logia1974

光と闇、聖と俗、善と悪、生と死。 矛盾する現象と相反する概念から成るこの現世は夢。 興…

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光と闇、聖と俗、善と悪、生と死。 矛盾する現象と相反する概念から成るこの現世は夢。 興味の対象は全方位。

最近の記事

2倍の分量を飲みたい

昼過ぎには1日分の漢方薬のほとんどを服用してようやく心身が活発になり始める感じがする。日本の漢方薬では分量が少なくて量を摂取できない欠点がある。本当に適応する漢方薬ならば規定の倍量を1日分にしても良いと思う。そうなると当然、生薬の需要はすぐ2倍に伸びるわけだが、そんな時代はまだはるか遠い未来のことかもしれないね。

    • 向精神薬よりも漢方薬

      医者を頼り、処方箋を漫然と服用している場合もあるだろう。私の母がその典型であった。母は60を超えた頃から向精神薬や眠剤、間違った漢方薬の投与による副作用のオンパレードで数え切れないほど入退院を繰り返した。今の主治医は四人目である。今の主治医に変わってからは数年ほどしか経たないが、既に三回以上は入院した。そして今年の1月、遂に向精神薬や眠剤のいくつかの処方箋の副作用を主治医に訴えて辞めさせることができた。同時に最も有効な漢方薬(五苓散合四物湯)を中心にした治療に移行することがで

      • 生姜の効用

        父が言うように冷え性だから生姜が良いというのは漢方医学的には正しいようでいて、実は核心となるところでは大いに間違っている。生姜は食欲増進だけでなく、他にも様々な効果があるので、その様々な効果が実感できる人には生姜が有益なのであって、私の父には有害でしかないだろう。父の冷え性には生姜は無効であるし、そればかりか生姜を摂取することで有害な副作用が生じる恐れがある。そもそも大黄のような強力な下剤を連用できる父には生姜が合う可能性は極めて低いと思う。私の経験上、生姜が良いと感じている

        • 漢方治療の本質

          「私と私の母は闘病生活の中で長い時間をかけて治療に必要不可欠な生薬を選別していった。その結果として9種類の生薬以外に服用を続けることのできる漢方薬は見出せなかった。9種類の生薬こそが最も厳密に組み合わされた漢方薬の限界であるという確信を得られたわけだが、果たしてこのような結論が正しいということを科学的に証明してくれる人が将来現れれるものだろうか?」 My mother and I spent a long time in the fighting disease selec

        2倍の分量を飲みたい

          漢方治療の本質

          漢方治療とは種々の薬草を配合して病者に投与し、その効果を一定期間にわたって観察し、最終的に配合の利害得失を判断する治療行為のことを言い、病気の改善を実現したかどうかを判断する点において初歩的な科学的態度が必要とされる実験的行為を意味する。 Chinese medicine is a treatment in which various herbs are combined and administered to a patient, the effects of which

          漢方治療の本質

          漢方の本質

          漢方治療とは、生薬の配合が人体に及ぼす影響を長期的に観察し、その配合の是非の判断を最終的に下すことを目的とし、最善の健康の状態を維持する為の初歩的な科学的性質を帯びた治療手段である。#漢方-#漢方薬-#漢方医学

          漢方の本質

          五苓散合四物湯

          精神障害者が廃用性症候群の時期を経て、血圧が高くなり、脈拍が100を超え、昼夜眠れず、大便や小便が出なくなった時には抑肝散や炙甘草湯なども考えられるところだが、五苓散合四物湯が良い場合がある。もしも正しく適応した場合には一か月を経ずして改善の兆しが得られる。ルネスタのような眠剤の副作用でなった者にも効くが、治りが悪いだろう。私は多くの経験が得られない立場なので確信は持てないが、五苓散と四物湯はどちらも漢方方剤の中でもとりわけ重要な方剤であるから、この二つの漢方方剤の組み合わせ

          五苓散合四物湯

          九味の配合

          現在、私と私の母が服用を続けている漢方の処方箋は私が三つ、母が二つ。それぞれ合計で9種類の生薬が配合されていることになる。9種類の生薬、すなわち九味の配合からなる漢方方剤で有名なものに柴胡桂枝湯がある。十全大補湯や補中益気湯、加味逍遥散は十味、八味丸や温清飲などが八味、抑肝散や半夏瀉心湯などが七味。私と私の母は闘病生活の中で根気強く膨大な時間をかけて吟味していった。その結果として導かれた生薬の数が九味である。したがってこれこそが最も厳密に組み合わされた生薬の配合の限界であると

          九味の配合

          食の起源第二集「塩」

          ❶牛や山羊がエンボレイ(塩分を含む土)を舐める。 ❷マサイ族の主食はその牛や山羊のミルク2リットル。 (間接的に塩分を摂取。) ❸塩分摂取量は一日2グラムで足りる。 案の定、マサイ族の人は塩そのものに拒否反応でしたね。 「やくやもしお(藻塩)のみもこがれつつ」という句のとおり、 藻を使った製塩方法を初めて視聴することができた。 カスピ海の海辺に住んで海藻を食べていた人が、より美味しい岩塩のことを知る。岩塩を求めて内陸に移動。そして岩塩を採掘する際に何らかの理由で岩塩の谷

          食の起源第二集「塩」

          革新の夢

          私の父はその昔、痔の出血が酷くなった時に、漢方薬を家庭に売って回る薬種商の人から三黄瀉心湯の服用を勧められた。結果、出血を治すことができたらしい。そもそも母方の祖母も同じく薬種商の人から三黄瀉心湯や柴胡加竜骨牡蛎湯などを購入していて服用していたようだ。が、祖母の場合はそれよりも某メーカーの大黄甘草湯をドラッグストアで購入して愛用していたように思う。二人ともひどく便秘するタイプだったので三黄瀉心湯の中に配合されている大黄という生薬がいかに重要かということがわかるわけだ。ただ、父

          革新の夢

          私の脂肪肝にアーティチョークは効きますか?

          双極性障害と診断されて8年以上が経った。およそ二千年分の漢方治療の経験の成果が、今の私を救ってくれている。真に有益であることを科学ではなく人間の鈍い五感で把握することだからこそ時間がかかるということだ。現代の医学の発達、あるいは製薬会社から次々に発売される新薬などあまり期待できないものだし、漢方治療において最善の方法を探求するには医師や薬剤師の資格は必須ではないだろう。 閑話休題、肉野菜好きだけど大変な米好きでもあるゆえに非アルコール性脂肪肝になっている私。今やようやく病的

          私の脂肪肝にアーティチョークは効きますか?