サビアンシンボルでアカシックリーディングする(25)20210613

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(25)

2021年06月04日から書き始める

ここではやぎ座の19度からスタートする。うお座まで三つのサインなので、今回で終わりまで書くことができると思う。

買い物袋が謎

 やぎ座19度A child of about five with a huge shopping bag.[大きな買い物袋を下げた5歳程度の子供]について考えてみよう。活動サインの19度はどうみても無理そうなことを実現するという説明をしてきた。活動サインとはおひつじ座、かに座、てんびん座、やぎ座だ。各々元素が自発的、活発に働き、これまでにないことをしていく。無理そうなことをするには、強引さというか、あきらめない押しの強さが必要で、周囲の言うことを聞きすぎると、だいたいうまくいかない。
 このシンボルではいかにも無理そうなイメージのことが書いてあり、まず子供は五歳程度、自分が持つには大きすぎる買い物袋という二点だ。
 いままで、トリトコスモスのサビアンシンボルとして、これは自分の実力だとまだ無理な仕事をしていくというふうに説明してきた。無理なことに挑戦しているうちに、それができるようになる。この度数の人は常にこうやって成長してきたのだと。ビジネス分野では有能になるに違いない。やぎ座は土、活動サインなので、積極的に仕事へチャレンジをしていくサインだと読むのが、人間世界としてのトリトコスモス専用のサインの読み方でもある。

 で、上位コスモスとつなぐ変成意識への導きとしてのサビアンシンボルでは、人間世界でしか存在しないビジネスや仕事のことを除外していいし、サインの意味をもっと本質的に考えた時には、やぎ座は均衡感覚で、六方向の圧力を均等にして、立方体の箱を作ることだった。6方向圧力が均衡を取らないと、人は直立できない。シュタイナーは「神智学」という本で、この6方向からやってくるエネルギィの流れのひとつひとつについて説明しているが、ちょっと不自然感があって、わたしはその定義をあまり使いたくない。ただ対立するものが衝突して、そこに停止する場ができるというのは普遍的で広範な意義を持っている。たとえば、川の流れを認識するには、川の流れに抵抗するもの、たとえば川の中に杭を打つなどすれば、杭は川の流れに抵抗して、はじめてそこで川が流れていることがわかるというものだ。
 人間がエーテル的な力の流れを認識するにも、これはエーテル的な力の流れに抵抗することが必要で、多くの人はこのエーテルレベルにおいての抵抗体(つまり認識する地点)を持たないからだ。川の流れに抵抗するものがないと、川に流され、その人は川など存在しないと言うのだ。ある人が魚は水を認識していないというのも、この考えに似ている。
 グルジエフの言う自己同一化も、印象に一体化しているために、その印象を意識化できないというものだ。だから、観察するために異なる場所に自分を置くというのは、川の中に杭を打つのと同じだ。
 地球では、東の地平線から、地を這うようにしてタットワが激しく川のように流れ込んでいる。それによく足をすくわれないものだと思うが、ここでは反対の流れが衝突しているのだ。

上位のコスモスに対しては自由がない

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