違った部分も知りたい。

「タナカ電機」としてコンビでも活動するこんねさん。漫才をしている姿も観に行きたいと思います。

ちなみに、この回の「奥森、これやっときな!」のコーナーでネット大喜利を始めたほうがいいと教えていただいたのもあり、大喜利投稿を密かにスタートしました。
大喜利投稿職人として名が知れるまでは粛々と修行を積みたいと思います。
なぜ修行を積まなくてはいけないのか? その疑問もとっくのとうに捨てています。
こんねさんの願いも背負って、大喜利を学んでいく。

<エアコンぶんぶんお姉さんを表す四字熟語> 花紅柳緑
春の美しい景色の形容。また、色とりどりの華やかな装いの形容。また、人手を加えていない自然のままの美しさのこと。花は紅に柳は緑の意。(新明解四字熟語辞典より)

#9 桑原由気:声優界随一のお笑い好き

第8回までのゲストはすべて芸人さんでしたが、ここで突如お呼びした声優さんのゲスト。
しかし結果的にはこれまで以上に「お笑い濃度」の高い放送になりました。

声優界随一のお笑い好きで知られる桑原さん。芸人さんをゲストに呼ぶラジオ番組を放送されていたことをきっかけに、私は桑原さんのことを知りました。寄席を主催していると知り調べてみると、お笑い好きを煮詰めたようなキャスティングで驚いたことをよく覚えています。

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(写真:『奥森皐月の公私混同 #9 桑原由気』

一方の桑原さんは、私がQJWebにて書いた「うしろシティ星のギガボディが終わるのがしんどい」という内容の記事を読んでくださっていたそう。
お互いにお笑い好きとして、番組でお会いする前から認知していたという事実がまずおもしろかったです。
実際にお会いすると、そのかわいらしさと華やかさに圧倒されました。しかし、トークをすると数十秒で「同じ側の人間だ」とわかり安心。

その優しくて魅力的なお声から「中野twl」「ゲレロンステージ」「虹の黄昏」と地下お笑い用語が次々と飛び出すのが、とにかく幸せ。
私もカメラを忘れるほどお笑いトークに夢中になってしまい、後半は完全にライブ帰りにファミレスで語り合うお笑いファンふたりでした。

「徳原旅行」「レッドブルつばさ」「スクールガールファンタジー」「ファンファーレがきこえる」という4単語をひと息で言ってしまったことは少し反省しています。
そして、1時間の放送の中で桑原さんと私が『マイナビ Laughter Night』という単語を3万回くらい発していました。他局の番組なのに。
どの話をしても通じ合えることが終始うれしかったです。

今後、賞レース後にはお互いにメモを取ったノートを持ち寄って振り返り会をしたいです。
賞レースのメモを取っている人、自分以外で初めて会いました。
これは運命的な出会いな気がしています。

<桑原由気さんを表す四字熟語> 兼愛交利
人を区別なく広く愛し、互いに利益を与え合うこと。中国戦国時代の墨子の思想。(新明解四字熟語辞典より)

番組の感想メールも受付中です

こうして振り返ると、バラエティに富んだ番組だということがより鮮明にわかりますね。

先日「奥森皐月の公私混同を通して、ゲストの方を好きになった」という声をいただけたのですが、この意見こそが目指している到着地。
ゲストの方を知らなかった人にも魅力が届くといいな、と思っています。

番組の感想などはすべて

s-okumori@tv-asahi.co.jp

までお送りください。
ゲスト案、奥森にオススメしたいエンタメ情報、叱咤激励、ふつおた、お悩み相談、大喜利のお題などなんでもOKです。

いつか大喜利をする日が来るのかと思うと恐ろしいのですが、募集しています。
桑原由気さんにお声がけしたのは視聴者の方からのメールがきっかけだったので、ぜひぜひゲスト案も送ってください。
お便りを読むのも毎週の楽しみになっています、よろしくお願いします。

『奥森皐月の公私混同』は毎週木曜18時に最新回が公開

最新回公開直後の1時間は無料でご覧いただけるので、ぜひチェックしてみてください!

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(写真:『奥森皐月の公私混同』

今後の放送とゲストもお楽しみに。
ちなみに、TPとの会話で「俺スナさん」という単語が何度も出てきていることだけご報告しておきます。
皆さん。どうにかついてきてください。

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