サビアンシンボルでアカシックリーディングする(5)20201209

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(5)

2020年12月2日書き始め
ここでは三人のサンプルの土星を読む。また松任谷由実の「飛行機雲」についての言及も加える。

最後に行き着く土星

 人間は頑張って生きるとかならず壁にあたる。このように「壁にあたる」という言葉はよく使われる。限界が来たとか、出口が見つからないというような意味だろうが、木星と土星の間にはケプラー・プラトン立体として正立方体がある。土星の軌道は、箱の八つの点を抑えている。惑星の年齢期では、土星は56歳から70歳くらいだが、この時期に、太陽系の外枠としての箱の壁にあたる。ここでいう太陽系の外枠は天王星、海王星、冥王星をはずした上での最外殻だ。
 山羊座、あるいは土星の均衡感覚の箱は、本来は土星の軌道にあるはずだが、しかし地上で使われる占星術は地球箱の中にある事項のみで説明されていく。これはトロピカルサインを使うことも原因の一つだと説明したが、地球箱、太陽系の外枠としての箱の土星。この二種類程度を使い分けながら考えていくのが好ましい。しかし長らく地球人は地球の鎖国の中で暮らしてきたので、太陽系枠というのは今日の地上に住んでいる人の想像力を超えたサイズで、地球枠、土星枠を混ぜて話をすると、土星枠の内容になると拒絶反応を起こすのではなかろうか。ニュース番組で、金星人や土星人の話はしない。
 さらにわたしの場合、北斗七星の箱に高次思考センターとしての自我を置いているので、地球枠、太陽系枠、星七つの枠という三重のものとなり、よけい複雑だ。この箱はサイズの違いで重なるマトリョーシカのようなものなので、途中でゆがみ、目詰まりがないのならば、星で作られた箱は、地球箱にまで型共鳴で降りてくるが、星の力は圧倒的なので、地上の肉体という地球枠の模型の安心立命のために目詰まりを故意に起こしているのではないかと思うことも多い。
 この箱の発想に大変になじんでいるので、夢でも、またいろいろ考える時にも、部屋とか箱とかのイメージを使うことが多い。たとえば今日の夢では、久しぶりに自分の部屋に旅先から戻ったが、外に出る斜めの階段のわきに、知らない家への斜めの階段も並列していて、誰の家なのか考えていると、そこから女の子と男の子のふたりの子供が上がってきた。最近自分の箱は、もうひとつ違う箱と内部階段でつながっているのだ。
 宇宙人が訪ねてくる時にも、部屋の中に入ってきたという映像で伝わる。こないだグレイのチームがやってきた時も、部屋の壁を透過して入ってきた。ドアを使うことがなかったのだ。これはグレイの上位チームのクアズガが部屋の壁を筒抜けに通るという、ベティ・アンドレアソンの事例を使ったものだろう。
 土のサインであるおとめ座と山羊座とおうし座の三角形で、おとめ座の視覚はこの山羊座の箱のサイズに連動するので、星の箱におとめ座の視覚を同調させれば、もちろん肉眼でこの部屋を見ることができる。ただし肉の目というのは、地球枠の中でのみ存在可能なので、星の箱を見る時、本人は肉眼で見ているつもり、しかし実際には少し違うレベルにある肉眼で見ることになる。

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