ココリコ

香港でフランス発スタートアップのAPACオフィスを牽引しています。 元英国系コンサルティング・ファーム勤務。海外で働く際に役立つ実践的な英語をシェアしています。学校では教えてくれない、でも外資で使える英語、ぜひあなたのスキルアップに役立ててください!

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最近の記事

踊りバカ・サラリーマンの海外舞台日記

今回はかなり自己満足な内容なので、舞台芸術に興味のある人だけ読んでください。私は将来の自分への手紙としてここに書いておきたいと思います。 明日、私はプロ・ダンサーとして初めて舞台に立ちます。学生時代にはいくつかの商業ショーに出演しましたが、社会人になってからはこれが初めての経験です。 この年齢になってからダンサーへの道が開けるなんて、人生何が起こるかわからないものです。夫には趣味の延長でなぜここまで努力するのか理解ができないようですが、私は若かりし頃の自分への約束を果たした

    • アジアで働く私の日常 ~シンガポール出張記

      シンガポールへの短期出張から、昨日の深夜香港着のフライトで戻ってきました。今回は残念ながら、ヨーロッパから来ている上司への滅私奉公で終わり(涙)、個人的に会いたかった方々とお会いする時間が取れませんでした。 到着初日夜に、仲のいい元同僚がサプライズでセントーサ観光を企画してくれましたが、それも正味2時間。 夜は会員制クラブで、仕事関係者とシャンペンを嗜む機会もありましたが、正直なところ、ローカルのホーカー・センターでハイナン・チキンライスを楽しむ方が、私の心をより癒してくれ

      • 心の準備が吹き飛んだ日 〜内向的な私が同じ日に2度の英語スピーチを任された顛末記〜 後編

        前回の続きです。 早朝から夜遅くまで、3つのイベントをこなす強行軍の一日。その締めくくりは、英語でのパネル・ディスカッション。 普通なら緊張で足がすくむところですが、極限状態だった私の思考回路は意外な方向へと暴走しました。 前夜、夫から受けた「アドバイス」が秀逸です。 「プレゼンを成功させるコツを教えよう。それは…こんなに遅くまで起きてないで、さっさと寝ることだよーん!」 限りなく外向的で、英語スピーチの達人である夫らしい余裕の冗談。当の私は、深夜までスピーチの練習に励ん

        • 心の準備が吹き飛んだ日 〜内向的な私が同じ日に2度の英語スピーチを任された顛末記〜 前編

          誰にでも、自分の「コンフォート・ゾーン」というものがあります。私の場合、それは静かに技術的な課題に取り組んだり、少人数でじっくりとディスカッションを交わしたりすることです。人前でのスピーチは、まさにその領域の真反対。でも時には、そんなコンフォート・ゾーンから飛び出すことを求められる時があります。 今回は、そんな経験をお話ししたいと思います。 最初の挑戦:パネルディスカッション ある日、シニア・エグゼクティブ向けのパネルディスカッションにパネリストとして招かれました。テー

        • 踊りバカ・サラリーマンの海外舞台日記

        • アジアで働く私の日常 ~シンガポール出張記

        • 心の準備が吹き飛んだ日 〜内向的な私が同じ日に2度の英語スピーチを任された顛末記〜 後編

        • 心の準備が吹き飛んだ日 〜内向的な私が同じ日に2度の英語スピーチを任された顛末記〜 前編

          フランス vs 香港:外資系母ちゃんのリアルライフ比較!

          今月、香港では「香港フィンテックウィーク」というイベントが開催され、多忙を極めています。各金融機関でもフィンテック関連のコーポレートイベントが行われており、招待をいただくことも多く、かなりの忙しさです。 そんな中、今日は軽めの話題でお送りします。 私はかれこれ15年、日本を離れ、フランス(パリ)と香港で働いています。そして、現在小学生の子供がいます。この2か国を、外資系企業現地採用契約で働く母親の視点からメリット・デメリット(PROS & CONS)を比較してみます。 フ

          フランス vs 香港:外資系母ちゃんのリアルライフ比較!

          内向的な人間が海外でキャリアアップする方法 その4 内向的リーダーの欠点かつ特技

          年齢がバレそうですが(笑)、私はスキャットマン・ジョンというミュージシャンが好きでした。 彼独自のスキャット(ジャズなどで使う、意味のない音を即興で歌うスタイル)は、彼のどもりを克服するために生まれたのをご存じでしょうか?私はそれを知ってますます彼のファンになりました。 人にはそれぞれ、課題点があります。それを課題として終わらせるか、それを逆に利用してあなた独自のバリューを生み出すか、それは個人のマインドセットが大きく影響しています。 (参考 生前のスキャットマンのMTV

          内向的な人間が海外でキャリアアップする方法 その4 内向的リーダーの欠点かつ特技

          内向的な人間が海外でキャリアアップする方法 その3 内向的リーダーの情報伝達術編

          私は今、パブリック・スピーキングのセッションを受けています。 参考までに、以下が前回のポストです。 今月、来月といくつかのメジャーなビジネスイベントでスピーカーとして招待いただいているからです。私は内向的なので、人前で話すのは得意でも好きでもありません。 もし「誰が一番寡黙でしょうか世界選手権」があったなら、銅メダルは確実に狙えると思います。ましてや英語でなんて、難易度が一気に上がります。 それなのに、なぜわざわざお金を払ってまで学ぶのでしょう? それは、いかなる人の前

          内向的な人間が海外でキャリアアップする方法 その3 内向的リーダーの情報伝達術編

          内向的な人間が海外でキャリアアップする方法 その2 隠れネットワーカー術

          先日、とは言ってもだいぶ前のことですが、香港のフレンチ・リセ(フランスの高校)の集まりにメンターとして呼ばれました。テーマは「ネットワーキング」。 英語で言う「Introvert(内向的)」なあなた。私もそうです。見ず知らずの人に声をかけるなんて、ちょっとハードルが高すぎます。ましてや英語でなんて。 とはいえ、ネットワーキングは非常に大事です。あなたの努力で築いたネットワークは、財産だと言っても過言ではありません。 なぜなら、海外の外資系企業は、いつかの時点であなたを裏

          内向的な人間が海外でキャリアアップする方法 その2 隠れネットワーカー術

          内向的な人間が海外でキャリアアップする方法 その1

          内向的な人のリーダーシップ:誤解と真実一般的に、外交的な人のほうがリーダーシップを発揮しやすいと言われています。特に海外では、内向的性格はリーダーに不利とされがちです。 私自身、内向的な人間です。仕事柄、人前で話すことが多いのですが、普段は寡黙です。 これまで受けた人事評価の多くは、「人の話を聞きすぎる(You listen to others too much)」「人が良すぎる(You are too nice)」というものでした。一時期、APAC市場のチーム・リーダーと

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          日本出張中に得た気づき

          先週から日本へ出張に来ています。東京で、政府関係の方、フィンテック関係の方、インキュベーター、潜在顧客の方にお会いしたりと忙しくしているうちに、あっという間に1週間が過ぎてしまいました。 仕事の合間に、地唄舞の舞踊家である母の舞台も観てきました。 なぜ日本伝統芸能の師匠の子供が、伝統芸能とは正反対のデータ・AIの仕事を(私も一応別のジャンルのダンサーとして舞台にも出ていますが)、しかも海外でしているかというのはともかく(笑)、10年ぶりに観た母の舞台は、私に多くのことを考え

          日本出張中に得た気づき

          新たな挑戦と成長の道:グーグル・コミュニティでのスピーカー活動と生成AIの旅

          再来月にグーグル香港のデベロッパー・コミュニティ向けイベントにスピーカーとして呼ばれることになりました。自分としては、ある意味布石を打っていたイベントなので、大変光栄です。今月から、グーグルのWomen Techmakers Ambassadorにも就任しています。 今年の初夏には、スイスの名門校IMDのマネジメント・チームで、私が開発した生成AIのプロダクトデモをオンラインで披露させていただきました。 こう書くと順調なようですが、ここまで来るのにおよそ通算1年強かかりま

          新たな挑戦と成長の道:グーグル・コミュニティでのスピーカー活動と生成AIの旅

          ビジネススクールからビッグデータへ:超低レベルフランス語で乗り越えたキャリアの急カーブ 後編

          前回、某IT企業でデータ・アナリストになった私。 英語とフランス語は50:50と聞いていたのに、実際の実務の9割はフランス語でした。 私はフランス帰国子女でも何でもありません。フランスで取得したMBAは英語でのプログラムでした。入社前に3か月程度パリ市内の語学学校でインテンシブ・クラスを受講しましたが、そんなものは付け焼刃でした。 最初は、会議で言っていることの半分しか理解できませんでした。こんな片言フランス語しか話せない私を雇ってくれたフランス人上司には感謝しかありませ

          ビジネススクールからビッグデータへ:超低レベルフランス語で乗り越えたキャリアの急カーブ 後編

          ビジネススクールからビッグデータへ:超低レベルフランス語で乗り越えたキャリアの急カーブ 前編

          最近、依頼を受けて、香港およびアメリカの大学生・大学院生のメンターをしています。皆コンピューター・サイエンス学部の学生たちです。彼らは非常に熱心で、授業はもちろん、研究論文、インターンシップ探し、テック系団体への参加等、幅広く活動しています。若く希望に満ちた彼らから、私もポジティブなエネルギーをもらっています。 毎回初対面で彼らから聞かれる質問があります。 「なぜデータの仕事を始めたのですか?」 私はコンピューターサイエンス学部出身ではありません。修士号を取得していますが

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          外資系英語プレゼンとステージ恐怖症

          実は私はダンサーです。データとAIの仕事の傍ら、小さいながらショーに出ています。人前で踊るのは好きで「好きこそものの上手なれ」ですが、人前で話すのは苦手です。 体ではうまく表現できるのに、言葉では無理。 うまく話そうと頑張りすぎて、緊張し、逆効果。 コンサル時代に、大勢の人の前で何度もプレゼンはしてきましたが、いまだに苦手意識があります。 最近公の場で英語でプレゼンすることが多くなってきたので、英語のパブリックスピーキングのコーチにセッションをお願いすることになりました

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          今日から使えるビジネス英語その11: Delivery

          デリバリーと言っても、ピザの宅配ではありません。プロジェクトの遂行行為を指します。もう少し意訳すると、「成果を出す」ことです。 "Delivery team"というと、実際にプロジェクトを遂行するチームのことを指します。以前、この単語を知らずに、同僚から"You have a strong delivery capability. Be confident." 「君はプロジェクトのデリバリー遂行能力が高いから、自信を持った方がいい」と言われたときに、「デリバリーってことは、

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          今日から使えるビジネス英語その10 &海外市場進出、海外就職ご相談に乗ります

          注意:今回はあくまでイディオムなため、改まった場面で使うことはおすすめしません。 英語では、電話などで「ちょっと話せる?」と軽く相談したい時に "Quick chat" を使うことがあります。「5分くらい軽く話せる?」と聞く場合は、"Do you have 5 minutes for a quick chat?" のように使います。 さらに簡潔に、"Quick chat?" とだけ聞く人もいます。これは「ちょっと直接話さない?」といったニュアンスになります。 近年、Mi

          今日から使えるビジネス英語その10 &海外市場進出、海外就職ご相談に乗ります