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君に届きますように

今年の3月。体調を崩して急遽仕事をやめました。
昨年の夏から様子がおかしくなり、いろんな病院に通ったけど
最後にたどり着いたのは心療内科での<うつ状態>という診断で翌日から勤務継続困難で療養休暇に入ったのが今年の3月頭。
その後契約社員で更新月だったけど、3月末の契約満了で退職。失業手当の助けを借りて今に至ります。
今日この話をしようと思ったのは、助けたい子が要るけどどうしたらいいのかわからなくて。
その子に届くかわからないけど、自分の経験から助けられたらと思い、記事を書いています。

最初に働いた会社にいたときも、気分が優れなかったりなかなかしんどいこともあったし
無理しすぎて仕事中倒れかけて意識なくて早退したこともある(疲労で免疫弱ってめちゃくちゃ夏風邪悪化してたらしい)けどまぁ、社会ってこんなもんよねって乗りきった5年。
でもそこで自分の人生の大半終わるのは嫌だなと思って転職して半年がたった頃。
色々あって精神がすり減り、体も少しずつおかしくなり、
最終的に耳の聞こえがかなり悪くなり、職場についてもデスクに座ると涙が止まらなくなり呼吸が浅くなり(過呼吸だったのかな)、
やっとの思いで仕事を進めても手が震えてパソコンのキーボードは打てなくなり....
そんな状態でかつ、お腹は痛くなる、吐き気や気持ち悪さもずっと続くような状態で
最初は普通の内科に始まり、漢方で体に負担の少ない薬から初めて、耳が聞こえにくくなり耳鼻科で薬を処方され。
まぁでも一向に治まらなくて。内科の病院でビタミンの点滴も打った。その時は少し回復したけどやっぱりダメで。
当時勤めてた会社の同期の子が精神的に堪えちゃって一時期休暇取ってたから相談したら
そこまで来たら心療内科か精神科行った方がいいと進めてくれて行った病院ですぐに診断をもらいました。
そこから休んで、そのまま退職。いろんな意見はあると思うけどわたしは逃げてきてよかったです。

当時心療内科で処方された薬は、パニック症状を抑える薬、眠るとき余計なことを考えなくてもいいように気持ちを落ち着けるような薬が主でした。
診断に戸惑って、二三日は仕事してたけど過呼吸のような症状がでてしまって。
その時処方されていた薬を慌てて飲んで症状は収まったけどすごく怖かったのを覚えています。
薬が効いたことが怖かったんですよね。こんな強い薬で抑えてるのか....と。
実際服用して、<このまま薬に頼らないと生きていけないのは嫌だわ>って思う気持ちがあったので自分を守るために仕事をやめました。
そこでこの判断ができただけ私はまだ症状が軽くて済んでいたんだと思う。
これ放置してたらほんと今どうしてたんだろうと思うとそれも怖い。

私自身基本は結構マイペースでプラス思考な方だと思う。
ある程度の人とは仲良くなれるし、過去働いていた会社の先輩や上司にも未だにお世話になってるくらい人懐っこいところもあると思う。
そして何となく話しかけやすいのか、街で知らない人に道聞かれることは数知れず。笑
なんですけどときどきすごい考え込んだり、原因のわからない不安に襲われたりしてコントロールできないときもあります。

3月に退職した仕事は自分のマイナスな部分を引き出されやすい仕事だったのか、みるみる自我崩壊していきました。
でも、当時の同期や両親や友達、その前の職場の先輩などなどたくさんの人がいてくれて今こうして元気に過ごせてるなと思っています。
その仕事に勤めて過ごした1年。退職当時は何でもっとはやく辞めなかったんだろうと思ったりしたけど今は後悔もなくなりました。
その経験があったから気づいたこともたくさんあるから。
正直どうやって生きていこうとか、このまま生きてていいのかなって思ってた時間も少なくはないです。
でも節目節目で生きる希望を得る存在に出会えたり、偏見なく話を聞いてくれる人が周りにたくさんいてくれて。
友達が結婚したとき、親が誕生日を迎えたとき、両親とドライブしたとき、友達とはしゃいだとき、好きなコンサートに這ってでも行ったとき
生きてないとできない!また会うまで生きないと!
友達や両親にこういうことしてあげたいからなんとか踏ん張らないと!って思うきっかけが要所要所にあったから回復できたと思っているし
関わりのあるすべての方に感謝してもしきれないだけありがたく思っています。

今年は世界中の人々が大変な思いをしている状況で、諦めたくなるときも自暴自棄になるきっかけもそこらじゅうに転がっているのが現状だと思います。
だけど、生きてないとなんにもできないしなんにもなくなっちゃう。
大好きな存在はこの世界に生きているのに自分が消えてしまったら会うこともみることもできなくなる。
しんどいときって前向きなこと言われても聞き入れるのは難しいし
だからって無関心でいられると自分の存在意義がわからなくて誤った方向に進んでしまうこともあると思う。

でも頭の片隅でいいから忘れないでほしい。
だれもひとりで生きていないこと。君がいなくなったら寂しくなる人がたくさんいること。
私はまだ会ったこともない君とやりたいことがたくさんあること。
辛いことも乗り越えられる強さを持っていることに気づいていないだけだよ。君ひとりで頑張らなくていいから一緒に乗り越える手伝いをしたいと思っている人がいるんだよ。
だから一歩ずつなんて言わないから、もっともっと小さな進行スピードでも大丈夫だから何度も死のうなんて言わないでよ。
人に言われたからって飲み込まないで。だれも君の生死を指示することはできないんだから。君が決めなきゃ。
好きなことの話をしたとき、すごく楽しかった。また話そうよ。
そんな若いのに人生の答えを決めちゃわないでよ。
信じられないかもしれないけど、生きていたら結構楽しいよ。辛いこともたくさんあるけど、それでも楽しいもんだよ。
だからもう少し一緒に踏ん張ってみない?
泣いてもいいから。叫んだって、今やらなきゃいけないことを投げ出したって大丈夫だよ。案外世の中ってどうにかなっちゃうから。
気にしすぎだよ、ただ言っただけだからって笑ってくれるならそれでもいいから、死のうとするのはとどまってほしい。

思ってる子には届かないかもしれないけど、届くことを願って。
これからもたくさんお話ししようね。
少し落ち着いたら、また楽しいこと話そうね。
まだまだ君に聞きたいことがたくさんあるから。