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アイドルになってどうしたいの?という真面目な話

アイドルになるってことは、接触があったり、対バンがあったり、運営がクズだったり、メンドルが声かけてきたり、まぁ色々あることくらい理解した上でなるんだろうと思ってる。今の子だし。

それが例えば、もう地方の田舎の農協と紐づいているような地産地消アイドルみたいな奴になるとなれば、本人はどこに目標を置くのかという話になる。1/10000みたいな確率だってNegiccoにはなれないかもしれないが、同じ確率で愛の葉Girlsみたいに自殺することはありえる話だ。

だから、基本的には「アイドルになんてならないで、地元のショッピングモールの2階の服屋でバイトしてるぐらいが幸せ」と口にするのだが、この元ネタの人は、今年の夏、蓮舫と同じ格好をして横に並んでたから、やっぱり身の丈にあった生活を求めるというのは正しいことなんだと思う。

それでも、アイドルは増える。辞めてく人間もいるが、性懲りも無くアイドルになる子は絶えない。仕方ない。誰もがメジャーリーガーにはなれないが、草野球を続ける事は出来る。それを否定する権利はこちらにはない。

ただ、少し真面目にアイドルなるものを調べてみると、結局アイドルになってどうしたいのか、が分からなくなるのだ。例えば、AKB48に入ったとしよう。あの先輩達が立っていた劇場の舞台に立ちたいという変態的なヲタクなのだとしたら、もう問題は無い。好きなだけ公演に出てくれ。

そうではなく、選抜に入りたいんです!って言う子は本店を選ぶ時点でセンスがない。今のAKBのシングル選抜で半分は本店メンバーだが、総選挙上位組と8の選抜メンバー。地方Gもほぼセンターで固定されている。入る場所などない。まだ地方Gの研究生になってお試し枠で入る方がテレビやメディアに出れる確率は高いだろう。そこに夢など無い。

あるいは、アイドルになりたいという欲求が、ステージに立ってキラキラしたいというものなら、すぐにでもステージには上がれるだろう。それ自体は名刺さえ作ればアイドルの時代なのだから、そう難しくない。チェキやグッズが売れれば万々歳だ。

だが、もし………もしもだ、アイドルとして売れたい!なんていうつもりがあるんだとしたら、少しぐらいアイドルについて真面目に勉強した方が良いと思う。

 

【売れてるアイドルには理由がある】

この世には残念ながらアイドルの教科書はまだ存在しないようだ。辞めた後の教科書はこないだ出てたので、みんな一度は目を通しておくと良い。NMBの局関係者になりたい率はなんであんなに高いんだろう。

さて、売れてるアイドルには理由がある。ハロプロだから、なんて単純な話じゃない。

・フィジカルを鍛えている

・パフォーマンスで盛り上げる術を考えている

・歌を疎かにしない

・マーケティングが出来ている

逆に言えば、これをアイドルにさせてあげれてない運営とは今すぐ手を切るべきだ。アイドルとして売る気がないと言っても過言じゃない。ダンスレッスンや歌唱レッスンはさせてる!と言っても知名度が上がっていかないなら、やっているだけで効果は出ていない、という話だろう。

ハロプロの名前が出たが、ハロプロの子というのはこのうちのフィジカルと歌に関しては研修生として徹底的に叩き込まれる。基本的なリズム感、ダンスステップ、マイクの持ち方、声の出し方まで。あるいは、大手事務所、スタダの3B juniorやアミューズのさくら学院はこの辺のきちっとしたメソッドを持っている。

実は、これを思いついたのは、天晴れ!原宿のパフォーマンスを見たからだ。彼女達は地下アイドルだが、動員数にしろ、ライブ中のファンの反応にしろ、かなり良い。簡単に言えば、彼女達は曲中によく動き、よく歌い、ファンが反応するポイントを計算して曲中に作っている。自分達のライブに来ているファンが何をしに来ているのかというのを非常に的を得た構成になっているのだ。照らし合わせた時に多くのアイドルはこれが出来ていない。

1つ1つの理由については、次回以降、掘り下げていくとしよう。


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