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緑青ロシナンテ構築概論


前書き

 お初にお目にかかります、月うさぎ(@MdaTaePraty)と申します。
今回は第五弾初期である現在、ほぼ一切注目されていないと言える「緑青ロシナンテ」の構築について執筆させていただきます。

 4弾環境初期に投稿した青黄クイーンに続いて、他の環境デッキと比較して強さのわりにスポットが当たっていない緑青ロシナンテについて、「構築概論」としてざっくりの情報を発信しようとこの記事の執筆を決めました。
 ロシナンテは、リーダーが「ブロッカー」を持っているという斬新なデザインで使ってみるまで強みがわかりにくく、緑青の混色という恵まれたカードプールで構築が固まりづらいことも相まって現在はかなり評価が低くなっています。
 そんな中で「ロシナンテを使うならここから始めるべき」と自信をもって言える構築が組みあがったため、本記事にて解説させていただきます。
 これから「ロシナンテを使用してみたい」、「使用しているがしっくりくる構築が見つからない」と考えている方はこちらの記事を読んでいただけますと理解が深まるかと思いますので、無料部分だけでもぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

※購入してくださる方が多いと今後も記事を書く励みになりますので、気に入ったらぜひTwitterのフォロー、記事の購入を検討いただけると幸いです。

関連情報

※既知の方は読み飛ばして結構です。
過去弾の記事の一部や初心者~中級者向けのプレイング記事に関しては無料公開しており、よかったらそちらも読んでいただけると幸いです。
まだ手探りではありますが、対戦動画を中心としたyoutubeチャンネルも開設したため、そちらも見てくださると嬉しいです

筆者実績: 
 - 2023CS 一次予選 エリア予選(神奈川) ベスト32 
 - 2023CS 一次予選 決勝大会 ベスト16
X(Twitter):
 @MdaTaePraty
note:
 https://note.com/lockongn006
Youtube:
 https://youtube.com/@optcg_blue_ocean?si=1p1j7CYZFiuwoLNl


【重要】この記事を読む前に

 この記事を見つけて、「推しキャラのロシナンテを環境トップに押し上げるぞ!」と期待されている方には非常に申し訳ないのですが、こちらの記事を読む前に一点だけお伝えしなければならないことがあります。
 このデッキは2023/09/04現在、予選・トーナメント合わせて7~9試合以上の大規模な個人戦へもっていくことはあまりお勧めできません。
 理由としては1点のみで、シェア率も高く環境トップの一角である「青黒サカズキ」にかなり不利がついていることが挙げられます。
 試合数が4-5試合の店舗予選やフラッグシップバトル程度であれば「青黒サカズキ」に一回も当たらなかったり後述するプランで捲ることが出来る可能性も十分ありますが、7~9試合あるような大型非公認CSなどにおいて優勝を目指すにはかなり向かい風が強い環境だと言えます。
 そこまで極端な不利がつく理由や、不利な中で対応しうるプランなどは後述しますが、上記をご了承の上読み進めていただけると幸いです。

ブロッカーを持つリーダー

 以前白ひげの記事、クイーンの記事において「手札の重要性」について語らせていただいたように、ワンピースカードにおいて一番重要なリソースというのは「手札の枚数」であることは5弾が発売されたも変わっていませんし、これからも変わることはないかと思います。
 初心者対上級者の試合で発生する典型的な負け方として、「ライフは守れているけれど、手札が残っていないので相手のキャラへの攻撃を止められなくなり、ゲームの流れをコントロールされてしまった」というものがあります。
 しかし、5弾で登場した「緑青ロシナンテ」というリーダーは「手札の枚数が6枚以下」であればブロッカーとして、相手のキャラへの攻撃を肩代わりすることが出来ます。
 リーダーの持つ「ブロッカー」という能力には大きく分けて2つの使い方があり、1つ目は「小型キャラへの攻撃をリーダーでブロックすることで、相手の攻撃回数を奪うこと」で、2つ目は「大型キャラへの攻撃をライフで肩代わりして相手のパワーを奪うこと」です。
 本記事にて解説する緑青ロシナンテというデッキは、序盤は1つ目の強みで「パワーは低いけれど維持することでアドバンテージを稼ぐキャラ」を守りながらアドバンテージを稼ぐことができ、中盤~終盤には「高パワーなアタッカー」を守ることで相手のライフを削っていくことが出来るという2つの強みを生かすデッキになります。
 また、任意のタイミングで相手のキャラへのアタックをリーダーへのアタックへ変換できるため、「ライフは残っているけど手札が残らずに負けてしまう」という心配をあまりせずに序盤のリーダーへの攻撃を止めることが出来るのもこのデッキの面白い部分となります。


デッキレシピ


mokeymokey様より

こちらが9/4現在、筆者の使用しているデッキレシピです。

 具体的な採用枚数・採用理由に関しては後述しますが、「ベビー5(OP05)」「ドンキホーテ・ドフラミンゴ(OP01)」によって手札の質を上げながらライフを残し、中盤以降はサーチで整えた手札によって相手のデッキの弱みを突いていく構築となっています。

各カード採用理由

リーダー ドンキホーテ・ロシナンテ


 その斬新な能力とは裏腹に、5弾で登場したリーダーの中でも最も評価が低く(9/4現在)、その高いキャラ人気からは想像もつかないほどの採用率の低さを誇っているリーダーとなっています。
 前評判でもリーダー能力の地味さからあまり注目されていませんでしたが、実は5弾にて超強化された「ドンキホーテ海賊団」のキャラと前述した2つの強みが組み合わさって、序盤から安定してゲームを組み立てることが出来るリーダーなのです。
 「ドンキホーテ海賊団」という特徴はキャラの能力に非常に恵まれており、序盤からリソースの差を広げることが出来る「シュガー」や「ベビー5(OP05)」、中盤にテンポを取ることに長けた7コストの「ドンキホーテ・ドフラミンゴ(ST03)」、相手の大型キャラ連打を咎めることの出来る10コストの「ドンキホーテ・ドフラミンゴ(OP04)」、これらのキャラクターを「ベビー5(OP05)」によるサーチでかき集めて、相手が苦手とする戦術を押し付ける柔軟な試合展開を得意とします。

 同じく緑の「ドンキホーテ海賊団」のキャラを擁する兄、「緑紫ドフラミンゴ」との大きな差別化点としては、7コストの「ドンキホーテ・ドフラミンゴ(ST03)」の採用可否と、「シュガー」や「ベビー5(OP05)」とリーダー効果の相性の良さがあります。
 「シュガー」や「ベビー5(OP05)」は効果は強力ですが、相手のサーチ持ち小型キャラなどに非常に弱く、タイミングによっては使い捨てに近い形で消費されてしまうことがあります。
 しかし、そんな時もロシナンテがリーダーであれば最小限の消費で守ることが出来るのです。
 後々ライフを「自分のキャラを相手のアタックから守るブロッカー」とすべく、序盤は1枚で守れる攻撃からはライフを守りながら「ベビー5(OP05)」の効果を回し、中盤以降に必要なカードを集めていくのがこのデッキの基本戦術です。

10コスト ドンキホーテ・ドフラミンゴ(OP04)

 4弾で登場したSRであり、白ひげ環境においては一定の活躍を見せていた大型キャラクター。
 役割としては相手の大型キャラを縛り上げながら連打することで10コスパワー10000のキャラを実質無償降臨させ続けて、相手を詰ませるフィニッシャーとなっています。
 このキャラは効果の対象に「レスト」以外の縛りがないため、高コストで強力なキャラを3体対象に取ることで非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。
 「シュガー」と非常に相性が良く、8-9ドンのターンで「シュガー」を登場させることで、返しのターンに相手が登場させた高コストのキャラクターをレストにすることができて、本来「ドフラミンゴ」の効果対象に出来ない「直前のターンに登場したキャラ」を縛ることが可能になります。
 反面、小型のキャラや速攻を持つキャラが多いデッキ相手にはこのキャラの連打があまり有効打にならないことも多いため、「カヤ」で捨てることも視野に入ります。

8コスト ドンキホーテ・ロシナンテ(OP04)

 4弾で登場したものの、環境デッキでは一切採用が見られなかった大型キャラクター。
 登場時効果は手札に緑の5コストがある必要があり、KO耐性付与も「自身がレストの時限定で、元のコストが5のアクティブのキャラクター」とかなり狭いため扱いづらい印象が強いかと思います。
 強い点としては打点の高いキャラを2面同時展開を出来る点で、耐性付与に関してはほぼおまけとなってます。
 5弾環境においては特に相性のいい5コストのキャラが登場したわけではないものの、「ベビー5(OP05)」の登場によって採用枚数を抑えても必要な対面でサーチしにいけるようになったため採用しました。
 9コストで「カヤ」→「ロシナンテ」→「ロー」→「(カヤ戻して)シュガー」の流れをすると手札の不要なカードをカウンターや「ドフラミンゴ(OP04)」に変換しつつ、ドフラミンゴ着地の舞台を整えることが出来るので非常に強力です。
 ちなみに、現在シェア率がかなり高い「青黒サカズキ」対面はこのカードがカギになっていて、毎ターン1面ずつどんなサイズのキャラも処理をしてくる「青黒サカズキ」に対してはこのキャラで2面展開を行ってから10コスの「ドフラミンゴ」を連打して除去が尽きるのを祈るのが数少ない勝ち筋となります。

7コスト ドンキホーテ・ドフラミンゴ(ST03)

 緑青という色の組み合わせによって採用が可能になったスターター産の7コスドフラミンゴ。
 7コスト以下のキャラをバウンスすることが出来る効果と、7000という優秀なパワーラインを持っています。
 このカードは現在環境で暴れている「紫ルフィ」の「カイドウ(ST04)」で処理されず、「「カイドウ(ST04)」に処理されないラインという理由で採用が増えている7コストのキャラ」をバウンス出来るため評価が高いです。
 中速~低速デッキに対しては相手の中盤を支える中型キャラクターをバウンスすることで相手の攻撃回数を抑えたまま10コストを迎えて、相手の盤面のキャラを10コス「ドフラミンゴ(OP04)」で縛り切れる枚数に抑えるのが非常に強力です。
 また、(当然ですが)このカードも「特徴:ドンキホーテ海賊団」を持っているため、「ベビー5(OP05)」でのサーチに対応していることもこのデッキの対応力の高さに繋がっています。

 

5コスト ディアマンテ

 条件付きでターン終了時にアクティブになる5/6000ブロッカー。
 このデッキにおいてはあまりアクティブ効果は使用せず、「ベビー5(OP05)」にてサーチが出来て、「ロシナンテ(OP04)」で展開出来るブロッカー兼アタッカーとしての採用をしています。
 というのも、このキャラにドンを付与したうえで2ドンアクティブで残すとなると3ドンも必要であり、「蜘蛛の巣がき」とセットでなければあまり効率が良くありません。
 とはいえ「ロシナンテ(OP04)」とも組み合わせられる5コスト、さらにパワー6000のブロッカーにカウンターがついているというスペック自体はそれなりに扱いやすいステータスであるため最大枚数の採用となっています。

5コスト ヴェルゴ(OP01)

 5コストのバニラで、「特徴:ドンキホーテ海賊団」を持っているキャラです。
 除去の少ないデッキに対しては5/7000のスタッツはかなり強力ですが、逆に言うと除去の多い現環境においては活躍する前に処理されてしまうことも多いキャラです。
 「エネル」「ゾロ」などの中型キャラの除去手段が少ないデッキに対しては有効に働くことも多く、「ベビー5(OP05)」でのサーチで拾ってくることも出来るため2枚の採用となっています。

5コスト X・ドレーク

 登場時にレストのコスト4以下のキャラをKO出来るキャラクター。
 主な仮想敵は「赤紫ロー」及び「紫ルフィ」、「赤黄ベロ・ベティ」であり、4コストのアタッカーをアタック回数が少ないうちに処理する役割を持っていて、使うタイミングが限られるため2枚の採用です。
 しかしサーチには対応しておらず、「ロシナンテ(OP04)」から登場させることの出来るキャラの水増しという側面もあるため、環境が変わってきた場合には採用枚数が増えたり減ったりする可能性が高いカードかなと思っています。

5コスト  トラファルガー・ロー(OP01)

  「ディアマンテ」がそのステータスだけで採用されている中、このデッキにおいて上位互換ともいえる存在がこのROMANCE DAWNのローです。
 「ベビー5(OP05)」でのサーチにこそ対応していないものの、「ベビー5」含めて12枚採用している1コストキャラクターを3コストの「ドフラミンゴ(OP01)」と入れ替えたり、「ロシナンテ(OP04)」から登場させて「シュガー」と並べることによって「ドフラミンゴ(OP04)」の舞台を整えることが出来る非常に優秀なキャラとなっています。
 先述したようにサーチに対応していないことが唯一にして最大の欠点であるため、3コストの「ドフラミンゴ(OP01)」でデッキトップ操作をして手札に来るタイミングを調整したり、「カヤ」で引きすぎたカウンターレスのカードを捨てながら引きに行ったりします。
 ※余談ですが、「8ロシナンテ」→「5ロー」→「3ドフラミンゴ」と登場させると、絵面と効果の連続解決感が相まってとても楽しい&ゲーム的にも協力です。

3コスト ヴィオラ

 「特徴:ドンキホーテ海賊団」を持った2000カウンターの1枚です。
 このデッキの2000カウンターの中でも登場させる機会が一番少ないので、優先してカウンターとして使用する一枚になってます。

3コスト ドンキホーテ・ドフラミンゴ(OP01)

 3コスト・パワー4000・ブロッカー・カウンター持ちという基礎的なスペックに加えて、デッキトップ操作までこなす非常に器用なキャラクター。
 序盤から終盤にかけてデッキトップ操作で手札の質を上げることができ、4000という最低限のパワーも持っているためアタッカーとしても十分数えることが出来ます。
 このデッキにおいてはリーダーがブロッカーを持っているため、パワー4000の同値でこのキャラをアタックされたときもリーダーで守ることが出来るため、特にドンが余りやすい後攻では積極的にアタック回数を稼ぎに行きます。

2コスト ドンキホーテ・ロシナンテ(OP05)

 2コストのブロッカーでKO身代わり効果を持っているキャラクター。
 正直なところ、現環境においてはKOによる除去で強力なものが少なく、あっても大抵の場合はアクティブのキャラクターを対象にされるため効果の発動機会は少ないです。
 ただし、10コストの紫「カイドウ(OP01)」など、ロシナンテ自身を含む複数キャラのKOに対しても身代わり効果を使用できるという裁定が出ているため、環境や採用されるカード次第では注目される1枚になるかと思います。
 小型のブロッカーを水増ししたく、サーチが効いてメリット効果を持つこのキャラが選ばれましたが、「モネ(OP05)」や「キラー(OP01)」も競合となりうるかなと思っています。

2コスト シュガー

 非常に強力なシステムキャラクターで、相手の行動を強力に阻害することが出来ます。
 登場時に相手の小型キャラをレストにしてリーダーで処理することで「ベビー5(OP05)」を守る他、「手札のキャラの登場時効果を使ってから盤面のキャラでアタックする」という動きを強力にけん制する、さらには10コス「ドフラミンゴ(OP04)」の効果範囲を広げるなど状況に応じて様々な役割を持たせることが出来ます。
 同様にこのカードを運用できる「特徴:ドンキホーテ海賊団」を持つ「緑紫ドフラミンゴ」との大きな差別化点として、「キャラを登場させてからアタックする」というこのカードへの対応策をリーダーが持つブロッカーにて妨害することが出来る点が挙げられます。
 このキャラや「ベビー5(OP05)」を長生きさせることで「相手の強い動きをさせない」というのがこのデッキの根幹であり、その主軸となるカードなので最大枚数の採用です。

1コスト ベビー5(OP05)

 本記事内でも再三名前が上がり、このカードの存在があるからこのデッキが成り立っていると言っても過言ではないサーチャーです。
 「特徴:ドンキホーテ海賊団」を持つキャラは全体的に優秀なものが多いですが、対面によっては刺さらない・対策されやすいキャラも多いというのが実情です。
 ですが、このカードの存在によって可能となった「相手のリーダーに応じて必要なカードをサーチし、サーチしたカードとリーダーでこのカードやアタッカーを守る動きを繰り返すことで相手とアドバンテージの差を広げること」がこのデッキの基本戦術となります。
 このデッキに2枚採用のカードが5種類存在していますが、そのうち4種はこのカードでサーチすることが可能であり、対面に応じて必要なカードをこのカードや「ドフラミンゴ(OP01)」で取捨選択していくことが出来るため非常に拡張性の高いデッキであると言えます。

1コスト ベビー5(OP04)

 1コストで「特徴:ドンキホーテ海賊団」と2000カウンターを持つキャラクター。
 「ロー(OP01)」と組み合わせて2~3コストのキャラを値切って出したり、最終局面で「ディアマンテ」と「蜘蛛の巣がき」を有効活用するために効果を使うこともありますが、基本的にはサーチ可能な2000カウンターとして使用します。
 余談ですが、このキャラの存在のせいで記事の中に「(OP05)」という記述がめちゃくちゃたくさん必要になって面倒くさかったです。

1コスト カヤ

 2000カウンターと手札交換効果を持っているキャラ。
 このデッキは前述したように対面に応じて必要なカードをサーチできることが強みですが、逆に言うと対面によっては不要なカードをドローしてしまう場合もあります。
 そんな時にこのキャラの手札入れ替え効果を利用することで手札の質を向上させることが出来、合わせて「ロー(OP01)」で回収することによって2000カウンターとして再利用しつつ、ブロッカー等のコストを踏み倒して登場させることが出来ます。
 上述の使用方法が非常に強力なので、2000カウンターの中では出来る限り手札に残した方がいい一枚です。

2コスト 蜘蛛の巣がき

 2コストでパワー+4000しながらキャラクター一体をアクティブにすることが出来るイベントカウンター。
 基本的には「ディアマンテ」や「ロー(OP01)」と合わせて使用し、効率よくライフを守ります。
 「ディアマンテ」とは特に相性が良く、10ドンのターンで「ドフラミンゴ(ST03)」+「ディアマンテへ1ドン付与してアタック」→2ドン余らせて「蜘蛛の巣がき」構えてターン終了、という動きはこのデッキで攻防両立させる強い動きなので狙える時は狙っていきましょう。

不採用カード

2コスト 磁力弦
2コスト ベタベットン流星
2コスト 超過鞭糸

 2コストのイベントカウンターで、「ディアマンテ」と組み合わせる選択肢としては上述の3種類も候補に上がるかなと思っています。
 この中だと「磁力弦」はサーチに引っかからないため枚数を抑えた採用ではプランの中に組み込みづらく、他2種類は環境的に使用したいタイミングが少ないかなという感覚で不採用としています。
 小型キャラクターを並べてくるデッキが多ければブロッカーを減らしてこの辺りのカードを増やすのも視野に入るかなと思います。

基本的な立ち回り

勝ち筋

 このデッキの勝ち筋は、サーチや手札交換、デッキトップ操作で「相手に有効に働くカード」を手札に増やし続け、常に回答札を握って手札の質で相手を詰ませていくことを狙っていきます。
 このデッキのリーダーはキャラを動かしても任意のタイミングでライフをブロッカー+手札1枚に変換することが出来るため、手札1枚で守れる攻撃からは出来る限りライフを守りましょう。
 その上で「シュガー」や「ベビー5(OP05)」の効果を複数回使用して手札を6枚付近に保ちながら相手のリソースを削り、相手のデッキに応じて7コストと10コストの「ドフラミンゴ」を連打して勝ちに行きます。
 速攻を持っていたり除去耐性のあるキャラがおらず、低コストのアタッカーも採用枚数が少ないため除去が豊富なデッキには序盤厳しい戦いを強いられますが、10コストの「ドフラミンゴ(OP04)」であれば大抵の除去はかいくぐれるためそこまで凌ぐ戦いをしましょう。
 

不利な対面に対する対抗手段

 前述した通り「青黒サカズキ」は「ドフラミンゴ(OP04)」を「大型キャラを出しながら」除去してくるため、絶望的に相性が悪いです。
 数少ない勝ち筋としては、基本的にサカズキは1ターンに1枚ずつしか除去が出来ない特性を突いて「ロシナンテ(OP04)」で盤面のキャラを増やして、ロシナンテは返しのターンで除去されても残った「ロー」や「ディアマンテ」でアタックするターンを「ドフラミンゴ(OP04)」で稼ぐといったものになります。
この戦術を行うにあたって、序盤から「ドフラミンゴ(OP01)」を使ってアタック回数を稼ぐと、ロシナンテ登場前にリソースを削ることができるため有効です。

マリガン

 「ベビー5(OP05)」を全力で確保しに行きましょう。対面や相手の動きに応じて必要なカードが変わってきますが、「ベビー5(OP05)」があれば全てをサーチすることが出来ます。
 先攻を取れた場合は「ヴェルゴ(OP01)」や「ドフラミンゴ(ST03)」をピックして、テンポよく出していくのも有効な場合が多いです。

終わりに

 2本目の構築概論である、緑青ロシナンテでしたがいかがだったでしょうか。
 発売前から気になっていたリーダーではあったのですが、構築やプレイになかなか納得がいかず少し遅れての投稿になってしまいました。
 その分環境が少し見えてきてから書くことが出来て、いろいろな課題も見つかったので記事としては良くなったかなと思います。
 まだこのデッキは発展途上であり、対面考察などもまだ浅い部分が多いですが、何か質問や感想などありましたらTwitter(@MdaTaePraty)の方へお気軽にDMしていただければと思います。
 ご拝読ありがとうございました!


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