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SNSの力

今となっては信じられないが、僕自身が大学時代はバスケの情報がまったくなく、いつどこでだれがなにをしているのかまったくわからなかった時代。

当時は指導者から言われた事をきっちりやる選手が〇、人と違う行動する人間は×と暗黙のルールがあったように思う。JBL、学生含め自ら情報発信する選手はいなかったので思い切って初めてみようと決意したのが大学2年生。

かなり珍しかった事もあり、一番多い時は1日3,000人ほどが見てくれていてDMも合計で300件以上は来ていたはず。中には恋愛相談もあったな。

現在、某チームのヘッドコーチをしている人物も学生時代にメールをしてもらったり。すべてのメールにきちんと返事をしていたのが今考えても本当によかったと思ってるし、その中でつながった縁もたくさんあった。

その中でも印象的なのが、当時も今と同様に大濠ファンがたくさんいて大東カップの会場で恥ずかしそうに「竹野ファンです」と僕に声をかけてくれた高校生。彼女だけでなく何人も声をかけてくれた。

※20年弱経った今でもtwtterで繋がってるのはびっくり。

時は流れ、JBLの会場だったり3×3の時に声をかけてくれてあの恥ずかしそうに声をかけてくれた子達がびっくりするくらい大人になっていて驚いた事が何度もあった。あの時ブログをやってくれていたお陰でバスケが楽しくなりましたと何人も言ってくれて本当に嬉しかったな。

心理学を大学で教えている教授からも連絡を頂き、直接会って色んな事を教えてくれたり北海道の方からは手紙やDVDやお菓子を毎月送っていただいたり色々な所で色々な人と繋がる事ができた。

僕自身は「きっかけ作り」としてSNSを始めたけど結果としてもの凄くメリットがあったと思う。今は宣伝もブランド価値向上も商品の紹介などなんでもやろうと思ったらできる。これをやらない手はない。

SNSによって作られる「強固なファンベース」はアスリートがスポーツのフィールドを超えて新たな事業を行ったり、慈善活動を行ったりする上でのベースとなることは間違いない。これはスポーツ界の課題である「セカンドキャリア問題」の1つのソリューションにもなり得ると思うし、ある意味履歴書であり職務経歴書を兼ねているので後輩たちには是非ボーナスステージに上手く活用してほしい。