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「XRカルチャーとNFT」トークイベント、アーカイブ公開!

こんにちは、オープンコラボレーションハブ、LODGEです。

LODGEが主催するNFTトークイベント、「LODGE NFT Talk」。第3回は「XRカルチャーとNFT」のテーマで開催しました。ゲストは、人気3DアバターNFT「Metaani」を手掛ける株式会社BeyondConceptの福永尚爾さん、 株式会社ZOZOでXR分野のリサーチ・開発を担当する諸星一行さんをお招きしました。こちらのアーカイブを公開しましたので、是非ご覧ください!


XRとNFTの相性は?今回のテーマ背景

今回注目したのは、NFTとXR分野との親和性です。例えばVR空間においてはデジタルアセットを見せる・使う機会が多くあります。またソーシャル性がある点もNFTの「ユーティリティ」としての利用価値を高めます。
一方で権利関係のトラブルが起こりやすいなどのデメリットもあり、プラットフォームやコミュニティによってNFTに対してのスタンスは様々です。そうしたXR分野のカルチャーにも目を向けながら、今回のテーマを掘り下げていきました。

アバターやデジタルファッション。ユーティリティとしてのNFT

諸星さんからは事例としてデジタルファッション、フィルター、アバターなどの紹介がありました。

「VRアプリケーション向けの人型3Dアバター規格」である「VRM」はVRM対応のサービス間を横断できる仕組みが整っています。また、アバターまたはアバターに着せる服(テクスチャー)を売買する経済圏も存在していますが、こちらはNFTを介さずやりとりされています。

ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」は「NFTを統合する計画がないこと」と明言しています。権利関係のトラブルもあり、国内VRコミュニティにおいてはNFTに対して保守的なスタンスです。
一方で海外のアバター作成サービス「Ready Player Me」ではNFTのアバターやスキンが販売されている事例もあり、VRにおけるNFTの活用の可能性も示唆されています。

右からBeyondConcept 福永尚爾さん、株式会社ZOZO 諸星一行さん、LODGE 市川

NFTはバーチャルとリアルを繋ぐ架け橋

福永さんが手掛けるメタバースブランド「Conata」のプロジェクトにおいては、NFTを販売できるVR空間や、展示できるVRギャラリーなど、早い段階からNFTを「使う場」としてのプラットフォームを手掛けられています。

「Metaani」のプロジェクトにおいては、MetaaniアバターがVRアバターの規格VRMに沿っているため、対応するVRサービスで使うことができます。また、NFTを所有する人が2次創作をできる権利としても機能しています。NFTがバーチャルとリアルで横断的に利用できる、Web3.0時代におけるキャラクターブランドの事例として注目されています。

https://conata.world/metaani

キーワードは「WEB3.0ソーシャル」。そこでのNFTの役割とは

フリートークでは「WEB3.0ソーシャル」というキーワードを掘り下げていきました。デジタル世界、リアル世界での活動歴をリンクさせるキーとしてNFTが活躍します。例えば、譲渡不可能なトークンの規格「SBT(Soul Bound Token)」が包括的なIDのような役割を果たしたり、保有するトークンによって趣味趣向といったアイデンティティを示せる「トークングラフ」が注目されています。

今後メタバース内でのソーシャル性はますます高まっていきます。NFTはそこでの安全なコミュニティをつくる基盤の役割を担うようになるのではないでしょうか。NFTは、いわゆる「デジタルアイテム」としてスポットが当たりがちですが、こうしたWEB3.0時代におけるインフラとしての可能性にも注目したいところです。

リアル・バーチャルを繋ぐキーとしてのNFT、WEB3.0時代のインフラとしてのNFT。今後様々なサービスやプロジェクトが増えていくであろう2023年のタイミングにおいて事例や展望が整理できた会だったと思います。

今回のnoteではダイジェストでお送りしましたが、この他にも盛りだくさんの内容でしたので、是非アーカイブもご覧ください。次回も開催予定ですので、どうぞお楽しみに!

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