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打鍼

7年前の記事から・・・

打鍼 もちろん今でも使っていますよ〜(*^^)v

木曜日午後の藤本漢祥院の研修では、同席されている大八木先生にいろいろと鍼灸の秘伝をご教授していただいています。
「先生、打鍼やってる?」
「はい、4月から慢性疾患の患者さんたちに打鍼してます。蓮風先生のDVDを外来に流して、あぁ これをやってるんだなってわかってもらってるんで、自然に打鍼も外来治療の中に溶け込んでいますよ。(以下、専門的なお話なので・・・省略)」
「先生、打鍼はこんなふうにやるんだよ」
と言いながら、目から鱗な打鍼法を伝授していただきました。
(大八木先生は今、打鍼の本を執筆中だそうです→絶対に買いや!)
なるほど&なるほど・・・そやからあそこはいまいちやったんやなぁ・・・
「先生、肩こり、打鍼で治るんやで」
「えぇっ! 先生、教えてください!」
「後頸部のここを痛がる人は、***のここに圧痛があるから、ここを打鍼すると・・・(省略)」
ちゃんと経絡理論に基づいたお話で、とてもわかりやすく、時々、私のお腹を押しながら・・イティ・・・よ〜くわかりました。
レクチャーを受けながら、脳裏には慢性頭痛のあの患者さんの顔が、難治性斜頸のあの患者さんも、しょっちゅうブロック注射してるあのおじさんも・・・うんうん、みんな、待っとれやぁ。。。
さて、今日の外来で。
朝一番の患者さんはいつもの心身症の方でした。打鍼してたら
「先生、今朝から首の後ろがとても痛いんです・・・」
!!! さっそくキタァァァ\(^O^)/
「どれどれ・・・ここ、押すと痛む?」
「キェェ 痛いです!」
「どれどれ・・・ここをトントンとすると・・・・」
「あれれ? もう痛くありません。首も・・・治ってます!」
今日は脳裏に浮かんだ患者さんがオールキャスティングで来院してくださいました。
ひとり、ひとり・・・あそこをトントンと・・・ほほほ、治っちゃったよん(*^^)v
夕診のラストは、難治性斜頸の患者さんでした。
斜頸側の経絡を辿りながら、教わった穴をひとつ、ひとつ、診ていくと・・・ちゃんと圧痛が出ています。
この方、大学病院などを転々として、テトロドトキシン注射も人生極量まで使ってしまっても治らずで、ありとあらゆる治療をしてきたけどダメだったのですが、こうやって経絡を辿って診てもらったことはなかったそうです。これが西洋医学の限界でもあり、東洋医学のピットホールなのですね。
私も半年間、打鍼し続けてきたけど・・・こころのどこかで、これはもう治らないとあきらめていたのですね。北辰会のテキストに斜頸の治し方が載ってないかと調べたことはありましたが、それっきりで・・・いかんいかん、懺悔&懺悔やわ。
もちろん、今日、教わった穴に打鍼をたっぷりと施術しました。
効果は・・・どうかな? 楽しみです。
こういう神の流れ(知恵を授かる→即座に実践がやって来る)に乗った時は、神流を波乗りするように前向きに進んでいかなくてはなりません。
幸いにして蓮風先生の労宮感性を我が掌にコピー&ペーストさせていただいて、その実践もどんどん出来ていますので、そろそろ理論編:臓腑経絡学を勉強して知恵をつけなさい!という天命なのでしょう。
この世の中には、鍼灸治療を必要としている患者さんたちが無数に居ます。
医者も患者さんも治らないとあきらめてしまっているケースの数は・・・想像も出来ません。
神さまたちからがんばれ&がんばれ!と言われているやうな高揚感を握りしめながら・・・どんどんがんばっていきましょう!


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