サビアンシンボルでアカシックリーディングする(42)20211028

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(42)

2021年10月21日から書き始める

今回はしし座25度から、さそり座25度まで。25度はサインの完成であり、その後の26度から30度までは次のサインとの調整に使われる。現代社会においては、この完成結晶ということについては、ほとんどないがしろにされている価値観だ。社会的価値観に解体する個体というのが理想だと思われている。そのことで逆に、人はどこのコスモスにも開かれていないトリトコスモスに閉じ込められる。25度は無関心であることで、宇宙に開かれる。とても素晴らしい。

2女教皇のカードのパスと同じ

 以前は、しし座25度A large camel crossing the desert.[砂漠を横切るラクダ]を読むと、すぐにカバラの象徴を思い出した。生命の樹の22のパスには各々タロットカードがあてはめられているが、頂点のケテルと、胸のティファレトの間のパスは2女教皇で、いくつかの象徴表現のうち、ひとつは駱駝の象徴があてはめられている。このケテルとティファレトの間には、深淵の溝があり、生命の樹にとって、これは裂け目をあらわしている。深淵の上は、ケテル、ビナー、コクマーという造化三神のような組みあわせがあり、深淵の下側での一番上のセフィラはケセドだ。
 アビスの深淵(というと言葉の繰り返しになってしまうが。)を渡る時、あらゆる生命は死に絶える。そしてその向こうは、古い神々の住んでいる場所だと言われる。
 砂漠の駱駝は、そこを超えていくことができる象徴だ。砂漠はここでは深淵のことだ。25度は、なんでもひとりでできる自立的な結晶化をすると説明したが、この暗闇、深淵を、誰の助けも借りることなく渡ることができるということになる。ラクダは「砂漠の船」と言われており、背中のこぶは、脂肪が貯めこまれ、食料がない場所でも長く生きることができる。鼻は自由に開閉可能だ。とてもハイパーなのだ。
 でも、これまでおひつじ座からかに座まで25度を説明してきた時に、上位意識の「手入れ」がされていくということも書いた。25度の結晶化とは、高次思考センター、高次感情センターも入れた7つのセンターを取得するので、上位意識の手入れを込みで、結晶化し、「鍵をかける」というものだったのだ。大型コンピューターを買うとSEもついてくるような。
 深淵ではあらゆる生命が死に絶えるというのは、その先にある高次思考と高次感情が、個人性を持たないということも関係する。客観的な意識は、個人と関係を持たない。つまり生命は死に絶えているという解釈もできる。

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