サビアンシンボルでアカシックリーディングする(49)20211226

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(49)

2021年12月17日に書き始める

いて座27度からうお座27度まで。27度は飛躍的だが、一筋縄ではいかないと思う。

自分を彫刻する

 いて座27度A sculptor.[彫刻家]については、以前の説明は比較的曖昧なものがあった。いて座は集団を扱うという要素が強い。これはいて座2度The ocean covered with whitecaps.[白い波の帽子に覆われた大洋]で、大勢の人が沸き立つことをあらわしており、たくさんの人を相手にしないとあまりやる気がしないのだ。そこから、この彫刻家についても、集団の考え方を、彫刻家のように加工する思想家、哲学家のようなものだと説明していた。これはさそり座の27度の、町の人々に自分の意見を押し付けるということを意識したものだった。この時は、27度の性質について、もっとシンプルに考えていたのだ。
 彫刻を刻むというのは、無形の固まりから少しずつ明確なものを削りだしていくというようなイメージで考えていくと、これもいま説明している27度の性質としては納得しやすいと思う。
 そもそも9の数字では、まだ自分でも十分にわかっていない意図、思考などを、さ迷いながら探求した。次に18の数字ではそれを具体的にあらわしたようなものを発見し、そのことで27度は自信と確信を得て上昇していくと考えると、この9の数字の「予感はあるが、はっきり掴んでいない」段階から、彫刻家は下にある素材を削り始める。つまり9隠者と18月のカードの探求を同時に進めていく。かなりの紆余曲折を経て、彫刻が形になり始める段階で、それは18の数字の示す物的証拠として貢献する。アイデアはアイデアのままではなく、目の前に、それを形にしたものがあるのだ。それは世の中の既に存在するものではなく、まさに自分の抱いた概念そのものが現出したのだ。これほど刺激的な体験はないのではないか。
 本質を極めていない彫刻家は、いままで存在する既知のイメージを形にする。わたしはネトフリで、いろんなドラマを見ているが、だいたい新しいものは何もない。なので、二時間映画をべったり2時間見たりはしないで、たとえば五分程度で終わったりすることは良くある。
 初期に考えていた集団に対する働きかけ、悪くいうと洗脳というようなものというのはやめよう。洗脳と言ったのは、まるで脳を彫刻するかのような、ということから。

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