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横須賀市が「横須賀市生成AI合宿」を開催。地方自治体のデジタル化への一歩に

横須賀市主催の「横須賀市生成AI合宿」が2024年1月22日から23日に開催されました。このイベントは、生成AIの活用を通じて自治体のデジタル化を推進し、公共サービスの質を向上させることを目的としており、自治体が他の自治体に向けて開催するイベントとしては、全国初の試みとなります。


全国各地からの熱い関心

横須賀市デジタル・ガバメント推進室によると、今回の合宿は、北は北海道から南は沖縄まで、多くの自治体や企業が関心を寄せ、104名、85団体が参加を希望しました。これは、定員の60名を大幅に上回る数字です。

この高い関心は、生成AIが持つポテンシャルと、地方自治体におけるその活用への期待を如実に示しています。

インサイトに富んだ講演と実践的なワークショップ

合宿初日は、横須賀市長の上地克明氏の熱意あふれる開会挨拶に続いて、AI戦略アドバイザー深津貴之氏の「ChatGPTの概要と仕組み、基本的な使い方、ユースケースなど」をはじめ、ハヤシシュンスケ氏の「プロンプトの可能性や応用範囲」、ストリーツ 田島 将太氏の「地方の課題にどう生成AIを使っていくか」などの豊富な講演が開催されました。

特に、地方自治体の具体的な課題にどう応用できるかという点についての洞察は、参加者からの熱い関心を集めました。

活発な質疑応答

講演後の質疑応答セッションでは、参加者からの鋭い質問が相次ぎました。自治体が直面する様々な問題に対して、生成AIをどのように適用するか、どのように導入・浸透を図っていくか、具体的な事例やアプローチに関する議論が交わされました。

横須賀市は全国に先駆けて、22年春からChatGPTの導入プロジェクトに着手し、全庁導入を果たした後に、20を超える自治体と共同で、生成AIの知見を共有する自治体AI活用マガジンを運営しています。

この合宿は、生成AIを駆使して地方自治体のサービスを向上させ、生産性を向上するという、横須賀市の革新的な姿勢を示すものでした。

参加者たちは新たな知識と刺激を受け、それぞれの地域社会での実践に向けての一歩を踏み出しました。生成AIの可能性を探求し、それを地方自治体の課題解決に活かす試みは、今後もさまざまな形で進展していくことが期待されます。

(取材:ロコアシ事業部長 あさい

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