サビアンシンボルでアカシックリーディングする(4)20201201

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(4)

2020年11月23日から始める

山田孝男氏のアカシックレコードを借りる

 山田孝男氏は、時々インドのグルに会いに行くための資金を稼ぐ目的で、渋谷のパルコで占星術鑑定をしていたという話を聞いたことがある。このスタイルは気に入ったので、わたしは山田孝男氏の発想法を取り込み、つまりそのアカシックレコードを着物として借用した。占星術畑の人ではなく、精神世界とか、瞑想関係だが、地上的な収入活動のために占星術を使うというのは、昔から同じパターンを持っているケースが多いのではないかと思う。つまり占星術は地上生活に接触した、ある種の地上との架け橋という役割も含んでいるからかもしれない。占星術が地上との接点を持たない場合には、占星術をしてもお金は儲からない。すると山田孝男氏も占星術はしない。あるいはパルコには出演しない。そもそも占星術は高次な意識へ上がる階段としてはかなり有効な気がするが、しかしギリシャ時代以後、占星術は「地に堕ちた」傾向もあり、折れた梯子のようでもあり、お金の儲かる占いとしてしか使っていない人も増えたと思う。実生活のためのアドバイスという占いは、本来の占星術の役割には適していないが、ギリシャ時代以後の「個人化された」占星術はわりにこの目的では使いやすい面もある。
 山田孝男氏の占星術についての小冊子は読みやすかったし、カーターの翻訳も内容が平易で、一番記憶に残っているのは、父親が月の役割をすることもあり、ディケンズの親がそれなのだと説明しているところだ。山田孝男氏のことをここで書いていると、山田孝男全集の差し込み文章を書いてほしいという依頼が家族から来た。ただわたしは実際に会った回数は少なく、むしろ山田氏のところにいそうろうしているN君と連日一緒にいた時期があり、そこから聞いた話が多かった。

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