サビアンシンボルでアカシックリーディングする(28)20210707

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(28)

2021年6月30日から書き始める

20度のシリーズで、今回は、いて座からはじまる。いままで20度のことについて書いていて、この20の数字の可能性をもっと広げなくてはいけないのではないかと思った。わたしが説明しているのはごく一部であり、自分から見ると、どうも狭い範囲の話しかしておらず、ここでもっと幅を大きくしておかないと、もう次の21で、タロットカードは終わってしまうのだ。とはいえ22以後のタロットを作るのはいっこうに構わないが。

いつでも氷は作れる

 いて座20度Men cuttting through ice.[氷を切り出す男たち]について考える時、地上的サビアンシンボルにおいて、反対にあるふたご座20度A cafeteria.[カフェテリア]との比較をしながら説明していた。カフェテリアはどんなものも季節にかかわらず出してくることができる。日本では季節の食物を好んでおり、わたしも一度だけ山の上ホテルの中にあるてんぷら屋さんで、春の山菜のセットを食べたことがある。(量が少ないけど、思い切り高い。)日本人はこんなことが自慢だ。しかし、カフェテリアは年中なんでも出してくる。冬にすいかを食べたいと言っても楽々だ。最近は冷凍技術が発達しているようで、ますます一年中季節に関わりなく好きなものを食べることができる。カフェテリアという言葉には、なんでも、なおかつ安価にということが意識されている。
 で、いて座の20度も、夏に氷を切り出すというイメージで、カフェテリアと似て、20度らしく、環境条件すなわち季節にふりまわされないで、オールウェイズ提出可能というものだ。
 日本書紀では、4世紀あたりに、氷室を作り、冬の氷を夏にも入手することができるようになったらしい。ただし4世紀からというのは中央の話で、一般人としての村人は古代から夏でもオンザロックを飲んでいたらしい。夏に氷を作るには山の中腹の穴蔵、また地下水の気化熱を利用するなどいろいろと工夫するらしい。富士山の近くに行くと、この穴蔵の中で氷が溶けない場所は見たことがあるし、そもそもその前に、鳴沢林道で暑い季節に道路の両脇に雪が残っていたのを見て驚いた。これは富士山から降りてくる冷たい空気が原因なのだろうか。(あまり細かく言えない。詳しくないので。)
 これらは20度の特性である環境条件にふりまわされないで、いつでもということを説明するには足りるが、しかしここでは上位コスモスと繋ぐサビアンシンボルについて書いているので、いて座20度Men cuttting through ice.[氷を切り出す男たち]についても、氷室の話などをするわけにはいかない。たぶんサビアンシンボルの言葉としては、エリスはトリトコスモスに適用するということをもっぱら意識していたので、すると上位コスモス用としては、詩文の言葉そのものを変えたほうがいいのかもしれない。真意をそのままに言葉を変える。ルディアはサビアンシンボルを何度か改造し、中にはエリスの文章と似ても似つかないものもあるが、見る限りたいてい改善というより改悪だ。これは基準となるコスモスを明確に決めなかったことが原因だと思う。彼は神智学者であり、普通の占星術に行くような行かないような中途半端なところにいた。もちろん中途半端でもいい。位置をはっきりして自覚しているのならば敷居の上に立つのでもいい。

始原的な気の成分であればいい

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