向精神薬よりも漢方薬

医者を頼り、処方箋を漫然と服用している場合もあるだろう。私の母がその典型であった。母は60を超えた頃から向精神薬や眠剤、間違った漢方薬の投与による副作用のオンパレードで数え切れないほど入退院を繰り返した。今の主治医は四人目である。今の主治医に変わってからは数年ほどしか経たないが、既に三回以上は入院した。そして今年の1月、遂に向精神薬や眠剤のいくつかの処方箋の副作用を主治医に訴えて辞めさせることができた。同時に最も有効な漢方薬(五苓散合四物湯)を中心にした治療に移行することができたおかげで、血圧も脈拍も安定し、病状が軽快した。歳をとった時に有益な治療方法を発見することがいかに困難なことであるか。結局、医師は医学的常識に追従するのみ。医師は漫然と有害あるいは無益な薬を出し続けることを本文としているようだ。今年71歳になる母にとって血圧を下げ、不安障害を抑制できる力をもった漢方薬を見出せる医師はこの世にはいないだろう。

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