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LOCUST+

批評観光誌『LOCUST』の有料マガジンです。 毎月、LOCUST編集部を中心とした執筆人が、コラム・エッセイ・マンガ・小説などを寄稿します。 豪華ゲストによる寄稿、著名人へのイ…
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2020年4月の記事一覧

編集後記 2020年4月号

マガジンを購入すると全編(43:20)を視聴することができます。

終わる世界の終わりなき日常――#3 死と境界 灰ミちゃん

静まりかえった新宿で何人かの男の人と寝た。身体を売った。  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中を襲ってからもうどれくらい経っただろうか。日本においても4月7日より緊急事態宣言が発令され、人同士の接触を控えるため外出の自粛が要請されている。 いつもは賑わっているこの街が静まりかえっていることが可笑しくて、すこしだけ美しいと感じた。 飲食店や百貨店は全てシャッターを下ろし、ショーウィンドウ越しにファストファッションを身に纏ったマネキンが静かにポーズを取っていた

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ロカストボイスvol.4~ドラマ『チェルノブイリ』について語り合う(後編)

購入後に全編(01:17:32)を視聴することができます。

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ロカストボイスvol.4~ドラマ『チェルノブイリ』について語り合う(前編)

購入後に全編(01:01:59)を視聴することができます。

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北出の日々 第4回 「部屋人間」の誕生 北出栞

「生活」について批評する、として始まった本連載。 これまで三回分書き進めて来たことに加え、COVID-19(新型コロナウイルス)パンデミックにより「生活」のあり方が誰にとっても変化している中、改めて筆者にとって「生活」とは何か、「批評」とは何かということを明確にしておきたいと思う。 前回までに「機械のようになりたい」などと書いていた願い。これを改めて正確に言うと、「身体」を透明にしたい、純粋に思考的な存在になりたいということになる。 小さな頃から極端に情緒的で、他人の感情の

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ロカスト日記(4/8〜4/21) 渋革まろん

 異常事態に人が置かれる時、まず言葉から失われるのは個人の具体性です。大きな現象は人々を共通の渦の中に飲み込みます。誰もがその渦中にいるがゆえに、誰にでも理解できるような単純で抽象的なイメージと言葉ばかりが流通し、代わりに、具体性を伴った言葉はふさわしくないものとして切り捨てられます。コロナウィルスとも日本政府の対応とも関係のない、誰とでも共有できないものは、個人的な日記や心の奥に消えていく。けれども、僕らがインターネットでのやり取りに求めているものは、共有できないものを共有

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ロカスト日記(3/26〜4/7) 渋革まろん

 異常事態に人が置かれる時、まず言葉から失われるのは個人の具体性です。大きな現象は人々を共通の渦の中に飲み込みます。誰もがその渦中にいるがゆえに、誰にでも理解できるような単純で抽象的なイメージと言葉ばかりが流通し、代わりに、具体性を伴った言葉はふさわしくないものとして切り捨てられます。コロナウィルスとも日本政府の対応とも関係のない、誰とでも共有できないものは、個人的な日記や心の奥に消えていく。けれども、僕らがインターネットでのやり取りに求めているものは、共有できないものを共有

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【お知らせ】オンライン共喰い会の参加方法

こんにちは。編集部の谷頭です。 東京は緊急事態宣言が出されて、2週間が経ちました。コロナ禍のストレスフルな生活にも慣れてきた今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか? 今回は以前、告知致しました「オンライン共喰い会」の参加方法についてお伝えします。

ロカスト日記 4月7日(火)

 異常事態に人が置かれる時、まず言葉から失われるのは個人の具体性です。大きな現象は人々を共通の渦の中に飲み込みます。誰もがその渦中にいるがゆえに、誰にでも理解できるような単純で抽象的なイメージと言葉ばかりが流通し、代わりに、具体性を伴った言葉はふさわしくないものとして切り捨てられます。コロナウィルスとも日本政府の対応とも関係のない、誰とでも共有できないものは、個人的な日記や心の奥に消えていく。けれども、僕らがインターネットでのやり取りに求めているものは、共有できないものを共有

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(超私的)ポップカルチャー事典 第二回「停滞」 アララ+伏見瞬

ごあいさつ 『LOCUST+』読者のみなさま、はじめまして。アララと申します。 本題に入る前に、少しだけ自己紹介を。 アララは、メンバーであるオケタニ、吉田ボブ、ヨネの3人が毎週一つのテーマに沿ったポップカルチャーをnoteで紹介する、メディアともブログともつかない活動を展開するユニットです。合言葉は「都内の大学生3人によるエンタメ備忘録」。メンバーの生活実感と、それを取り巻くポップカルチャーを記述し、同年代の人々を中心に届けることを目的にしています。 『LOCUST+

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絵本から経済を考える 第4回 「子どもが経済を学ぶ上で一番大事なのは、『溝』を意識すること」 谷 美里

 連載の初回にも書いたことだが、日本ではお金に関する話を子どもにするのは教育上よろしくないと考える風潮があるのか、経済をテーマに扱った絵本が非常に少ない。 経済学者の佐和隆光氏も言っている。 古来、この国では、「お金は汚いもの」、「お金のことを口にするのは卑しいこと」といった通念が、あまねくゆきわたっていました。そのためもあって、子どもに経済学を教えることなど、筋違いもはなはだしいと考える人が少なくありません。[1]  佐和氏自身はこのような状況を好ましいものとは思ってお

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モンゴル食紀行/食思考 第9回 日本風に擬態したモンゴル料理、あるいは… 太田充胤

連載もそろそろ終わりに近づいてきた。 というか、もうそろそろ終わりにしようと思う、ということだ。モンゴルでの食事について書いていないことは、実はまだまだたくさんある。しかし、モンゴルを旅した日本人による「美味しい」を巡る考察は、ひとまずこのあたりでよいだろうという判断である。 連載を終えるにあたり、書いておきたいエピソードがあとふたつだけある。そのひとつは、モンゴルで一番美味しかった食事の話だ。 モンゴル食紀行と言いながら、ここまでの記事を振り返ると美味しかった食事の話

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【本日開催】試喰会参加方法について

こんばんは。 LOCUST+編集部の谷頭です。 かねてよりお知らせしましていた通り、本日この後19時半より、LOCUST初の試みとなる「試喰会」を開催いたします。

【お知らせ】4月11日19時半〜オンラインの集い「試喰会」をやります

こんにちは。LOCUST+編集部の谷頭です。 この度、ロカプラ読者限定の方限定でオンラインでの集まり「試喰会」を催すことになりました。「試喰会」はいわゆる「オンライン飲み会」の延長線上のような、ゆるやかな集まりを想定しています。 新型コロナウイルスで社会が揺らぎ、複数人での集まりが事実上禁止されているいま、「群れ」や「集まり」を重視しているLOCUSTは集まることが出来ず、もどかしい状況にあります。 この状況の中でLOCUSTとしてなにかできることはないか、と我々は思案し