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「仁とは人を思いやる心」なのに「仁礼信義智」

今年は「庚子」の年で、2018年からか3年続く異常干支の最後の年。
五行で言うと、庚は金の気、子は水の気。
ちなみに、金は五臓で肺を表したりもします。

「木・火・土・金・水」の五行は五つの徳にも表され、簡単に説明すると、

木は仁、「仁は人を思いやる心」五行で唯一生き物で、成長していく場所でもあり、木は剪定しないと大きく育たず、修養が最も必要で、終りが無い徳の世界も「仁」になります。

火は礼、「礼は物事分別をつける。」火が闇を照らし物事をはっきりさせるところが火の力です。

土は信、「信は嘘をつかず、真実を告げる。」土は大地、全てを保ち含む場所。それ故に誠実さが大事になります。

金は義、「義は私利私欲に囚われず正義を貫く。」今年の庚は刀や刃物、武器を表します。因みに先日イランの米軍基地に爆弾が落ちた日は「庚戌の日」でした。

水は智、「智は知識豊富で道理を知る」水は大地を潤し方々に流れて行く性質から広く悟って知るのが水の力。

今年は、木・火・土の気が無いので、欠ける部分もクローズアップされますね。

干支の子は五行で「水」。
「水生木」と言って水(智)によって木(仁)は生まれますが、その水が綺麗か汚いかで、成長にも影響が出ますよね。
火(礼)と土(信)もないので、先の「心屋の乱」では「礼」なく驕り高ぶり、「信」がなく誠実さもなく、欺瞞に満ちて、五行の欠けた部分が全部見せてもらった気もします。

「仁」は五徳の中で一番難しい、それ故にその名前を付けたからこそ謙虚さを忘れず、綺麗な水(智)で育て続け、木(仁)から生まれる火(礼)で暗闇を照らし、土(信)をもって、金(義)貫いていく心の力を育て続けなければならないのにな。と感じました。

 五行がグルグル回って運を上げて行くと考えれば、
空亡期の心屋さん、今年は本当に節目の年なんだな、、、と思います。

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