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脈を聴く

4年前の記事から・・・

あれから4年、私の脈診は一見、進歩していないようにも見えますが、
しっかり&着実に進歩している実感もあります。

研鑽の道とは、そんなものですね。

それがこの世を生きる・・・もそうだけど、

自分自身を生ききることだと思います。

脈診とは、患者さんの守護神・守護霊さんと繋がること

脈診とは、患者さんの内なる宇宙と繋がること

脈診とは、お薬師さまの手となり、言霊を伝えること だと思います。合掌

ごきげんさん 2017.9.17.
チベット医学では、脈を診るのではなく「脈を聴く」と表現します。
指先で「脈を聴く」 とても素晴らしい表現ですね。
まず指先をソッと脈の上に添えて、表層の脈に触れます。
表層の脈が囁き始めます。
少し指先を沈めて、中層の脈を感じます。
中層の脈が歌い始めます。
ズンと指先を沈めると、深層の脈が語り始めます。
左脳でもなく、右脳でもなく、
その中間に無限に広がる宇宙の静けさの中に、脈が聴こえてきます。
私たちが暮らしているこの宇宙は真空で真っ暗闇ですが、
実はとても豊かな光と音に満ちあふれていることは、もうご存じでしょう。
脈に触れて、まず指先でそれぞれの深さの脈を読みます。少し左脳と右脳を使いながら。
次に左脳を止めて、右脳だけで脈を感じます。
脈がいろいろなイメージやビジョンを見せてくれます。心身のメッセージが伝わってきます。
やがて右脳も止まると、脈が聴こえてきます。
この病の原因は何ですか?  この病はどうしたら治りますか?
脈に尋ねると、脈は答えてくれます。「脈を聴く」です。
過去生に原因があれば、そのビジョンが見えてきます。
今生の幼少期に原因があれば、そのビジョンを見せてくれます。
見ながら、こころのバイブレーションや魂の震えが伝わってきます。これも「脈を聴く」です。
脈が近未来のビジョンを見せてくれることもあります。
妊娠だったり、ケガだったり、大切な人との別れだったり・・・
病の予後を語ってくれることもあります。
チベット脈診には、鬼神脈や死脈もあります。
あの脈がそうだったのかな・・・
確かに鬼神脈も死脈も聴こえることがあります(これを患者さんに伝えることはありません)
どうしたら脈が聴こえるようになれますか?
夜空を見上げて、漆黒の宇宙いっぱいに豊かな光が見えて、ふくよかな音に酔いしれることができた時、脈が聴こえてきますよ。


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