論理的な文章には、定番の論理構成がある
各論は、「現状ー問題ー原因ー対策ー効果ー反論」の流れを意識するとロジックが組みやすい。各項目は、パラグラフを分けて、それぞれを論証していく必要がある。
「現状ー問題ー原因ー対策ー効果ー反論」の流れをベースに、文章内容にあわせて少し変更する。たとえば以下のように。
提案:現状ー問題ー対策ー効果ーデメリットへの反論
トラブル解析:問題ー原因ー対策ー効果
論文:序論(現状ー問題ー原因)ー手法(対策)ー結果(効果)-考察(反論防御)
技術レポート:現状ー問題ー対策ー効果
各項目はパラグラフを分けて論じる。一緒に述べてはならない。たとえば、「少子化の現状」を論じるなら、いかに少子化が進んでいるかだけを述べる。厳密に言えば、「少子化は人口減少を招く」ことすら別トピック、つまり別パラグラフだ。まして、少子化の結果どんな問題が生じるかまで論じてはならない。なぜなら、「少子化は人口減少を招く」ことも、どんな問題が生じるかも、少子化が進んでいるとは別の論証が必要になるからだ。似ているからといって、別々に論証すべきトピックをまとめてはいけない。分けて論じるのだ。
さらに各項目が、複数に細分化されるなら、その数だけパラグラフとする。たとえば、原因が2つあるなら、その2つでパラグラフを分ける。なぜなら、それぞれの原因を論証しなければならないからだ。論証しようとすれば、PREPの構成となる。どうしても4-8文相当になる。細分化した場合は、その数だけパラグラフとなる。
各項目は、Topic sentence の書き出しで判断ができると分かりやすくなる。たとえば、下記のようにパラグラフを書き始める。
現状:「現状、」「最近、」
問題:「しかし、」
原因:「この原因は」
対策:「そこで、」
効果:「この結果、」
反論:(特にパターンはない)
「現状ー問題ー原因ー対策ー効果ー反論」の流れで各論を組むと、論理的で分かりやすくなる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?